コラット
猫の品種
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来歴
起源はアユタヤ王朝の時代(西暦1350〜1767年)にまで遡るものと考えられている。同時代に記された文書に、高原地方たるコラットに生息するシ・サワットという銀青色の猫の話が現れる。この時代にはすでに幸福と繁栄の象徴として大切にされていた[文献1 1][文献2 1]。
1880年代、イギリスで開催された猫展覧会にて「純青色(ソリッドブルー)のシャム」として登場している。これが西欧への初めての紹介であったとされる[文献2 1]。そして20世紀、1959年にジーン・ジョンソンという名の婦人によりアメリカ合衆国に紹介された[文献2 1]。
1965年アメリカで猫の一品種としての公認を得たのち、1972年にイギリスへと最初のつがいが持ち込まれた。そして1975年、同地でも猫の一品種として公認を得た[文献2 1]。
特色
筋肉が発達した丸みのある猫で、銀青色(シルバーブルー)の被毛から「銀色の猫」と形容され、体の大きさと色合いについては、ロシアンブルーとの類似性が指摘される[文献2 1][文献1 1]。

体に密着した被毛は銀青で、毛先は銀白色に輝いており、毛質は細く柔らかい。サテン生地のような光沢を持つ[文献1 1]。その毛の色合いはコラット特有のものである[文献3 1]。毛先の銀白の輝きは、成猫になってから現れるもので、出現するまでに誕生からおおよそ二年ほどかかる[文献2 1]。

なだらかな曲線を描くハート型の頭部に、広く平らな額を持つ[文献1 2]。頭部は両目が大きく間隔が広く、眼窩に窪みが形成されているという特徴がある[文献3 1]。
「真ん丸」とも「用心深い」とも形容される目つきをしており、眼色は緑色、または琥珀色を帯びた緑色。年齢と共に色彩が変化する。[文献1 2] 被毛の先端の輝きと同様に、眼色の鮮やかさは生後おおよそ二年を過ぎて現れる[文献2 1]。
物覚えが早く、飼い主が自宅を留守にしていた間に、水洗トイレの流し方を習得したうえで水を流して遊んでいたという話が米国のカリフォルニアから報告されたことがある。[文献3 2] 視覚と嗅覚および聴覚の鋭さも指摘される[文献4 1]。
極めて稀にGM1、あるいはGM2と呼ばれる神経と筋肉が冒される障害を持つ個体が存在している。この先天性疾患ついては、21世紀に入って遺伝子検査によって排除するための国際的な取り組みが始まっている[文献2 1]。