コックスオレンジピピン
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| ‘コックスオレンジピピン’ | |
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1. 果実 | |
| 属 | リンゴ属 Malus |
| 種 | セイヨウリンゴ M. domestica |
| 交配 | ‘Margil’ × ‘Rosemary Russet’ |
| 品種 | ‘コックスオレンジピピン’ (‘Cox's Orange Pippin’) |
| 開発 |
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‘コックスオレンジピピン’(英: ‘Cox’s Orange Pippin’)[注 1]は、英国で育成されたリンゴ(セイヨウリンゴ)の古い栽培品種である。英国の代表的なリンゴ品種[5]。乾燥した気候を好み、湿度が高い環境では栽培が難しい。果実は中型で橙赤色に縞状に着色する(図1)。生食、調理、ジュースなどに用いられる。‘コックスオレンジピピン’は、さまざま品種作出において交配親となった。
樹勢は適度に旺盛、直立して広がる[6](図2a)。遅咲きであり、霜に強い[6]。乾燥した気候以外では栽培が難しく、好ましくない環境では果実が小さくなる傾向があり、また病気(黒星病、うどんこ病など)にかかりやすい[6]。棚仕立てに適している[6]。カリウム要求性が高い[6]。自家不和合性に関わるS遺伝子型はS5S9である[6][5]。中生性[6][5]。
果実は中型、円形から扁円形でわずかに円錐形[6][5](図2b)。地色は黄緑色から黄色であり、橙赤色に縞状に着色する[6](図1, 2b)。芳香があり、果肉はクリーム色、きめ細かく硬く、果汁が多く、複雑な風味で収穫直後は酸味が強いが、熟すと甘くなる[6][5]。ビタミンC含有量が多い(10.5 mg/100g)[6]。冷蔵で3か月程度保存可能であり風味が向上するが、最終的に軟化する[6]。
生食用とされるが、調理やジュース用にも適している[5]。
起源
アマチュア園芸家であったリチャード・コックス (Richard Cox) が、1825年に英国バッキンガムシャー州スラウ近郊にあった庭に‘Ribston Pippin’から得られたとされる種子を蒔き、そこから育ったものの1つが‘コックスオレンジピピン’となった[6]。ただし、DNA調査からは‘Margil’と‘Rosemary Russet’の交雑に由来したことが示されている[5][7]。その後、1850年に園芸会社の Smales & Son Nurseries によって販売され、またこれによって1962年に王立園芸協会の功労賞を受けた[6]。原木は1911年の嵐で倒壊した[6]。また、同時に得られた種子から育った別の個体は、別品種の‘Cox’s Pomona’となった[6]。