HADES (ゲーム)
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Private Division(PlayStation系列のパッケージ版等のみ)[1]
| ジャンル | ローグライク(ローグライト)、アクションRPG、クォータービュー |
|---|---|
| 対応機種 | |
| 開発元 | Supergiant Games |
| 発売元 |
Supergiant Games Private Division(PlayStation系列のパッケージ版等のみ)[1] |
| ディレクター | Greg Kasavin[2] |
| デザイナー |
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| シナリオ | Greg Kasavin |
| プログラマー |
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| 音楽 | Darren Korb |
| 美術 |
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| 人数 | シングルプレイヤー |
| 発売日 |
|
『HADES』(ハデス)は、アメリカ合衆国のSupergiant Gamesが開発・販売したゲームソフト。ギリシア神話を題材にしたローグライク・アクションRPG[3]。
英国アカデミー賞ゲーム部門ベストゲーム賞、The Game Awardsベストインディーゲーム賞、ネビュラ賞ゲームライティング部門など、多くの賞を獲得した[4]。販売数は100万本を超える[5]。
2018年12月、PC版をEpic Gamesストアの時限独占タイトルとして、アーリーアクセスで発売[6]。2020年9月、正式リリースと同時にNintendo Switch版も発売[7]。2021年8月、PS4・PS5・Xbox One・Xbox Series X/S版を発売した[8]。
どの版も当初は日本語非対応だったが、ハチノヨンの翻訳により、2021年4月にPC版が日本語に対応[9]。2021年6月にSwitch[3]、2021年8月にXbox系列[1]、2021年9月にPS系列[1]の日本語版が発売された。
システム
開発
Youtubeに開発ドキュメンタリー動画(Hades: Developing Hell)が公開されている。
Supergiant Gamesは、2017年夏に前作『Pyre』を発売した数週間後から、本作の計画を立て始めた[14]。そこで、本作ではアーリーアクセス制を採用してプレイヤーのフィードバックを取り入れながら開発することにした[15]。ローグライクという周回プレイが前提のジャンルが選ばれたのも、そのような開発体制と相性が良いというのが理由の一つだった[15]。また、同社はスタッフが20人弱の小さな会社だったため、アーリーアクセス中はマルチプラットフォームではなくPCに焦点を絞って対応することにした[15]。
ギリシア神話が題材に選ばれた理由は、スタッフの多くが生涯魅了されてきた題材であることや[14]、ディレクター兼シナリオライターのグレッグ・カサヴィンにとって、ギリシア神話の神々が機能不全家族に通じる現代的で興味深い存在だったこと[14][15]、「手垢が付いた題材でありながら未開拓な題材でもある」という点でローグライクと共通すること[15]などによる。当初の案では「ハデス」ではなく「ミノス」という題名で、テセウスを操作してクノッソスの迷宮から脱出するという設定だったが、本作のナラティブと相性が悪いと判断されたため最終的に却下された[16]。開発と並行してカサヴィンがギリシア神話を調べる中で、ハデスの息子ザグレウスが本作のナラティブと合致する存在として見出され、テセウスは敵ボスキャラクターの位置に収まった[17]。作中では、ゼウスやディオニュソスはザグレウスの親戚として登場するが、ゼウス父親説やディオニュソス同一神説に関するイベントも用意されている。また、ギリシア神話を題材にするにあたって、キャラクターデザインにおける裸体美の要素や、両性愛・同性愛の要素も取り入れられた[18][19]。
同社過去作の『Bastion』や『Transistor』が直線的なストーリーだったのと対照的に、本作はダンジョンと拠点の往復を通じて複雑な仕方でストーリーが描かれるため、それに応じて膨大なダイアログが用意された[16]。ダイアログの総数は単語換算で約30万ワードに及ぶ[20]。
音楽は、同社過去作と同じくダレン・コーブが手掛けている。一部楽曲にはオースティン・ウィントリー、黒沢ダイスケ、青木征洋らが携わっている。
声優は、ハデス役やナレーター役を兼役したローガン・カニンガム(Logan Cunningham)がコーブの高校時代の友人であるなど、ほぼスタッフのツテでキャスティングされている[20][21]。なお、コーブはザグレウス役やスケルトンのスケリー役、カサヴィンはヒュプノス役の声優を兼任している[20]。
開発中、過去作から自社製ゲームエンジンに使ってきたC#・Microsoft XNA FrameworkをCに移行した[22]。
開発が終盤に差し掛かった2020年3月からは、COVID-19の世界的流行によりリモートワークに移行した[22][20]。2020年6月、ジョージ・フロイド抗議運動が全米で起こる中、サンフランシスコにある社屋が空き巣被害に遭った[23][22]。
販売
本作の発表は、2018年12月のThe Game Awardsで行われた[24]。TGA主催者のジェフ・キーリーによれば、同年2月頃にSupergiant側からその打診があった[25]。
発表後すぐ、同月オープンしたばかりのEpic Gamesストアのローンチタイトルかつ時限独占タイトルとして、アーリーアクセスが始まった[6]。同ストアが選ばれた理由は、Supergiant側が同ストアの「クリエイターサポートプログラム」(ゲームストリーマーやコミュニティを支援するプログラム)の理念に共感したこと等による[15]。
Epic Gamesストアの時限独占が終了した2019年12月、Steamでも販売を開始した[6]。アーリーアクセスが終了した2020年9月、Nintendo Switchのダウンロード版を発売した[7]。2021年3月にはSwitchのパッケージ版[26]、2021年8月にはPS4・PS5・Xbox One・Xbox Series X/Sのダウンロード版とパッケージ版を発売した[8]。Xbox系列はXbox Game Passにも対応している[1]。
アーリーアクセスが終了した時点で、すでに約70万本売れており、さらに終了後わずか数日で30万本売れ、ミリオンセラータイトルとなった[5][27]。
評価
| 評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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Metacriticでは「世界的絶賛」("universal acclaim")の高評価を得た[28][29]。また、IGN[42][14]、Eurogamer[43][14]、USGamer[44]、Polygon[45]、Giant Bomb[46]、デストラクトイド[47]、タイム誌[48]、ワシントン・ポスト[49]、スラントマガジン[50]、エンターテインメント・ウィークリー[51]など、50を超えるメディアのゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した[14]。これほどの反響は、カサヴィン自身にとっても予想外だった[14]。
主にストーリー、キャラクター、ゲームプレイ体験、音楽が評価されている[52][53][54][55][56][57][58][59]。また、SF・ファンタジー作品を扱うネビュラ賞やヒューゴー賞[60]、LGBTQ作品を扱うGLAADメディア賞[61]やGayming Awards[62]など、多方面から評価されている。
受賞
※太字は大賞部門。
| 開催年 | 賞 | 部門 | 結果 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2020 | ゴールデンジョイスティックアワード | Ultimate Game of the Year | ノミネート | [63] |
| PC Game of the Year | ノミネート | |||
| Best Storytelling | ノミネート | |||
| Best Visual Design | ノミネート | |||
| Best Indie Game | 受賞 | |||
| Critic's Choice | 受賞 | |||
| The Game Awards 2020 | Game of the Year | ノミネート | [64] | |
| Best Game Direction | ノミネート | |||
| Best Narrative | ノミネート | |||
| Best Art Direction | ノミネート | |||
| Best Score and Music | ノミネート | |||
| Best Performance | ノミネート | |||
| Best Indie | 受賞 | |||
| Best Action | 受賞 | |||
| Player's Voice | ノミネート | |||
| 2021 | 第10回 New York Game Awards | Game of the Year | 受賞 | [65] |
| Best Writing | 受賞 | |||
| Best Acting (Logan Cunningham) | 受賞 | |||
| Best Indie Game | 受賞 | |||
| Best Music | 受賞 | |||
| 第17回英国アカデミー賞ゲーム部門(BAFTAゲーム賞) | ベストゲーム | 受賞 | [66][67] | |
| Artistic Achievement | 受賞 | |||
| Audio Achievement | ノミネート | |||
| Game Design | 受賞 | |||
| Music | ノミネート | |||
| Narrative | 受賞 | |||
| Original Property | ノミネート | |||
| Performer in a Supporting Role (Logan Cunningham) | 受賞 | |||
| GLAADメディア賞 | Outstanding Video Game | ノミネート | [61] | |
| Gayming Awards | Game of the Year | 受賞 | [62] | |
| Gayming Magazine Readers’ Award | 受賞 | |||
| 第24回D.I.C.E. Awards | Game of the Year | 受賞 | [68][69] | |
| Outstanding Achievement in Art Direction | ノミネート | |||
| Outstanding Achievement in Character (Zagreus) | ノミネート | |||
| Outstanding Achievement in Story | ノミネート | |||
| Action Game of the Year | 受賞 | |||
| Outstanding Achievement for an Independent Game | 受賞 | |||
| Outstanding Achievement in Game Design | 受賞 | |||
| Outstanding Achievement in Game Direction | 受賞 | |||
| ネビュラ賞 | ゲームライティング部門 | 受賞 | [70][71] | |
| ヒューゴー賞 | Best Video Game (2021年特別創設) | 受賞 | [60][72][73] | |
| 第21回ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード(GDCアワード) | Game of the Year | 受賞 | [74] | |
| Best Audio | 受賞 | |||
| Best Design | 受賞 | |||
| Innovation Award | ノミネート | |||
| Best Narrative | ノミネート | |||
| Best Visual Art | ノミネート | |||
| 第1回 Global Industry Game Awards | Miscellaneous - Best Representation | 受賞 | [75] | |
| Art - Best 2D Animation | 受賞 | |||
| Art - Best 2D Character Design | 受賞 | |||
| Art - Best 2D Environment Art | ノミネート | |||
| Art - Best UI Art | 受賞 | |||
| Audio - Best Voice Acting | 受賞 | |||
| Design - Best Systems Design | 受賞 | |||
| Design - Best UI/UX | 受賞 | |||
| Writing/Narrative - Best Dialogue | 受賞 | |||
| Writing/Narrative - Best Narrative Design | 受賞 |