インフィニティ・Q60

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Q60(キュー・シックスティー)は、日産が製造し、インフィニティブランドで販売している自動車である。

インフィニティ・Q60
Q60 コンバーチブル
V36型
Q60 コンバーチブル
概要
別名 日産・スカイライン クーペ
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2013-2015年
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 2ドアクーペ
2ドアコンバーチブル
パワートレイン
エンジン 3.7L V6
変速機 6MT
7AT
車両寸法
ホイールベース 2,850mm
全長 4,650mm
全幅 1,825mm (クーペ)
1,850mm (コンバーチブル)
全高 1,390mm (クーペ)
1,400mm (コンバーチブル)
車両重量 1,646-1,882kg
系譜
先代 インフィニティ・G クーペ
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インフィニティ・G」も参照

インフィニティが発表した2014年モデル以降の全ラインアップに対する新ネーミング戦略によって、「インフィニティ・G37クーペ」から「インフィニティ・Q60」へと車名が変更された。


2代目 (2016年-2024年)

インフィニティ・Q60(2代目)
V37型
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2016年 - 2024年
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 2ドアクーペ
エンジン位置 フロント
駆動方式 後輪駆動/四輪駆動
プラットフォーム 日産・FMプラットフォーム
パワートレイン
エンジン M274 DE20 AL型:
1,991cc 直列4気筒ターボ
VR30DDTT型:
2,997cc V型6気筒ツインターボ
最高出力 M274 DE20 AL型:
155 kW (208 hp) / 5,500 rpm
VR30DDTT型:
220 kW (300 hp) / 6,400 rpm
VR30DDTT型 (Red Sport 400):
300kW (400 hp) / 6,400 rpm
最大トルク M274 DE20 AL型:
350 N・m / 1,500-3,500 rpm
VR30DDTT型:
400 N・m / 1,600-5,200 rpm
VR30DDTT型 (Red Sport 400):
475 N・m / 1,600-5,200 rpm
変速機 7速AT
車両寸法
ホイールベース 2,850mm
全長 4,685 - 4,690mm
全幅 1,850mm
全高 1,385 - 1,395mm
車両重量 1,700-1,836kg
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2015年1月にデトロイト・モーターショーにてコンセプトモデルである「Q60コンセプト」を発表した[1]

2016年1月にデトロイト・モーターショーにて市販モデルを公開[2]ジュネーブモーターショーで欧州仕様を発表した後[3][4]、同年秋に販売を開始した[5]

2016年8月には北米で、2.0t、2.0t AWD、3.0t(304PS)、3.0t AWD(304PS)の初期型が発売された。その後、同年9月にRed Sport 400とRed Sport 400 AWDが[6][7][8]、2016年12月に3.0t Sportと3.0t Sport AWDが発売された[9]

欧州モデルは2017年モデルとして2016年10月に発売される予定だった。初期型には2.0t、続いて3.0t(405PS)が登場した[10]

2019年より、インパルが日本国内での並行輸入車の販売を開始した。

エクステリアデザインはダブルアーチと呼ばれるフロントグリルや三日月状のCピラーなどでエモーショナル性を表現、洗練されたデザインを採用した[11]。この再設計後、Q60の空気抵抗係数はわずか0.28で、前後の揚力はゼロになった。これにより、高速走行時や強い横風に煽られた状況でも車両を安定させることができる。これは、エンジンの冷却要件と空力特性のバランスをとるのに役立つ、新開発のアクティブグリルシャッターによるものである。グリルシャッターは、通常時では閉じたままで、より高いパフォーマンスが必要な場合は開く[12]

Q60には、Pure、Luxe、SportおよびRed Sport 400といったトリムが用意されている。

PureとLuxeのパワートレインには、メルセデス・ベンツ製の2.0L直列4気筒ターボチャージャー付エンジンが2018年モデルまで搭載された[13]

SportとRed Sport、2019年モデル以降のPureとLuxeには、新開発された「VR30」型直噴3.0L V6ガソリンツインターボを採用している[13]。3.0L車は最高出力304ps、最大トルク400Nm仕様が基本だが、Red Sport 400のみ最高出力405ps、最大トルク475Nm仕様が用意された[14]。エンジンは全車7速ATと組み合わされ、3.0tにはデュアルATクーラーも装備。6速MTは2代目で廃止された。

Q60 Red Sport 400は、Q60 3.0t(304PS)クーペをベースとする。フロントに14インチローター、リアに13.8インチローター、対向式2ピストンおよび4ピストンレッドキャリパー、スポーツチューンされたデジタルダイナミックサスペンション、セミアニリンレザー仕様のスポーツシート、アルミニウムアクセントペダルとパドルシフター、ユニークなデュアルブラッシュドサテン仕上げのレッドスポーツ400エキゾーストチップ、専用20インチスポーツアルミホイール(RWDモデル用はスタッガード)、トランクフェンダーとフロントフェンダーのクローム仕上げのレッド「S」エクステリアスポーツバッジが含まれる。

Q60は多くの新技術と安全機能も備えている。2018年モデルのプロアシストパッケージは、前方衝突予測警告、歩行者検知機能付き前方緊急ブレーキ、ブラインドスポットワーニング、移動物体検知機能付きアラウンドビューモニター、フロントおよびリアパーキングセンサー、レインセンシングワイパー、リアクロストラフィックアラート付きバックアップ衝突介入で構成されている。プロアクティブパッケージには、フルスピードレンジのインテリジェントクルーズコントロール、アクティブレーンコントロールによる車線逸脱警報と車線逸脱防止、ブラインドスポットインターベンション、車間距離制御アシスト、プラズマクラスターとグレープポリフェノールフィルターを備えた高度なクライメートコントロールシステム、ハイビームアシスト付きオートレベリングアダプティブフロントライティングシステム、フロントシートプリクラッシュシートベルト、ダイレクトアダプティブステアリングが追加されている。

Neiman Marcus Edition

2017年2月11日、インフィニティは米国向けに、Q60 Red Sport 400をベースとしたQ60 Neiman Marcus Editionを50台限定で発表した[15]

ボディカラーのソーラーマイカ(ゴールデンベージュ)、カーボンファイバー製ミラーハウジング、リアスポイラー、ホワイトセミアニリンレザーインテリア、ブラッシュドアルミニウムトリム、カスタムAUTODROMOウィークエンダーバッグ、車のVINをあしらった特別なコンパートメントのパーソナライズされたプレート、ニーマン・マーカスのグラフィックをあしらったプレミアム・カバリング・カーカバーが特徴的だった[16]

Project Black S

 
2017 インフィニティ・Q60 Project Black S コンセプト

Project Black Sは、ルノースポール・フォーミュラ1チームと共同開発したデュアルハイブリッドQ60のコンセプトカーである。2017年ジュネーブモーターショーで初披露された[17][18][19]

デュアルモーター/ジェネレーターユニットとバッテリーパックを備えたF1にインスパイアされたエネルギー回生システムを備える。エンジン出力の仕様は明らかにされていないが、Red Sport 400のエンジンを搭載する見込みだった。1つ目のモーターはトランスミッションの終端に取り付けられており、後輪に直接動力を供給する。2つ目のモーター/ジェネレーターはターボチャージャーに取り付けられており、エンジン回転数が低い場合のターボラグを解消するため、瞬時にスプールアップするのに役立つ。高回転域に達して排気がタービンに流入してラグが解消されると、発電機として機能し、電力をバッテリーに送る。システム全体で500hpの出力を見込んでいた。また、ブレーキ・バイ・ワイヤも搭載されるが、物議を醸したRed Sportのステアリング・バイ・ワイヤ・システムを捨て、モーター駆動のユニットを採用する[20][21]

センターマウントのチタン製ツインエキゾーストシステムと、軽量な21インチ鍛造ホイールを245/35R21ピレリP Zeroに装着している。加えてリアのダウンフォースを大幅に増加させるために、フロントバンパーを縁取るレースにインスパイアされた新しいフロントベント、リアディフューザーとウィングを備える[20]

Car Adviceのインタビューで、インフィニティの製品戦略およびモータースポーツ担当ディレクターであるトンマーゾ・ヴォルペは、プロトタイプの発表までのカウントダウンが始まっていることを明らかにした。彼によると、いくつかの主要サプライヤーが、電気モーターなどの重要な部品や、V6ツインターボエンジンのその他の主要部品の納入を数週間後に控えているとした。

Project Black Sのアップデート版は、2018年のパリモーターショーで発表された。フロントバンパー、タイヤ、スポイラーにイエローのアクセントを新たに採用し、ホイールやボンネットを刷新した。インフィニティは、パリモーターショーでもエンジンの詳細を発表すると予想されていた[22][23]

しかし、インフィニティは2021年3月にプロジェクトが取り消しになったことを確認した[24]

生産

Q60は栃木県の日産工場で、輸出車専用ラインで生産された[25]。2019年、インフィニティはQ50スポーツセダンやQ60スポーツクーペなどを、スペースポート・アメリカの砂漠のテストトラックでテストしていた[26]

販売台数

販売年 アメリカ[27] カナダ[27]
2016 3,970 422
2017 10,751 1,118
2018 9,071 848
2019 5,043 522
2020 2,792 258
2021 2,728[28] 307[29]
2022 1,847[28] 180[29]

ギャラリー

脚注

関連項目

外部リンク

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