センターメーター
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長所
(1927 - 1932)
(2002 - 2014)
自動車産業の黎明期にライン生産方式による大量生産で大きな成功を収めたフォード・モーターは、モデルT、2代目モデルA、2代目モデルBと、それらから派生した商用車であるモデルTT、モデルAA、初期のモデルBB (英語版)に、右側通行の国内向けと左側通行諸国への輸出向けの作り分けに都合の良いセンターメーターを採用した。後にイギリスをはじめとする自動車輸出国にも追従するメーカーが現れた。
輸入車のノックダウン生産を除いた日本車では、1950年代の日産自動車のダットサン各車やパトロール、1970年代のホンダ・ライフステップバン、1989年登場の日産・エスカルゴなどに採用例があるものの、広く普及するには至らなかった。1997年に、トヨタ自動車がプリウスに採用し、それをきっかけにトヨタグループの乗用車で採用車種が広がった。
2000年代には国産車で採用車種が多数あったが、2010年代以降は減少傾向にある。かつて積極的にセンターメーター化を進めたトヨタ自動車やダイハツ工業ではモデルチェンジに伴い採用を減らしている。日産自動車や三菱自動車工業[2]では全廃、マツダは採用がビアンテ1車種に終わり、スズキからOEM供給を受ける軽自動車を除いて廃止された。[3]
計器類が運転席正面に設置されている形式に比して、以下の長所と短所を持つ。
- ドライバーの視点から遠いため、ピント(焦点)移動が少なく、車内外の確認切り替え時間(生体反応)の短縮につながる。この長所を増強するために、メーター内部に鏡を組み込んで虚像を表示し、車外の景色との距離感の差をさらに縮めるよう工夫された車種もある。
- どの座席からでも視認が容易。
- 製造面では、ハンドル取り付け位置にかかわらずワイヤーハーネスの共通化に都合が良い。
- メーター類がハンドルの陰になって見えなくなることが無くなる。
短所
- 左側通行の場合はキープレフトが基本であるため、運転席側にメーターがあると自然にこれを維持できる。一方、センターメーターの場合には車線の左端付近にメーターが来る感覚となり、前方(先行車)からの視線移動が大きくなる。
- 視点から遠いため、小さな文字や細かな目盛りの視認性に劣る。
- センターメーター搭載によりポータブルナビゲーションなど、助手席からも操作できるようにインパネ中央へ配置したい装置を設置しづらい。
- インパネの空調吹き出し口(レジスター)にカップホルダーを装着した場合、メーターが見えづらくなる事がある。