オメガ粒子

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オメガ粒子(オメガ(Ω)りゅうし)とは、素粒子物理学においてバリオンに分類されるハドロンの一種である。3つのクォークによって構成される複合粒子である。オメガ(ω)中間子とは異なる。

最初に見つかったオメガ粒子は、3つのストレンジクォークでできたΩ-で、1964年に発見された[1]。これはその存在、質量、崩壊生成物が既に予測されてのみ発見されるものだったので、この発見によりクォークの研究が大きく進んだ。Ω-の他に、1つのストレンジクォークがチャームクォークに置き換わったΩcが発見された。Ω-は比較的長い半減期を持ち、弱い相互作用でのみ崩壊する[2]。未発見のバリオンのスピン(J)とパリティ(P)はクォークモデルにより予測される[3]

オメガ粒子はアップクォークもダウンクォークも持たないため、アイソスピンは0である。

リスト

オメガ粒子
粒子 記号 クォーク組成 静止質量
MeV/c2
JP Q S C B 半減期
s
崩壊
オメガ[4] Ω- sss 1672.45±0.29 32+ 1 3 0 0 8.21±0.11×10−11 Λ0 + K-
または
Ξ0 + Π-
または
Ξ- + Π0
チャームオメガ[5] Ωc ssc 2697.5±2.6 12+ 0 2 +1 0 (268 ± 24) × 10−15 https://pdg.lbl.gov/2007/listings/s047.pdf
ボトムオメガ [6] Ωb ssb 6054.4±6.8 12+ 1 2 0 1 1.13±0.53×10−12 Ω- + J/ψ
ダブルチャームオメガ† Ωcc scc 12+ +1 1 +2 0
チャームボトムオメガ† Ωcb scb 12+ 0 1 1 1
ダブルボトムオメガ† Ωbb sbb 12+ 1 1 0 2
トリプルチャームオメガ† Ωccc ccc 32+ +2 0 +3 0
ダブルチャームボトムオメガ† Ωccb ccb 12+ +1 0 +2 1
チャームダブルボトムオメガ† Ωcbb cbb 12+ 0 0 +1 2
トリプルボトムオメガ† Ωbbb bbb 32+ 1 0 0 3

†印のものは観測も検出もされていない。

2000年代後半の発見

出典

外部リンク

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