韓国鉄道9900系電車
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車両
10両編成2本、20両が製造された。電気方式は交流25kV、60Hz。10両固定編成で指定席の一般車のほか、7号車に特室(日本のグリーン車に相当)、6号車に食堂車も連結されていた。
- 9900型 - 1号車・10号車 - Tc(付随先頭車)、一般車
- 9920型 - 2号車・4号車・9号車 - M(中間電動車・屋上に抵抗器有り)、一般車
- 9950型 - 3号車・5号車・8号車 - M'(中間電動車・パンタグラフ有り)、一般車
- 9980型 - 7号車 - Ts(付随車)、特室車(グリーン車に相当)
- 9990型 - 6号車 - Tb(付随車)、食堂車
- 清凉里方面が1号車、東海方面が10号車
車体外観は当時のセマウル号形客車と同じで、先頭形状などは日本の国鉄特急電車にも似ている。開業当初はクリーム色の車体に赤い帯が巻かれていたが、まもなく「初期塗色」と称された水色の地に朱色の帯を巻いた塗装に変更され、その後、白い車体に黄色と橙色の帯となり、トンイル号格下げの際に白地に黄色と緑の帯のトンイル号カラーとなった。
特室は当時のセマウル号と同じ簡易リクライニングシートであるが、一般車はムグンファ号形客車と同じで、後にこれらの客車は後にセマウル号→ムグンファ号、ムグンファ号→トンイル号に格下げされたため、9900系の車内は他のムグンファ号に比べて見劣りするところとなった。
食堂車はKTX開業以前は多くの列車に連結されていたが、ムグンファ号は軽食を出すビュッフェタイプが多い中、この列車は本格的な食堂車を連結していた。
設備の陳腐化のため、アコモデーション改造によりグレードアップを図る計画もあったが、車体の老朽化が激しいため、1999年6月のダイヤ改正によってトンイル号へ格下げとなった。格下げの際、全車自由席となって特室も一般室として開放された。食堂は閉鎖され、食堂車のまま座席車として運転されたが、2001年2月28日の運行を最後に廃止、車両は直接廃車となった。
廃車後は先頭車の9904号が2001年8月から鉄道博物館に保存展示されている。当初は廃車時の塗装で展示されたが、後に登場時の塗装に復元された。