EXPRESS (人工衛星)

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所属 ISAS, USEF, DARA
主製造業者 DASA, OHB, DBS
公式ページ JAXA, DLR
状態 運用終了
回収型衛星EXPRESS
所属 ISAS, USEF, DARA
主製造業者 DASA, OHB, DBS
公式ページ JAXA, DLR
状態 運用終了
目的 宇宙環境利用実験の実施
再突入・回収技術の習得
計画の期間 5.5日間
打上げ場所 鹿児島宇宙空間観測所
打上げ機 M-3SIIロケット 8号機
打上げ日時 1995年1月15日
22時45分 JST
運用終了日 1995年1月15日
消滅日時 1995年1月16日(落下)
物理的特長
本体寸法 直径:1.01m
高さ:2.226m
質量 765kg(全備質量)
405kg(RM)
主な推進器 12.25kNレトロブーストモータ(RBM)
コールドガススラスタ×6
姿勢制御方式 三軸制御方式
軌道要素
軌道 楕円軌道
近点高度 (hp) 210km(予定)
110 km(実際)
遠点高度 (ha) 400km(予定)
250 km(実際)
軌道傾斜角 (i) 31度(予定)
33度(実際)
軌道周期 (P) 90分(予定)
搭載機器
CATEX 触媒創製実験
R-TEX 再突入技術実験
HiPMEX 高機能材料実験
CETEX セラミックタイル実験
PYREX パイロメータ実験
RAFLEX 希薄流実験
引用資料[1]
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EXPRESS(EXPeriment RE-entry Space System, 自立帰還型無人宇宙実験システム)は日独共同プロジェクトとして1995年に打ち上げられた再突入型人工衛星。打上げに失敗し、ミッションは遂行できなかったが、回収には最終的に成功した。

80年代末のミュークラスのロケットを使用した微小重力実験などを行いたいという要請に端を発し[2]、本計画は日独科学技術協力協定に基づき、日独初の共同宇宙プロジェクトとして1990年10月にスタートした[3]

本計画の目的は

  1. 機動的、主体的な宇宙環境利用実験の実施機会の確保[4]
  2. 宇宙環境の産業利用促進のための技術開発[4]
  3. 軌道再突入、回収技術の習得[4]

であり、回収カプセルにはドイツ宇宙機関(DARA, 現・ドイツ航空宇宙センター)が依頼して製造されたロシア製のカプセルが使用された[5]。カプセルは再使用可能で、5回程度の実験を行う予定だった[5]

第1回目の実験では日本のM-3SIIロケットが打上げを行い、地球周回軌道上で石油精製用の触媒創製実験を5日間実施し、その後固体ロケットモータを点火して、リエントリーモジュールが大気圏再突入、オーストラリア南部のウーメラ付近の砂漠で回収される、という計画だったが後述のように打上げが失敗し、結局実験はこの1度しか行われなかった[4][5]。2回目以降の打ち上げはJ-Iロケットで行う予定だった[6]

担当

日本側は宇宙科学研究所(ISAS)、通商産業省が計画に参加し、ドイツ側は、ドイツ宇宙機関(DARA)、ドイツエアロスペース(DASA)、ドイツ宇宙オペレーションセンター(DLR/GSOC)が参加した[7]無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)は、通商産業省および新エネルギー・産業技術総合開発機構からの委託により、プロジェクトのとりまとめ、システム検討、触媒創製実験装置の開発およびに、実験実施の計画を担当した[3]

計画全体としてドイツ側が機体を製作し、日本側が軌道上触媒精製実験を実施、大気圏再突入実験は日独共同で行う予定だった[8]

機体

実験に使用するカプセルは、実験装置等が搭載され、大気圏再突入して回収されるリエントリモジュール(RM)と、システムを運用する機器等を搭載したサービスモジュール(SM)から構成されていた[7]。RMとSMの結合時の全長は2.2m、直径1m、重量770kgになった[7]

計画では、実験終了後に軌道離脱用の固体ロケットで地球周回軌道を離脱し、再突入軌道に投入された後はSMがRMから分離され、SMは投棄される予定だった[7]。一方のRMは高度約120kmから再突入実験として飛行環境の計測の他、各種耐熱材料実験等が行われた後パラシュートを展開し、ビーコン信号を発信しながら降下して砂漠に着地することになっていた[7]

RMには触媒創製実験(CATEX)のための加熱炉2基と、ドイツ・日本の再突入実験の熱シールド素材(独:CETEX, PYREX, RAFLEX、日:RTEX)を搭載していた[9]

なお、ロシア製の回収カプセルを使用することになった背景として、ソ連崩壊に伴う国際的な財政援助という配慮があったという[10]。回収カプセルは部分軌道爆撃システム用の弾頭やサリュート宇宙ステーション用の回収カプセルの技術をもとにしている[6]

打上げの失敗とカプセルの発見

参考文献

外部リンク

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