アップサイジングコンセプト
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2000年代後半から自動車業界を席巻してきたダウンサイジングコンセプトの対義語に近い概念で、その点ではライトサイジングコンセプトに近い。ただしアップサイジングは燃費性能の向上を目的としたもの以外も含め、エンジンサイズ拡大の全般を指す。
一般的にエンジン内部の機械抵抗損失は回転数の二乗に比例するため、高回転化するほど燃費も悪くなる。裏返せば、低回転化すれば損失の低下により燃費の向上が期待できることになる。
出力を維持したまま低回転化するには排気量を上げる必要がある。もし排気量を増やすことによる損失の増加よりも回転数を下げることによる損失の減少の方が大きければ、燃費の向上につながる[2]。
ダウンサイジングコンセプトの浸透により、「排気量拡大=燃費悪化」というイメージが浸透したが、このようにうまく巡航時のエンジン回転数を低く抑えることができれば、むしろ燃費の向上に繋がる可能性がある。
また静粛性向上や常用回転域でのトルク特性の向上など、燃費以外の観点からあえて排気量を上げるケースも存在する。
ユーザーサイドでのデメリットとしては、「その排気量の変わり方」と「法制度」の関係によっては税金など所有にかかるコストが高くなってしまう[3]。こと、二輪の場合は現在所持している免許では新型に乗れなくなってしまうことなどが挙げられる。ただし前者は1年間の走行距離次第で、節約した燃料代によってペイできる可能性がある。