カプローティーナ
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カプローティーナ[1](ラテン語: Caprōtīna)は古代ローマにおける女神ユーノーの添え名[2]。7月7日(この日をノーナエ・カプローティーナエ〈Nonae Caprotinae〉と呼ぶ[1])に催された祝祭の時のユーノーの名である[2]。日本語では長母音を省略してカプロティナ(ユノ・カプロティナ)とも表記する[3]。
この祝祭は、野生のイチジクの木 (Caprificus) から奴隷たちが、ガリア人が攻めて来たことを知らせたためにローマが救われたことを記念して催される祭礼だった[1]。この日は女奴隷たちが石合戦などの模擬戦を行った[1]。ただし、本来この祭は豊穣多産を願う祭儀であり、上述の縁起は後代のものである[1]。
また、プルータルコスによれば、この祭は、ロームルスがパルース・カプラエで、激しい雷雨の間に謎の失踪を遂げたことを記念したのが始まりであるともいう[4]。