HAKUTO-R ミッション2

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所属 ispace
主製造業者 ispace
運用者 ispace
HAKUTO-R ミッション2
RESILIENCE
RESILIENCEランダーの模型
所属 ispace
主製造業者 ispace
運用者 ispace
国際標識番号 2025-010B
カタログ番号 62717
状態 月面にて大破
目的 月探査
観測対象
打上げ場所 ケネディー宇宙センター 39A射点
打上げ機 ファルコン9ブロック5
打上げ日時 2025年1月15日6時11分 (UTC)[1]
軟着陸日 2025年6月6日午前4時17分頃 (JST)(当初予定時刻)
衝突日 同日午前4時15分頃 (JST)(推定) [2]
通信途絶日 同日午前4時15分頃 (JST)(推定)
運用終了日 2025年6月6日[3]
先代 HAKUTO-R ミッション1
物理的特長
本体寸法 直径1.6 m 高さ 1.64 m の八角柱
最大寸法 2.6 m x 2.3 m x 2.6 m
質量 340 kg (乾燥質量)
発生電力 350 W
主な推進器 400 Nスラスター x 1
200 Nスラスター x 6
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HAKUTO-R ミッション2 (ハクトアール ミッションツー、M2) は、日本の航空宇宙企業ispace2025年1月15日に打ち上げた月探査機。同社の月探査プログラムHAKUTO-Rの第二弾として月面車 (ローバー) による探査を行う計画で[4]月面着陸ミッションは約5か月後の同年6月6日[5]に実施されたが、失敗に終わっている。

HAKUTO-R ミッション2はispaceが実施した月探査ミッション。キャッチフレーズは「日本を失敗できない国にしない」。着陸機にはミッション1同様ispace自社開発のシリーズ1が使用された。また、同ミッションではispaceが開発したマイクロローバー「TENACIOUS」による月探査が行われる予定であった[6]。打ち上げは当初2020年に予定されていたが、その後数回延期され、2025年1月15日に打ち上げられた[1][4][7]。同年6月6日にマイルストーン9に失敗し、キャッチフレーズの通り同ミッションも未了となった。

搭載された貨物

以下のペイロードがHAKUTO-R ミッション2に搭載された[8][9]

月面用水電解装置
高砂熱学工業が開発した[10]。着陸機が月面に降り立ったのち、電解装置が水を原料に水素と酸素を生成する実証実験を行う予定であった[11][12]。高砂熱学によると、M2に搭載された装置が月面での水素と酸素の生成に成功すれば、これは世界初になるとされていた[13][14][15]。月には水が存在すると考えられており、将来それを採取して電気分解することによりロケットの燃料や、人が生活するための酸素を現地調達できることが期待されている[16]。M2で行うとされていた実証では月の水ではなく、装置と一緒に地球から運んだ水を使用する予定であった[17]。また同社は装置の開発で得たノウハウは地上製品の省エネ技術へスピンオフでき、持続可能な社会の構築に役立つとしている[17][16]
株式会社ユーグレナの自己完結型食料生産モジュール
台湾・国立中央大学の深宇宙放射線プローブ
株式会社バンダイナムコ研究所の「GOI宇宙世紀憲章プレート」
スウェーデンのアーティスト、ミカエル・ゲンバーグスウェーデン語版の「ムーンハウスプロジェクト」
ispace EUROPEが開発した小型月面探査車「TENACIOUS
人類の言語と文化遺産を記録したユネスコのメモリーディスク
RESILIENCEランダーに搭載[18]

運用

HAKUTO-R ミッション2は2025年01月15日午後3時11分にアメリカのケネディ宇宙センターからSpaceXファルコン9Firefly Aerospace社の月着陸船ブルーゴースト英語版と共に打ち上げられた[19]。 打ち上げから約5か月後の同年6月6日に月面着陸ミッションが実施された[5]。同日午前3時13分、着陸シーケンスの実行を指示するコマンドが送信され、RESILIENCEランダーは月周回軌道を離脱し、降下を開始した。高度約100kmから約20kmまでは惰性降下が行われ、その後、予定通り主エンジンを噴射して減速を開始した[3]。しかし、着陸予定時刻の約1分45秒前、高度は52m、速度は約187km/hを示していた。その数秒後、速度表示が表示されなくなり、高度が-223mと表示された直後に通信が途絶した[2]。同日9時時点で通信の回復が見込まれず、月面着陸を確認する事が困難と判明し、ミッション2の終了を判断をした[3]

ispaceは6月24日、失敗に終わった技術的な要因の分析結果に関する報告会を開催した[20]。それによれば、レーザーレンジファインダー(LRF)からの有効な高度データの取得が想定よりも遅く始まったために、十分な減速ができなかったことが示された。今後は着陸センサー周りの検証計画や選定・運用の見直しをするとしているものの、2025年12月現在においてこれらに関する具体的な発表は行われていない。

マイルストーン

以下のマイルストーンが予定されていた[8]。日本時間2025年6月6日、マイルストーン9「月面着陸」は失敗に終わった[21]

マイルストーン 打上後期間 内容 達成状況
Success 1 2,3日前 打ち上げ準備の完了 完了
Success 2 1時間後 打ち上げ及び分離の完了 完了
Success 3 数時間後 安定した航行状態の確立 完了
Success 4 1,2日後 初回軌道制御マヌーバの完了 完了
Success 5 1か月後 月フライバイ 完了
Success 6 3か月から3か月半後 月周回前の最後の深宇宙軌道制御マヌーバ 完了
Success 7 4か月後 月周回軌道投入 完了[22]
Success 8 4か月半後 月周回軌道上での最後の軌道制御マヌーバ 完了[3]
Success 9 4か月半後 月面着陸の完了 失敗[21]
Success 10 4か月半後 月面着陸後の安定状態の確立 未完

脚注

関連項目

外部リンク

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