Umios

日本の食品・水産会社 From Wikipedia, the free encyclopedia

Umios株式会社(ウミオス、: Umios Corporation[3])は、東京都港区高輪に本社を置く日本の大手食品会社。旧社名はマルハニチロ株式会社

市場情報
東証プライム 1333
2014年4月1日上場
本社所在地 日本の旗 日本
108-8620
東京都港区高輪二丁目21番2号
THE LINKPILLAR 1 SOUTH
北緯35度38分8.8秒 東経139度44分22.7秒
概要 種類, 機関設計 ...
Umios株式会社
Umios Corporation
本社が入居するTHE LINKPILLAR 1 SOUTH
本社が入居するTHE LINKPILLAR 1 SOUTH
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 1333
2014年4月1日上場
本社所在地 日本の旗 日本
108-8620
東京都港区高輪二丁目21番2号
THE LINKPILLAR 1 SOUTH
北緯35度38分8.8秒 東経139度44分22.7秒
設立 1943年3月31日
(西大洋漁業統制株式会社)
業種 水産・農林業
法人番号 2010601040697 ウィキデータを編集
事業内容 水産事業、食品事業、倉庫物流事業
代表者 池見賢代表取締役社長
資本金
  • 200億円
(2025年3月31日現在)[2]
発行済株式総数
  • 5057万8837株
(2025年3月31日現在)[2]
売上高
  • 連結: 1兆0786億3100万円
  • 単独: 5246億2500万円
(2025年3月期)[2]
営業利益
  • 連結: 303億8100万円
  • 単独: 68億2800万円
(2025年3月期)[2]
経常利益
  • 連結: 322億5400万円
  • 単独: 144億3400万円
(2025年3月期)[2]
純利益
  • 連結: 298億2500万円
  • 単独: 182億7300万円
(2025年3月期)[2]
純資産
  • 連結: 2753億9600万円
  • 単独: 1252億1900万円
(2025年3月31日現在)[2]
総資産
  • 連結: 6812億1100万円
  • 単独: 3861億0900万円
(2025年3月31日現在)[2]
従業員数
  • 連結: 12,454人
  • 単独: 1,689人
(2025年3月31日現在)[2]
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人[2]
主要株主
主要子会社 #主な関連企業参照
関係する人物
外部リンク https://www.umios.com/jp/
特記事項:2008年平成20年)4月1日マルハニチロの水産部門を統合してマルハからマルハニチロ水産に改称。2014年(平成26年)4月1日にマルハニチロ水産がマルハニチロホールディングス・マルハニチロ食品・マルハニチロ畜産・マルハニチロマネジメント・アクリフーズを吸収合併し、マルハニチロに改称。2026年令和8年)3月1日にUmiosに改称。
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概要

1880年に山口県下関市で創業した遠洋漁業捕鯨・水産加工大手のマルハ(旧・大洋漁業)と1906年に新潟県三条市で創業の北洋漁業・水産加工大手のニチロ(旧・日魯漁業)を起源とする[4]。旧・マルハニチロ株式会社は2007年に両社が経営統合し、2008年の事業再編を経て、2014年4月1日の合併により誕生した。2014年の合併の理由については、2007年の経営統合・事業再編に伴い事業別に子会社を再編したものの、一部に重複事業が残るほか、投資資金の配分などで統合効果を出しにくいと判断したものと報じられている[5]

現在の法人格としてはグループの水産部門であったマルハニチロ水産(旧・マルハ)のものを引き継いでおり、これに純粋持株会社であったマルハニチロホールディングス(マルハニチロHD、旧マルハグループ本社)と、マルハニチロHD傘下の事業子会社であるマルハニチロ食品(旧・ニチロ)など4社の合計6社が合併する形となっている。このときの経営統合にあたっては、マルハニチロ水産を存続会社とする6社合併と、マルハニチロHDとの間でのテクニカル上場という手法をとっているが、これは元々事業子会社のみの合併を行う予定だったものが、合併方式の検討の過程において事業持株会社体制への転換を行うことになったためと、マルハニチロ水産の各種許認可(主に船舶関係の許認可)を継続させることで事業活動に関する影響を最小限にするためとされている[6]。マルハニチロ水産は旧・マルハ時代の2004年3月まで上場企業であった(マルハグループ本社設立時に株式移転により上場廃止)ことから、実質的に再上場ということになる。

2026年3月1日付でマルハニチロ株式会社からUmios株式会社ウミオス)に商号変更し[7][8]、同時に本社を東京都港区TAKANAWA GATEWAY CITYに移転した[9][10][11]。また、グループ会社についても2027年3月末までに順次変更する計画である[7][8]

ブランド

2008年4月の事業再編でマルハニチロ食品が発足した時には、旧・ニチロの「あけぼの」と旧・マルハの「マルハ」の2つのブランドが存在した。

2014年4月にマルハニチロ水産へ統合・商号変更された際に、旧・アクリフーズから「アクリ」ブランドも引き継がれた。その際、パッケージ左上のシンボルマークの上に表示されていた旧アクリフーズのスローガン「だいじな人に食べさせたい」は廃止されてシンボルマークのみとなり、2015年3月発売の新製品・リニューアル品からパッケージ右上に「マルハニチロ」ロゴも表示された。

このような経緯から、事業再編や合併を経た後でも「あけぼの」・「マルハ」・「アクリ」の3ブランドが継続されていたが、2018年3月5日の社名ロゴ変更の際、現在の商品ブランド体系の再構築に着手。レトルト食品やカップゼリーなどの一部商品に限られていた「マルハニチロ」ブランドに、同年秋の新商品・リニューアル品から順次移行し、1年後を目標に「マルハニチロ」ブランドに統一することを明らかにした[12]

そして、同年8月1日に発売された冷凍食品「王様のソテーピラフ シーフードと香り立つバター」が、社名ロゴ変更後の「マルハニチロ」ブランドにおける最初の商品となり[13]、翌月には既存の「あけぼの」ブランドの一部商品が、2019年3月には「アクリ」ブランドの一部商品がそれぞれリニューアルに伴い「マルハニチロ」ブランドへ移行した[14]。商品パッケージへは、「基本タイプ」と呼ばれるシンボルとロゴタイプを横並びで表記した社名ロゴではなく、旧社名ロゴ同様にシンボルの下にロゴタイプを配した「展開タイプ」と呼ばれる社名ロゴが用いられている[12]。旧社名ロゴの商品パッケージへの表記に関しては、「MARUHA」と「NICHIRO」を2行のロゴタイプで表記されていたロゴが用いられていた。

前述した社名変更に伴い、2026年3月以降発売の新製品や仕様変更を実施した一部の冷凍食品から順次「Umios」ブランドへ切り替わる。

主な拠点・工場

沿革

  • 2007年平成19年)10月1日 - マルハの持株会社であるマルハグループ本社がニチロを完全子会社化し、経営統合。マルハグループ本社が株式会社マルハニチロホールディングスに商号変更[18]
  • 2008年(平成20年)4月1日 - 以下の事業再編を実施。
    • マルハにマルハ・ニチロの水産事業を集約し、株式会社マルハニチロ水産に商号変更。
    • ニチロにマルハ・ニチロの食品加工事業を集約し、株式会社マルハニチロ食品に商号変更。
    • マルハニチロHDの子会社として、畜産事業を担当する株式会社マルハニチロ畜産と、管理部門を担当する株式会社マルハニチロマネジメントを設立。
    • マルハの低温物流事業を行っていたマルハ物流ネットにニチロの物流部門を集約し、株式会社マルハニチロ物流に商号変更。
  • 2010年(平成22年)12月20日 - この日からマルハニチログループ各社の本社を順次りそな・マルハビルより豊洲フロントへ移転[19]
  • 2013年(平成25年)12月30日 - マルハニチロ食品の子会社であるアクリフーズ群馬工場で生産された冷凍食品から農薬が検出され(アクリフーズ農薬混入事件)、大規模自主回収へと発展[20]
  • 2014年(平成26年)4月1日 - マルハニチロ水産がマルハニチロホールディングス・マルハニチロ食品・マルハニチロ畜産・マルハニチロマネジメント・アクリフーズを吸収合併し、マルハニチロ株式会社に商号変更。
  • 2018年(平成30年)3月5日 - 社名ロゴの変更が発表され、旧ロゴのシンボルを継承しつつ「MARUHA NICHIRO」のロゴタイプを変更。併せて、ブランドステートメントとして、「海といのちの未来をつくる」が制定された[21]
  • 2020年令和2年)
  • 2021年(令和3年)
    • 1月8日 - ベトナムの水産加工品製造・販売会社Sai Gon Food Joint Stock 社を子会社化することを発表[22]
    • 9月 - 日本アクセスより株式会社マリンアクセスの株式65%を譲受、子会社化。
  • 2022年(令和4年)
  • 2023年(令和5年)
    • 12月1日 - 日本アクセスが保有していた株式会社マリンアクセスの全株式を譲受、100%子会社化[29]
    • 12月8日 - 前述の火災で操業を停止している広島工場について、再建を断念して撤退することが明らかになった[15]。当工場は1960年(昭和35年)から稼働していた。
  • 2024年(令和6年)
    • 4月1日 - 子会社の株式会社マリンアクセスと株式会社マルハニチロリテールサービスが合併し、株式会社マルハニチロオーシャン(現:Umiosオーシャン株式会社)を発足[29]
  • 2026年(令和8年)

主な商品

本項目では、旧ブランドから「マルハニチロ」へブランド移行された製品について、製品名に旧ブランド名を明記する(MH:旧マルハブランド、AK:旧あけぼのブランド、AQ:旧アクリブランド)。また、2019年10月時点で旧ブランドを継続使用して発売されている製品には☆印を付ける。

  • 冷凍食品(一部抜粋)
    • 照り焼きソースの鶏マヨ!(AQ)
    • Ocean Blueシリーズ - 魚系の弁当おかず類をシリーズ化したブランド。
    • コーンたっぷりクリーミーコロッケ - 2024年3月に「つぶつぶコーンコロッケ(AQ)」をリニューアルしたもの。
    • 新中華街シリーズ(AK)
      • あおり炒めの焼豚炒飯
      • 炒飯の極み[えび五目XO醤]
      • 横浜あんかけラーメン
      • 五目あんかけ焼そば
      • あらびき肉しゅうまい - 本品は前述した広島工場の火災の影響で2022年秋から休売となっていたが、2023年7月に工場の変更と製品の改良を行ったうえで復活発売された。
    • 神戸名物そばめし(AK)
    • よこすか海軍ドライカレー(AK)
    • 鶏ごぼうごはん(AQ)
    • 高菜ピラフ(AQ)
    • WILDishシリーズ - 2019年8月発売
    • ミックスピザ(AQ)
    • こんがりと焼いたシリーズ(AQ) - グラタンドリアのシリーズ
  • 缶詰
    • いわし蒲焼(MH)・さんま蒲焼(MH)
    • 月花シリーズ(MH)
      • いわし水煮
      • いわし煮付
      • さば水煮
    • さば水煮・さばみそ煮・さば味付(MH)
    • あけぼの さけ(AK) - 90年以上の歴史があるロングセラー缶詰。
    • 金線たらばがに(AK)・金線べにずわいがに(AK)
  • びん詰
    • さけフレーク(AK)
    • さばそぼろ
    • とりそぼろ(AK)
  • トレー・パウチ
    • ツナ マヨネーズ風味(AK)
    • 鮭フレーク(AK)
    • ピリッ辛鮭フレーク(AK)
  • ちくわ・練り製品
    • うちのちくわ(MH)
  • フィッシュソーセージ
    • DHA入りリサーラ(MH) - 1本あたりDHA850 mgを含み、業界初となる特定保健用食品のソーセージ。
    • フィッシュウィンナー(MH)
    • 1秒OPEN おさかなのソーセージ(MH)
    • ベビーハム(MH)
    • Newライトバーガー(MH)
  • レトルト
    • 金のどんぶりシリーズ - 本品は従前から「マルハニチロ」ブランドで発売されており、2019年より新社名ロゴに変更されている。
  • カップゼリー - カップゼリーは「金のどんぶり」同様に社名変更時に「マルハニチロ」へブランド移行されており、2019年より一部製品は新社名ロゴへ切り替えている。
    • フルティシエ
    • くだものたのしい
    • コーヒーゼリー
    • たべても0kcal
  • デザートの素
    • 牛乳でつくる ぷるるんデザート(AK)
    • ゼライス(MH)
    • かんてん(MH)
    • ゼラチンリーフ(MH)
  • 健康食品・サプリメント
  • 介護食品(メディケア食品)
  • ギフト商品
  • 生鮮食品
    • よかとと - マルハニチロが手がける養殖魚ブランド名。マグロカンパチブリを生産している。
      • カンパチ - 2018年に加工用の冷凍カンパチ「よかとと薩摩カンパチどん」ブランドで、生鮮食品区分の水産品として日本初の「機能性食品表示」許可を取得。パッケージには「本品には DHAEPAが含まれます。DHA・EPAには中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。」と表示される[31]。2021年からは関東を中心として展開するスーパーマーケットベイシアと共同開発した刺身「生鮮プレミアム活〆かんぱち」も「機能性食品表示」許可を取得している[32]

主な関連企業

Umiosでは、事業部門に『ユニット』の呼称を用いており、ユニット単位で記す。日本国内は特記する社名を除き株式会社である。

漁業・養殖ユニット

水産商事ユニット

北米ユニット

加工食品ユニット

  • Umios九州[旧:マルハニチロ九州](熊本県菊池郡菊陽町) - 2010年10月にマルハニチロ食品が林兼産業株式会社から子会社の株式会社林兼デリカの全株式を取得し、同年12月にマルハニチロ九州へ商号変更。
  • Umios北日本[旧:マルハニチロ北日本](北海道釧路市) - 2010年4月にデイジー食品工業株式会社、株式会社オホーツクニチロ、青森罐詰株式会社、株式会社ニチロ十勝食品の4社が合併。合わせて、マルハニチロ食品から釧路工場・森工場を継承してマルハニチロ北日本を発足。2018年本社を帯広市から釧路市に移転した。
  • Umios山形[旧:マルハニチロ山形](山形県村山市
  • アイシア(東京都港区

食材流通ユニット

農畜産ユニット

国内その他

海外

アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  • Trans Ocean Products Inc.(トランスオーシャンプロダクツ)
  • Maruha Capital Investment, Inc.(マルハ キャピタル インベストメント)
  • Westward Seafoods Inc.(ウエストワード シーフーズ)
  • Alyeska Seafoods Inc.(アリエスカ シーフーズ)
  • Premier Pacific Seafoods(プレミアパシフィック シーフーズ)
  • Umios Provisions, Inc.[旧:Maruha Nichiro Meat and Products USA, Inc.(マルハニチロ ミートアンドプロダクツUSA)]
ペルーの旗 ペルー
  • Sakana del Peru S.A.(サカナ・デル・ペルー)
中華人民共和国の旗 中国
  • マルハ(上海)貿易有限公司
  • 浙江興業集団有限公司
  • 煙台日魯大食品有限公司
  • 青島多福康食品有限公司
  • 寧波市吉進興業国際貿易有限公司
  • 永進冷凍食品
  • 慈渓永興食品有限公司
タイ王国の旗 タイ
  • Umios Asia Oceania Co.,Ltd.[旧:Maruha Holdings (Thailand) Co., Ltd.(マルハホールディングス(タイランド))]
  • Umios (Thailand) Co., Ltd.(Umios(タイランド))[旧:Maruha Nichiro (Thailand) Co., Ltd.]
  • Kingfisher Holdings Ltd.(キングフィッシャーホールディングス)
  • Southeast Asian Packaging & Canning Ltd.(シーパック)
  • N&N Foods Co., Ltd.(N&Nフーズ)
  • KF Foods Ltd.(KFフーズ)
 ベトナム
  • Sai Gon Food Joint Stock Company(サイゴンフード)
オランダの旗 オランダ
  • Seafood Connection Holding B.V.(シーフード コネクション ホールディング)
  • King Fish Selection B.V. and Horecagroothandel Asiatico B.V.(キングフィッシュ セレクション)
イギリスの旗 イギリス
  • ORAFCO Ltd.(オラフコ)
  • Northcoast Seafoods Ltd.(ノースコースト シーフーズ)
スペインの旗 スペイン
  • Inlet Seafish S.L.(インレット シーフィッシュ)
ナミビアの旗 ナミビア
  • Taiyo Namibia (Pty) Ltd.(大洋ナミビア)
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国
  • Tafisa (Pty) Ltd.(タフィサ)
ミクロネシア連邦の旗 ミクロネシア連邦
  • Taiyo Micronesia Corporation(大洋ミクロネシア)
オーストラリアの旗 オーストラリア
  • Austral Fisheries Pty Ltd.(オーストラル・フィッシャリーズ)
ニュージーランドの旗 ニュージーランド
  • Maruha (N.Z.) Corporation Ltd.(マルハ(N.Z.)コーポレーション)

売却・解散した会社(日本国内のみ)

マルハとニチロの経営統合前の売却・解散案件も含む。

テレビ番組

提供番組

脚注

関連項目

外部リンク

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