入善町

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日本の旗 日本
都道府県 富山県
にゅうぜんまち ウィキデータを編集
入善町
入善町旗 入善町章
入善町旗 入善町章
1960年7月1日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
都道府県 富山県
下新川郡
市町村コード 16342-2
法人番号 8000020163422 ウィキデータを編集
面積 71.25km2
総人口 21,338[編集]
推計人口、2026年3月1日)
人口密度 299人/km2
隣接自治体 黒部市下新川郡朝日町
町の花 チューリップ
入善町役場
町長 笹島春人
所在地 939-0693
富山県下新川郡入善町入膳423番地
北緯36度56分01秒 東経137度30分07秒 / 北緯36.93353度 東経137.50206度 / 36.93353; 137.50206座標: 北緯36度56分01秒 東経137度30分07秒 / 北緯36.93353度 東経137.50206度 / 36.93353; 137.50206
入善町役場
外部リンク 公式ウェブサイト

入善町位置図

― 市 / ― 町・村

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入善町(にゅうぜんまち)は、富山県下新川郡に属する町。黒部川が形成した黒部川扇状地の中央に位置し、北は日本海に面している[1]。地下水が湧出する海岸に近い平地にわずかに残る「杉沢の沢スギ」は全国的にも珍しく、国の天然記念物に指定され、全国名水百選にも認定されている。

隣接している自治体

北側は日本海(下新川海岸)に面しており、冬季(主に12月から3月)は寄り回り波による被害を受けることがある[2][3]。海岸線は11.5 kmで、それを底辺とし南に尖った三角形をしている[1]。舟見地区では旧扇状地の隆起段丘が見られる。

歴史

舟見町編入と市制施行の試み

出典:[4][5]

1953年の新設合併により、入善町の人口は2万8568人となった。当時の地方自治法では人口3万人で市制できた。

野中村では、朝日町との合併派と舟見町との合併派の意見が一致しないまま朝日町に編入し、編入後も分町議論があった。また、当時舟見町は昭和の大合併を行っていなかった。この2町村を合併し、市制の人口要件を満たす運動が始まった。旧野中村での議論が長引いたが、飛地合併が法的に認められておらず、先に舟見町だけを編入することも叶わなかった。

1959年1月1日、朝日町(旧野中村)大字野中・島迷・今江・二ツ屋・西中・林尻・古畑の全域、大字中沢・藤塚・下野の一部を舟見町に編入し、同日舟見町を入善町に編入した。これにより入善町の人口は3万6472人となり、黒部市市制施行時の3万2329人を超えた。しかし、1958年9月以降は法改正により市制条件が人口5万人となっていたため、市制施行には至らなかった。

年表

人口

入善町と全国の年齢別人口分布(2005年) 入善町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 入善町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
入善町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 27,638人
1975年(昭和50年) 28,542人
1980年(昭和55年) 29,163人
1985年(昭和60年) 29,551人
1990年(平成2年) 29,625人
1995年(平成7年) 28,886人
2000年(平成12年) 28,276人
2005年(平成17年) 28,005人
2010年(平成22年) 27,182人
2015年(平成27年) 25,335人
2020年(令和2年) 23,839人
総務省統計局 国勢調査より

行政

  • 町議会:議員定数14人

町長

  • 町長:笹島春人(2014年9月1日就任、3期目。元入善町議会議員[18]。2014年8月3日初当選[19]2018年8月7日無投票再選[20]
歴代町長(合併前)[21]
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 岡与左衛門 1889年(明治22年)5月30日 1897年(明治30年)6月6日 旧・入善町発足
2 大角善四郎 1897年(明治30年)6月11日 1901年(明治34年)6月10日
3 岡与左衛門 1901年(明治34年)6月11日 1906年(明治39年)6月20日
4 泉脩一 1906年(明治39年)7月4日 1910年(明治43年)7月3日
5 米澤元健 1910年(明治43年)7月12日 1911年(明治44年)10月7日
6 室子次郎 1911年(明治44年)11月10日 1919年(大正8年)11月9日
7 米澤元健 1919年(大正8年)11月11日 1923年(大正12年)5月11日
8 野島茄三郎 1923年(大正12年)6月4日 1927年(昭和2年)5月31日
9 米澤元健 1927年(昭和2年)6月8日 1931年(昭和6年)6月7日
10 室子次郎 1931年(昭和6年)7月1日 1935年(昭和10年)7月1日
11 米澤元健 1935年(昭和10年)7月2日 1939年(昭和14年)7月1日
12 米沢元貞 1939年(昭和14年)7月24日 1945年(昭和20年)3月5日
13 米澤元健 1945年(昭和20年)4月4日 1946年(昭和21年)11月28日
14 藤裔常夫 1947年(昭和22年)4月8日 1948年(昭和23年)6月15日
15 右井栄次郎 1948年(昭和23年)7月16日 1953年(昭和28年)9月30日 旧・入善町廃止
歴代町長(合併後)
氏名 就任年月日 退任年月日 備考 出典
1 右井栄次郎 1953年(昭和28年)10月25日 1954年(昭和29年)3月11日 新・入善町発足 [22]
2 米澤元健 1954年(昭和29年)4月11日 1958年(昭和33年)2月12日
3 米澤甚吾 1958年(昭和33年)3月5日 1970年(昭和45年)3月4日
4 柚木栄吉 1970年(昭和45年)3月5日 1981年(昭和56年)9月1日
5 柚木春雄 1981年(昭和56年)10月18日 1997年(平成9年)10月17日
6 米澤政明 1997年(平成9年)10月18日 2014年(平成26年)8月31日
7 笹島春人 2014年(平成26年)9月1日 現任

選挙

衆議院議員選挙
富山県議会議員選挙
  • 下新川郡選挙区

施設

入善警察署

経済

産業

1937年にチューリップの球根生産が始まり[23]、昭和40年代から2000年ごろまで全国トップクラスの出荷量であった[24]

東洋紡入善工場

東洋紡入善工場は、富山県下新川郡入善町に位置し、かつては高級な綿糸ポリエステル綿混糸を生産していた工場で1935年(昭和10年)に創業。かつて東洋紡は入善工場を含む3つの工場で富山事業所を構成。事務所棟はスペイン様式風で「童話的な雰囲気を持つ、南欧の山荘風」と評価されるデザイン。 生産品目で東洋紡入善工場では、月間約90トンもの天然繊維・合糸を生産していた。高級エジプト綿、スーダン綿を使用した高級糸。複合重層糸、ポリエステル綿混糸。これらの糸は、高級肌着、吸湿速乾性のスポーツシャツ、形状記憶シャツ、オーダーシャツ、中東民族衣装に利用されていた。

工場閉鎖とその後

東洋紡は繊維事業の再編を進め、2024年(令和6年)3月末をもって入善工場の生産を休止し、生産機能は庄川工場へ集約された。現在は、約14.3ヘクタールの跡地利用について検討が進められている。

  • 産業人口

商業

  • コスモ21
1992年12月2日完工式、同年12月3日開店[26]。店舗面積は8,257 m2カーマ含む)で、開店当時は富山県内最大であった[27]
かつて存在した映画館

1960年(昭和35年)の入善町には以下の映画館が存在した[31]

  • 入善東映劇場
  • 第二入劇
  • 入善劇場

マスメディア

姉妹都市・提携都市

国内

昭和初期に上原村青木村などから米山村に約20戸が移住した縁で交流があり、正式の姉妹都市提携に至る。提携記念に米山町からダチョウ(アフリカンブラック)が贈呈された。ダチョウには「善ちゃん」と「米ちゃん」と命名され[32]特別住民票が交付された。2005年に米山町は合併により登米市の一部となるが、姉妹都市関係は登米市に継承されている[32][33]

海外

1983年(昭和58年)入善町に工場を持つ富山日本電気と電子産業が盛んなフォレストグローブ市の電子機器メーカー同士が技術交流を始めたのをきっかけとし、自治体同士の友好関係が始まる[35][36]
共通する特産品を持つ縁(「入善ジャンボ西瓜」を特産品とする入善町と、「哈密瓜」を特産品とする哈密市)から、1994年に入善町より友好都市調査団が哈密市を訪問、交流を開始[35][37]

地域

地区

富山県立入善高等学校
  • 入善、上原、青木、飯野、小摺戸、新屋、椚山、横山、舟見、野中の10の地区からなる。
入善
青島、神林、君島、田中、入膳、東五十里、上田
上原
上野、下上野、道市、吉原、吉原東
青木
青木、青木新、木根、目川
飯野
芦崎、五十里、板屋、上飯野、上飯野新、五郎八、笹原、下飯野、下飯野新、高瀬、高畠、東狐、道古、蛇沢、本村、神子沢
小摺戸
一宿、小摺戸、袖沢、福島、福島新、若栗新
新屋
新屋、浦山新、下山、墓ノ木
椚山
荒又、椚山、椚山新、小杉、田の又、日吉
横山
春日、藤原、古黒部、八幡、横山
舟見
舟見
野中
今江、中沢、西中、野中、古林

教育

交通

名所・旧跡・観光スポット

  • 下山(にざやま)芸術の森発電所美術館[38]ヘリテージング100選) - 廃棄寸前の発電所を美術館に改装
  • 杉沢の沢スギ(国の天然記念物
  • 入善乙女キクザクラ
    杉沢の沢スギ林で発見され、2012年に命名された、静岡県の「富士菊桜」に次ぐ国内2例目の自生の菊桜(花弁が極端に多い桜)。
    樹高約11 m、幹周り46 cm。他の菊咲き性品種に比べて花弁が細いのが特徴。4月中下旬に花を咲かせ、約2週間花を鑑賞することができる。
  • 世界最古の海底林
    1万年から8千年前に自生していた樹木が海水面の上昇によって海面下に沈み、それらが腐食せずに残り、立木の状態で現存する世界で唯一のもの。1980年5月4日に発見された[39]
    沢スギ自然館に一部が展示されている。
  • じょうべのま遺跡(国の史跡
  • 小摺戸の大藤(県指定天然記念物)
  • 下山八幡社の大藤と境内林(県指定天然記念物)
  • 聖観世音菩薩立像、木造千手観世音菩薩立像、馬頭観世音菩薩立像〔十三寺〕(県指定文化財)
  • 黒部川扇状地湧水群名水百選
  • 入善町民会館(愛称、コスモホール。音響家が選ぶ優良ホール100選
  • 墓ノ木自然公園
    入善町南東部、黒部川の河川敷に位置する公園。野鳥の宝庫としてバードウォッチング愛好家から知られている。キャンプ、散策、釣りや水遊びなどで利用される。
  • 入善町中央公園
    運動公園。陸上競技場400 mトラック、野球場2面、テニスコート4面、相撲場などがあり、隣接の入善町総合体育館とともに親しまれている。
  • 黒部川明日温泉
  • 舟見城址館(舟見山山頂の舟見城址跡に建設された3階建ての天守閣風建物の博物館)[40]
  • 入善神社

祭事・催事

出身有名人

ゆかりのある有名人

入善町を題材にした作品

文芸

映画

漫画

音楽

脚注

参考文献

外部リンク

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