ゆりあ先生の赤い糸
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| ゆりあ先生の赤い糸 | |
|---|---|
| 漫画 | |
| 作者 | 入江喜和 |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | BE・LOVE |
| レーベル | BE LOVE KC |
| 発表号 | 2018年5号 - 2022年10月号 |
| 発表期間 | 2018年2月15日[1] - 2022年9月1日[2] |
| 巻数 | 全11巻 |
| 話数 | 全63話 |
| ドラマ | |
| 原作 | 入江喜和 |
| 監督 | 金井紘、星野和成、竹園元 |
| 脚本 | 橋部敦子 |
| 音楽 | 菅野祐悟 |
| 制作 | KADOKAWA(協力) |
| 製作 | テレビ朝日 |
| 放送局 | テレビ朝日系 |
| 放送期間 | 2023年10月19日 - 12月14日 |
| 話数 | 全9話 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画・テレビドラマ |
| ポータル | 漫画・テレビ・ドラマ |
『ゆりあ先生の赤い糸』(ゆりあせんせいのあかいいと)は、入江喜和による日本の漫画作品。『BE・LOVE』(講談社)にて、2018年5号から2022年10月号まで連載された[1][2]。「夫婦や家族の形」を「介護、不倫、性的少数者、コロナ禍など現実の社会を巡る話題」から描いている作品[3]。
2021年、「第45回講談社漫画賞」総合部門を受賞[4]。2023年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」を受賞[5]。
登場人物
- 伊沢 ゆりあ(いざわ ゆりあ)
- 本作の主人公でヒロイン[6][7]。刺繡教室の先生[7]。大工の父と洋品店で働く母との間に生まれた次女。50歳[7]。旧姓は長田(おさだ)。幼少期からおてんばな性格で3歳の頃に姉に誘われる形でバレエを習い始めて15歳まで続けた[注 1]。
- 元出版社の編集で、吾良と出会ったきっかけはゆりあが編集者として作家の吾良の担当をした事から交際に発展した。子供の頃から「おっさん」とあだ名がつけられるほど男勝りな自分にコンプレックスを抱いていたが、可愛いと言ってくれた吾良と30歳の時に結婚する。吾良との間に子供はいないが、良好な夫婦関係。結婚当初は都内のマンションで夫と2人暮らしだったが、現在は夫と姑と3人暮らし。
- 吾良が交際していた箭内や、彼と親しい間柄の小山田を自宅に招き、吾良を介護する。
- 伊沢 吾良(いざわ ごろう)
- 小説家。ゆりあの夫。居酒屋巡りのエッセイを書いており、夜は家にいない事が多い。気さくな性格で、様々なタイプの人達と分け隔てなく接する事が出来る。クモ膜下出血で倒れ意識不明となり、介護が必要になる。
- 箭内 稟久(やない りく)
- 吾良と交際する独身男性。28歳。長身のイケメンだが、同性にしか恋愛感情を抱かない。吾良からは「りっくん」と呼ばれる。
- 実家は上州の老舗旅館で資産家。両親からは「30歳になったら家の跡を継ぐために戻ってこい」と言われている。
- 吾良の介護を志願し、ゆりあと同居する。
- 小山田 みちる(おやまだ みちる)
- 吾良と親しくしていた既婚女性。自分の2人の娘、まに、みのんに吾良をパパと呼ばせるなど親密な関係。
- DV気質の夫に吾良を不倫相手だと誤解されている。
- 泉川 蘭
- ゆりあの姉。ゆりあより3歳年上。旧姓は長田(おさだ)。ゆりあ曰く「女くさい女」。幼少期にバレエを習いたいがために妹のゆりあを無理やり誘って両親を納得させるなど要領が良い[注 2]。現在は既婚者で娘と息子がいるが、18歳下の男性と不倫している。
- 伊沢 節子(いざわ せつこ)
- 81歳。吾良と志生里の母。夫(吾良と志生里の父)とは死別している。人見知りな所があり、便利屋の男性達が家に来た時には自室に引っ込んでしまった。
- 伊沢 志生里(いざわ しおり)
- 吾良の妹。48歳。バツイチで現在は独身。職業はグッズデザイナー(自称)。マイペースな性格で夢見がちな所があり、節子曰く「いつもヘナチョコとつきっあっちゃ別れる」。「セバちゃん」というインコを飼っており、出掛ける際には伊沢家にセバちゃんを預けている。
- ゆりあの父
- 職業は大工。責任感が強く、曲がった事が嫌いな性格で、自身が仕事中に大怪我をした際には周囲の心配をよそに普段通り仕事に出ると宣言するほか、知らない子供がいじめられている現場を目撃した際にはいじめっ子を注意している。また子煩悩で、娘達がバレエを習う事にも肯定的であり、ゆりあの事を応援していた。
- 回想シーンのみの登場。現在の場面では故人となっている。
- ゆりあの母
- 洋品店で働いている。娘たちのバレエのレッスン着(レオタード)に名前を入れる際に刺繍で名前を入れた(ゆりあが刺繍に興味を持つきっかけとなった)。
- 回想シーンのみの登場。現在の場面では故人となっている。
作風
制作背景
作者の入江が年齢の近い編集者との雑談で、夫に若い浮気相手がいたらという話題になった[3]。そこで入江は最初は戸惑うが、相手が若ければ「何か困っているんじゃないか」と考え、家に来てもよいと言うかもしれないが、「実際はそんなに心広くない」と話した[3]。それを聞いた編集者から「それは面白いから漫画にしませんか」と言われたものの、話はそれで終わった[3]。『たそがれたかこ』の連載が終了し、当時の担当編集者にその話をしたところ、「それ、いいんじゃないですか」と返答がきた[3]。ほかに担当から「浮気相手が男性だったら」、「バレエを入れてみたら」という意見を受けた入江は、「とりあえず全部ぶっこんでみた」と話している[3]。
介護について、母親が92歳になるまで、入江は施設でなく家で介護をしていた[3]。母親は70代までは家事を行っていたが、83歳から84歳くらいになると「え、そんなこともできなくなっちゃうの」という大変な状態になった[3]。80代後半になると医者へ通い、「認知症で自分がどんどんボケちゃうのがつらそう」な状態になり、「家族もイライラが絶えなく」なる中で、介護を巡る殺人事件は起こり得る、介護は「助けがないと無理」だと考えた[3]。入江のそういった経験が大きいという[3]。
書誌情報
- 入江喜和『ゆりあ先生の赤い糸』 講談社〈BE LOVE KC〉、全11巻
- 2018年7月13日発売[7][講 1]、ISBN 978-4-06-512248-8
- 2018年10月12日発売[講 2]、ISBN 978-4-06-513597-6
- 2019年3月13日発売[講 3]、ISBN 978-4-06-514898-3
- 2019年9月13日発売[講 4]、ISBN 978-4-06-516848-6
- 2020年1月10日発売[講 5]、ISBN 978-4-06-518409-7
- 2020年6月11日発売[講 6]、ISBN 978-4-0-6519763-9
- 2020年11月13日発売[講 7]、ISBN 978-4-0-6521399-5
- 2021年4月13日発売[講 8]、ISBN 978-4-06-522960-6
- 2021年9月13日発売[講 9]、ISBN 978-4-06-524770-9
- 2022年3月11日発売[講 10]、ISBN 978-4-06-527039-4
- 2022年9月13日発売[講 11]、ISBN 978-4-06-529054-5