HADES (ゲーム)

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ジャンル ローグライク(ローグライト)、アクションRPGクォータービュー
対応機種
発売元 Supergiant Games
Private Division(PlayStation系列のパッケージ版等のみ)[1]
Hades
ジャンル ローグライク(ローグライト)、アクションRPGクォータービュー
対応機種
開発元 Supergiant Games
発売元 Supergiant Games
Private Division(PlayStation系列のパッケージ版等のみ)[1]
ディレクター Greg Kasavin[2]
デザイナー
  • Amir Rao
  • Gavin Simon
  • Greg Kasavin
  • Eduardo Gorinstein
  • Alice Lai
  • Spencer wan
シナリオ Greg Kasavin
プログラマー
  • Gavin Simon
  • Andrew Wang
  • Dexter Friedman
  • Alice Lai
  • Nikola Sobajic
音楽 Darren Korb
美術
  • Jen Zee
  • Joanne Tran
  • Paige Carter
人数 シングルプレイヤー
発売日
  • Windows, macOS, Switch
  • 2020年9月17日
  • PS4, PS5, Xbox One, Series X/S
  • 2021年8月13日
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HADES』(ハデス)は、アメリカ合衆国Supergiant Games英語版が開発・販売したゲームソフトギリシア神話を題材にしたローグライクアクションRPG[3]

英国アカデミー賞ゲーム部門ベストゲーム賞The Game Awardsベストインディーゲーム賞、ネビュラ賞ゲームライティング部門など、多くの賞を獲得した[4]。販売数は100万本を超える[5]

2018年12月、PC版をEpic Gamesストアの時限独占タイトルとして、アーリーアクセスで発売[6]。2020年9月、正式リリースと同時にNintendo Switch版も発売[7]。2021年8月、PS4PS5Xbox OneXbox Series X/S版を発売した[8]

どの版も当初は日本語非対応だったが、ハチノヨンの翻訳により、2021年4月にPC版が日本語に対応[9]。2021年6月にSwitch[3]、2021年8月にXbox系列[1]、2021年9月にPS系列[1]の日本語版が発売された。

2024年5月、続編『HADES II英語版』をアーリーアクセスで発売[10]、2025年9月、正式リリースした[11]

舞台は冥王ハデスが統治する冥界。ハデスの息子ザグレウスは、毎日のように「家出」すなわち冥界からの脱出を試みていた[12]。その背景には、ザグレウスの特殊な生い立ちがあった――。

システム

プレイヤーはザグレウスを操作して、モンスターやトラップに満ちた冥界のダンジョンからの脱出を目指す[12]HPが尽きるたび、スタート地点かつ拠点の「ハデスの館」から再挑戦となる。挑戦するたび、ダンジョンの構造や得られるアイテムが変化する[12]

挑戦を繰り返す中で、ハデスの館やダンジョンにいる個性豊かなキャラクターとの会話を通じてストーリーが描かれる[13]

開発

Youtubeに開発ドキュメンタリー動画(Hades: Developing Hell)が公開されている。

Supergiant Games英語版は、2017年夏に前作『Pyre英語版』を発売した数週間後から、本作の計画を立て始めた[14]。そこで、本作ではアーリーアクセス制を採用してプレイヤーのフィードバックを取り入れながら開発することにした[15]ローグライクという周回プレイが前提のジャンルが選ばれたのも、そのような開発体制と相性が良いというのが理由の一つだった[15]。また、同社はスタッフが20人弱の小さな会社だったため、アーリーアクセス中はマルチプラットフォームではなくPCに焦点を絞って対応することにした[15]

ギリシア神話が題材に選ばれた理由は、スタッフの多くが生涯魅了されてきた題材であることや[14]、ディレクター兼シナリオライターのグレッグ・カサヴィン英語版にとって、ギリシア神話の神々が機能不全家族に通じる現代的で興味深い存在だったこと[14][15]、「手垢が付いた題材でありながら未開拓な題材でもある」という点でローグライクと共通すること[15]などによる。当初の案では「ハデス」ではなく「ミノス」という題名で、テセウスを操作してクノッソス迷宮から脱出するという設定だったが、本作のナラティブと相性が悪いと判断されたため最終的に却下された[16]。開発と並行してカサヴィンがギリシア神話を調べる中で、ハデスの息子ザグレウスが本作のナラティブと合致する存在として見出され、テセウスは敵ボスキャラクターの位置に収まった[17]。作中では、ゼウスディオニュソスはザグレウスの親戚として登場するが、ゼウス父親説やディオニュソス同一神説に関するイベントも用意されている。また、ギリシア神話を題材にするにあたって、キャラクターデザインにおける裸体美英語版の要素や、両性愛同性愛の要素も取り入れられた[18][19]

同社過去作の『Bastion英語版』や『Transistor英語版』が直線的なストーリーだったのと対照的に、本作はダンジョンと拠点の往復を通じて複雑な仕方でストーリーが描かれるため、それに応じて膨大なダイアログが用意された[16]。ダイアログの総数は単語換算で約30万ワードに及ぶ[20]

音楽は、同社過去作と同じくダレン・コーブ英語版が手掛けている。一部楽曲にはオースティン・ウィントリー黒沢ダイスケ青木征洋らが携わっている。

声優は、ハデス役やナレーター役を兼役したローガン・カニンガム(Logan Cunningham)がコーブの高校時代の友人であるなど、ほぼスタッフのツテでキャスティングされている[20][21]。なお、コーブはザグレウス役やスケルトンのスケリー役、カサヴィンはヒュプノス役の声優を兼任している[20]

開発中、過去作から自社製ゲームエンジンに使ってきたC#Microsoft XNA FrameworkCに移行した[22]

開発が終盤に差し掛かった2020年3月からは、COVID-19の世界的流行によりリモートワークに移行した[22][20]。2020年6月、ジョージ・フロイド抗議運動が全米で起こる中、サンフランシスコにある社屋が空き巣被害に遭った[23][22]

販売

本作の発表は、2018年12月のThe Game Awardsで行われた[24]。TGA主催者のジェフ・キーリーによれば、同年2月頃にSupergiant側からその打診があった[25]

発表後すぐ、同月オープンしたばかりのEpic Gamesストアローンチタイトルかつ時限独占タイトルとして、アーリーアクセスが始まった[6]。同ストアが選ばれた理由は、Supergiant側が同ストアの「クリエイターサポートプログラム」(ゲームストリーマーやコミュニティを支援するプログラム)の理念に共感したこと等による[15]

Epic Gamesストアの時限独占が終了した2019年12月、Steamでも販売を開始した[6]。アーリーアクセスが終了した2020年9月、Nintendo Switchのダウンロード版を発売した[7]。2021年3月にはSwitchのパッケージ版[26]、2021年8月にはPS4PS5Xbox OneXbox Series X/Sのダウンロード版とパッケージ版を発売した[8]。Xbox系列はXbox Game Passにも対応している[1]

アーリーアクセスが終了した時点で、すでに約70万本売れており、さらに終了後わずか数日で30万本売れ、ミリオンセラータイトルとなった[5][27]

評価

評価
集計結果
媒体結果
MetacriticNS: 93/100[28]
PC: 93/100[29]
PS5: 93/100[30]
XSX: 93/100[31]
レビュー結果
媒体結果
デストラクトイド9/10[32]
Edge9/10
EurogamerEssential[33]
ファミ通38/40
ゲーム・インフォーマー8.5/10[34]
GameSpot9/10[35]
IGN9/10[36]
Jeuxvideo.com18/20[37]
NintendoLife10/10stars[38]
Nintendo World Report10/10[39]
PC Gamer US90/100[40]
ガーディアン5/5stars[41]

Metacriticでは「世界的絶賛」("universal acclaim")の高評価を得た[28][29]。また、IGN[42][14]Eurogamer[43][14]USGamer[44]Polygon[45]Giant Bomb[46]デストラクトイド[47]タイム誌[48]ワシントン・ポスト[49]スラントマガジン英語版[50]エンターテインメント・ウィークリー[51]など、50を超えるメディアのゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した[14]。これほどの反響は、カサヴィン自身にとっても予想外だった[14]

主にストーリー、キャラクター、ゲームプレイ体験、音楽が評価されている[52][53][54][55][56][57][58][59]。また、SFファンタジー作品を扱うネビュラ賞ヒューゴー賞[60]LGBTQ作品を扱うGLAADメディア賞[61]Gayming Awards英語版[62]など、多方面から評価されている。

受賞

※太字は大賞部門。

開催年 部門 結果 出典
2020 ゴールデンジョイスティックアワード Ultimate Game of the Year ノミネート [63]
PC Game of the Year ノミネート
Best Storytelling ノミネート
Best Visual Design ノミネート
Best Indie Game 受賞
Critic's Choice 受賞
The Game Awards 2020英語版 Game of the Year ノミネート [64]
Best Game Direction ノミネート
Best Narrative ノミネート
Best Art Direction ノミネート
Best Score and Music ノミネート
Best Performance ノミネート
Best Indie 受賞
Best Action 受賞
Player's Voice ノミネート
2021 第10回 New York Game Awards英語版 Game of the Year 受賞 [65]
Best Writing 受賞
Best Acting (Logan Cunningham) 受賞
Best Indie Game 受賞
Best Music 受賞
第17回英語版英国アカデミー賞ゲーム部門(BAFTAゲーム賞) ベストゲーム 受賞 [66][67]
Artistic Achievement 受賞
Audio Achievement ノミネート
Game Design 受賞
Music ノミネート
Narrative 受賞
Original Property ノミネート
Performer in a Supporting Role (Logan Cunningham) 受賞
GLAADメディア賞 Outstanding Video Game ノミネート [61]
Gayming Awards英語版 Game of the Year 受賞 [62]
Gayming Magazine Readers’ Award 受賞
第24回英語版D.I.C.E. Awards Game of the Year 受賞 [68][69]
Outstanding Achievement in Art Direction ノミネート
Outstanding Achievement in Character (Zagreus) ノミネート
Outstanding Achievement in Story ノミネート
Action Game of the Year 受賞
Outstanding Achievement for an Independent Game 受賞
Outstanding Achievement in Game Design 受賞
Outstanding Achievement in Game Direction 受賞
ネビュラ賞 ゲームライティング部門 受賞 [70][71]
ヒューゴー賞 Best Video Game (2021年特別創設) 受賞 [60][72][73]
第21回英語版ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード(GDCアワード) Game of the Year 受賞 [74]
Best Audio 受賞
Best Design 受賞
Innovation Award ノミネート
Best Narrative ノミネート
Best Visual Art ノミネート
第1回 Global Industry Game Awards Miscellaneous - Best Representation 受賞 [75]
Art - Best 2D Animation 受賞
Art - Best 2D Character Design 受賞
Art - Best 2D Environment Art ノミネート
Art - Best UI Art 受賞
Audio - Best Voice Acting 受賞
Design - Best Systems Design 受賞
Design - Best UI/UX 受賞
Writing/Narrative - Best Dialogue 受賞
Writing/Narrative - Best Narrative Design 受賞

HADES II

出典

外部リンク

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