ケープ
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用語
用途
- 礼装として
- 女性がイブニングドレスのコーディネートにケープを使うことは多い。その場合の丈は、肩まで、腰まで、足元までと様々である。丈の短いものは、毛皮製もしくは毛皮の飾りをつけたものが多い。しかし近年は毛皮を使ったファッションが許容されなくなりつつあり、豪華な裏地と飾りをあしらった他の高価なケープが使われることもある。よく使われる布地はベルベット、絹、サテンである。アメリカ陸軍の礼装では、トレンチコートの代わりとしてケープが今も使われている。
- 祭服として
- カトリック教会の聖職者が礼拝以外の公式行事で着用するフェライオロもケープの一種である。コープは、ケープの形をした礼拝時の祭服である。
- 雨具として
- 雨具としてのケープは、通常丈が長くゆったりした覆い状になっており、着用者が雨に濡れないようになっている。
- 軍用品として
- ケープは様々な軍隊や警察組織で、雨具として今も常用されている(フランスなど)。ガス・ケープはゆったりした軍用着の一種で、大型のガスマスクを着用した兵士用の雨具として、20世紀の戦争で使われた。
- 覆いとして
- 現代において、ケープは床屋や美容院で広く使われている。これは刈った髪の毛やスタイリングで使う薬剤から客の衣服を守るためである[1]。また、健康診断時に不必要な露出を避けるためにケープが使用される場合がある[2]。
歴史
ケープの例
- イブニング・ケープ
- 婦人の正装の上に羽織るケープ。イブニング・パーティに着たことから。
- インバネス・ケープ
- スコットランドのケープで、インバネス・コートと組み合わせて着る。コートとケープを合わせて二重回しともいう。
- オペラ・ケープ
- 婦人の正装の上に羽織るケープ。オペラの観劇に着たことから。
- サーキュラー・ケープ
- 円の布の中央をくりぬいたケープ。
- タルマ
- 19世紀に男女ともに使われた肩掛け。フランスの俳優フランソワ・ジョゼフ・タルマから。
- トライアングル・ケープ
- 三角形または正方形の布の角を背中に垂らしたケープ。
- パラティン
- レース(本来は毛皮)でできた、婦人用の小さな肩掛け。17世紀ドイツのバヴィエール侯女パラティンから。
- ペルリーヌ
- 婦人用の長い丈の肩掛け。元は巡礼者(ペルリーヌ)が用いた。


