オヤジ坊太郎
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あらすじ
主人公の親寺 坊太郎(おやじ ぼうたろう)は、12歳の「大中小学校」6年生。なぜか赤ちゃんの時からちょびヒゲを生やして生まれてきた。はげ頭に1本だけ生えた頭髪を強く上に引っ張ると徐々に背が伸びてチョビひげは消え、3分後には豊かな髪が生えて「日本のハワード・ヒューズ」といわれる謎の億万長者「ミスター・X」に早変わり。そんな彼は、政財界・芸能界・出版界などにわたる大きな影響力を背景に家族や同級生たちの夢を叶えていくが…
登場人物
- 親寺 坊太郎
- 主人公。普段はオヤジ顔の奇妙な小学生として仲間内で軽んじられているが、変身後の顔はサングラスをかけたマッチョな大富豪。変身後の住所としてゼブラホテルという超高級ホテルの最上階を借り切っている。変身するとゴルフ、スキー、中国武術からポーカー、麻雀まで何でもござれの万能スーパーマンになる。
- パパ
- 平凡なサラリーマン。格は平社員。ゴルフが極端に下手で、練習所の人からも入場拒否をされているほど。酒、ギャンブルに目がない。また、幼稚な性格で、買ってきたたこ焼きをママが全部食べた後大泣きしたり、「一家のアルジ」のような顔をして坊太郎に労働させたり、坊太郎の物を横取りしたり…と、坊太郎も呆れるほどの情けなさである。しかし、会社が倒産し、ミスターXの権力にて新しい会社に入社しても「裏口入社しちゃ男がすたる!」と言って一日で退社するなど、男らしい面もたまに見せる。OLに囲まれて話したり、サンドウィッチを貰ったりと、そこそこ女子社員にはもてるようだ。藤子作品には珍しく、スラッとした体型であり、変身後の坊太郎に顔が瓜二つである。それを利用した作戦が数回行われたが、パパ自身はあまり容姿が似ていることについては自覚がない。また、若く見え、屋台の親父から坊太郎の息子と間違えられたことがあるが、「ぼくももうちょっと若かったらプロゴルファーに…」という発言からして実際は老けているのかもしれない。また純子に「愛シテルー!」と言って、キスするなど、結構ロリコン。
- ママ
- 平凡な主婦。坊太郎が1日家出した時は誘拐されたのではないかと思い、涙を流して心配するが、「ミスター・X」から「逆身代金」として100万円が届けられると「よくさらわれてくれたわねー!!」と狂喜する一面もある。
- 純子
- 坊太郎の同級生。女子高生っぽい外見だが小学生。仲間内でのアイドル的美少女だが、あまり坊太郎達と行動するシーンはない。映画女優志望であり、キザオ制作の8ミリ映画にはよく、ヒロインとしてオファーを受ける。ただし、キザオとキスをする役、半裸の役など、あまりいい役はやらされてもらえないので、途中でやめるか、怒って帰るかのどちらかである。テニスを習っているのか、クラブ、部活に所属しているのかは不明だが、テニスをやっている。作品の初めの方は、ロングヘアの時とショートヘアの時とがあり、あまり一定しなかったが、パワァコミックス収録分あたりからショートに統一された。また、キザオの庭に「何やっているの?」というノリで勝手に入ってくるなど、非常識なところもある。夏子というスチュワーデスの姉と(名前不明の)兄がいる。
- ドラゴン
- 坊太郎の同級生。家族構成は、父、母、弟3人、妹一人の7人家族である。ガキ大将ではあるが、出羽やキザオに「お前」呼ばわりされたり、友人に恐れられたりするシーンはなく、そのような意識はあまりない。むしろ打たれ弱い。しかし、初期は若干大柄で人相も悪く、比べ物にならないほど坊太郎に暴力を振るった。カンフー映画のスターになることを夢見ており、なかでもブルース・リーが大のお気に入り。頭髪もブルース・リーカット。お気に入りの映画もブルース・リー。その影響からヌンチャク好きで学校、友人の家は愚か、香港旅行の際にも持ち歩いてしまう。出羽曰く「一日も練習を欠かしたことがない」らしい。必殺技は「ヌンチャクヘリコプター」、「ヌンチャクブーメラン」の二つ。しかし、次第にヌンチャクを振るうシーンがなくなり、いつの間にか野球馬鹿になった。性格は怒りっぽいがキザオをターゲットにした詐欺師を攻撃したり、親孝行な子供に涙を流して協力したりと結構良い人物である。15万円の自転車を軽々と破壊するほどの力をもつ。ゴリラといわれると怒る。「フームーン!」という謎の間投詞を多用。疑問、怒り、などにつかわれる。服装は、主にジャンパー、龍(ドラゴン)がプリントされたセーターの二種類が多い(例外あり)。
- 出羽
- 坊太郎の同級生。出っ歯が特徴。一人称は最初のうちは「ぼく」で次第に「おれ」になる。第一話から登場しているがその時は単なるモブキャラに過ぎず、彼の存在は忘れられていた。再登場後レギュラーキャラとなり坊太郎達と共に行動するようになった。しかしあまり目立つような人物ではなく、彼を中心に展開するエピソードは数える程度である。怪奇漫画家志望だが実際、絵は下手。そろばんをスキー板に代用した「そろばんスキー」が得意。
- 木佐 キザオ
- 坊太郎の同級生。金持ちの息子。名字で呼ばれたり下の名前で呼ばれたりするので呼び名は安定しない。ジャンボ尾崎のようなプロゴルファーになることを志望しているが、ゴルフの才能は皆無。しかし、芝生や風を読み取ることが出来るので少なくともルールだけは勉強済みのようである。家が裕福であることをいつも鼻にかけて自慢しているが、毎回ひどい目に遭うのであまり役柄は良くない。ただ、親にねだれば大抵の物は買ってもらえるので人並み外れて贅沢であることは確かである。他人と差をつけたいがために自分だけ大人ぶったり、自分は人と違う人間と思ったりする。そのためプライドが高く、決して出羽やドラゴンがはしゃいでも「キミたちはコドモだニィ」と言って、そのノリには参加しない(本心は「楽しそう」とは思っているようなので、後々、「ワー!ボクもやるー!」と言って参加することが多い)。他に、坊太郎達と友情を誓っても自分が坊太郎達より立場が優れたときは「二度と自分に近寄るな」と言ったり、「君らとは絶交する」と言ったり下衆なところもある。しかし、キザオが落ち込んだ時に皆で応援して励ましてくれるので、皆からはあまり嫌われていない様子。自動車の運転が極端に下手な兄を持つ。
- ハットリくん
- 謎の転校生で、坊太郎の同級生。その名の通り忍者ハットリくんが眼鏡をかけたような容貌(もっとも髪は小池さんヘアであるが)。政治家志望でアドルフ・ヒトラーやフリードリヒ・ニーチェを崇拝。強烈なエリート意識を持ち、「オロカナ一般大衆と口をききたくない」との理由でキザオ以外の同級生とは口を利かない。家が裕福で、ポーカーや武器蒐集などの趣味を持っている。
- タクシーの運転手
- 坊太郎がゼブラホテルに行く時、ほぼ必ず彼の目の前に現れる謎の個人タクシー。モデルはデフォルメされた赤塚不二夫。
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- マサミちゃん
- 町の冒険家。
- 解説者
藤子・F・不二雄がモデル。
- キザオの兄
- 車の運転が極端に下手。
- ミチオさん
- 坊太郎の親戚。夢遊病の癖あり。
- ネコロンボ刑事
- 刑事。作者の過去作品からの出演。
- 先生
- イヤミな担任の先生。
- 佐木
- パパの同僚。スター・システムキャラ
- アーのペンギン
- 場面転換に現れる。
その他
- 第1話「オトナか!? コドモか!?」にて坊太郎がテレビ局で性器を露出し、股間を丸出しにしたままアイドル歌手を追いかけてサインをねだるのに始まり、「ハワイ珍道中」では純子が海水浴場で水に溶ける悪戯ビキニを着せられて衆人環視の中で全裸にさせられる辱めを受け、「ナゾの転校生」では女の子が南蛮鉤という江戸時代の捕物用の武器でスカートをめくられるなど、藤子作品としては下ネタが多く騒々しい内容となっている。
単行本
- 『オヤジ坊太郎』(大都社、スターコミックス)1975年-1976年、全2巻、絶版。
- 『新オヤジ坊太郎』(双葉社、パワァコミックス)1977年、全4巻、絶版。
- 『オヤジ坊太郎』(中央公論社、藤子不二雄ランド)1990年、全2巻、絶版。
- 『オヤジ坊太郎』(ブッキング、藤子不二雄Ⓐランド)2004年、全2巻。
- 『オヤジ坊太郎』(小学館、藤子不二雄Aデジタルセレクション)2014年
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| 連載作品 |
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| 関連人物 |
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| 関連項目 |
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