タイフアン・ウォーカー
アメリカの野球選手 (1992 - )
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タイフアン・エマニュエル・ウォーカー(Taijuan Emmanuel Walker , 1992年8月13日 - )は、アメリカ合衆国ルイジアナ州シュリーブポート出身のプロ野球選手(投手)。MLBのロサンゼルス・エンゼルス傘下所属。右投両打。愛称はタイ・ウィーズィー(Tai Weezy)[1]。
| ロサンゼルス・エンゼルス(マイナー) | |
|---|---|
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ニューヨーク・メッツ時代 (2021年7月29日) | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
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| 出身地 |
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| 生年月日 | 1992年8月13日(33歳) |
| 身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 235 lb =約106.6 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投両打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2010年 MLBドラフト1巡目追補 |
| 初出場 | 2013年8月30日 |
| 経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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| 国際大会 | |
| 代表チーム |
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| WBC | 2023年、2026年 |
この表について
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発音指標では、タイワン(TIE-wahn)となっている[2]。
経歴
プロ入り前
高校3年次まではバスケットボールをメインにプレーしており、ダンクシュートが得意なことから「スカイウォーカー」という愛称で呼ばれていた。野球では遊撃手だったが[3]、ドラフト前年の9月に友人に勧められて投手に転向。初のマウンドで90mph(約144.8km/h)の速球を投げ込み、数カ月後には95mph(約152.8km/h)を計測するようになった。高校4年次[4]には67.1回を投げて与四球43と荒削りながらも93個の三振を奪い、防御率1.77を記録[5][6]。
プロ入りとマリナーズ時代
投手として理想的な体格も評価され、浅い投手経験にもかかわらず、2010年のMLBドラフト1巡目追補(全体43位)でシアトル・マリナーズから指名された[5][6]。6月18日に契約金80万ドルで入団が決まり[7]、ルーキー級のアリゾナリーグ・マリナーズでプロデビューした[8]。
2011年はA級クリントン・ランバーキングスで18試合に先発登板し、防御率2.89、奪三振率10.52を記録。シーズン終了後には、ベースボール・アメリカ誌からマリナーズでヘスス・モンテロに次ぐ第2位の有望株とされ、全体でも20位にランクインした[9][8]。
2012年はA+級を飛び級してAA級ジャクソン・ジェネラルズでプレー。6月には月間防御率9.15と絶不調に陥り、最終的な防御率は4.69に終わった。奪三振率も8.38に低下するなど、やや壁にぶつかったシーズンになった[8]。7月にはオールスター・フューチャーズゲームにアメリカ合衆国選抜として出場している[10]。
2013年1月にはジャスティン・アップトンとのトレードで他の若手選手と共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへの移籍が決まりかけたが、マリナーズを移籍拒否リストに入れていたアップトンが拒否権を行使したため、トレードは破談となった[11]。8月28日にマリナーズとメジャー契約を結び[12]、8月30日のヒューストン・アストロズ戦(ミニッツメイド・パーク)でメジャーデビュー[13]。この試合では5イニングを投げて2安打、無失点に抑え、メジャー初登板・初先発・初勝利となった。この年は3試合に登板し、1勝0敗、防御率3.60だった[14]。
2014年2月27日にマリナーズと1年契約に合意した[15]。3月29日に右肩の故障で、15日間の故障者リスト入りした[16]。4月4日にリハビリのため、A+級ハイデザート・マーベリックスに異動した。その後、AA級ジャクソン、AAA級タコマ・レイニアーズでも登板し、6月30日にメジャー復帰した。この年は8試合に投げただけであったが、防御率を良化、奪三振率を向上させた[14]。

(2015年5月19日)
2015年は先発ローテーションに入り、規定投球回に到達。11勝8敗と2桁勝利を記録して勝ち越したが、防御率は2.61から4.56に悪化した[14]。
2016年も先発ローテーションで25試合に先発登板したが、規定投球回には届かなかった。8勝11敗と負け越したが、防御率は4.22まで低下したほか、キャリア初の完封勝利も記録した[14]。
ダイヤモンドバックス時代
2016年11月23日にジーン・セグラ、ザック・カーティス、ミッチ・ハニガーとのトレードで、ケーテル・マルテと共にダイヤモンドバックスへ移籍した[17]。
2017年は28試合に先発登板して9勝9敗、防御率3.49、146奪三振の成績を残した[14]。また、この年は自身初となるポストシーズンに出場。10月6日に敵地ドジャー・スタジアムにて行われた地区シリーズ第1戦のロサンゼルス・ドジャース戦に先発登板したものの、1イニングを投げてジャスティン・ターナーらに本塁打や適時打などを浴び、4失点の内容でKOされて敗戦投手となった[18]。チームは以降のシリーズでも流れに乗ることが出来ず、ドジャースに3連敗を喫してシーズンを終えた。
マリナーズ復帰
ブルージェイズ時代
2020年8月27日に後日発表選手または金銭とのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[22]。オフの11月1日にFAとなった[23]。この年は2球団合計で11試合に先発登板。4勝3敗、防御率2.70、50奪三振を記録した[14]。
メッツ時代
2021年2月20日にニューヨーク・メッツと2年総額2000万ドルの契約を結んだ[24]。2023年はプレイヤーオプションとなり、バイアウトの際は300万ドルが支払われる。7月10日に辞退した選手の代替選手として自身初となるオールスターゲームに選出された[25]。7月13日に開催されたオールスターゲームでは6回表に5番手として登板し、オールスターゲーム初出場した[26]。この年は30試合中29試合に先発登板したものの7勝11敗と負けが先行し、防御率4.47と苦戦した[14]。
2022年は29試合に先発登板して自身7年ぶりの二桁勝利となる12勝(5敗)、防御率3.49と巻き返した[14]。オフの11月6日にFAとなった[14]。
フィリーズ時代
2022年12月16日にフィラデルフィア・フィリーズと4年総額7200万ドルの契約を結んだ[27][28]。
2023年はシーズン開幕前の3月に開催された第5回WBCのメキシコ代表に選出された[29]。この年は31試合に先発登板して172.2イニングを投げ、15勝6敗、防御率4.38、138奪三振を記録した[30]。
2024年は右肩のインピンジメントのために開幕を故障者リストで迎えた[31]。この年はシーズン終盤に先発ローテーションから外れ、19試合(先発15試合)に登板して83.2イニングを投げ、3勝7敗、防御率7.10、58奪三振を記録した[30][32]。
2025年は先発と救援の双方で起用され、34試合(先発21試合)に登板して123.2イニングを投げ、5勝8敗1セーブ、防御率4.08、86奪三振を記録した[30][33]。この年は実に自身にとって9年ぶり、結果的にフィリーズでは唯一となるポストシーズンに出場。8年前と同じ対戦となったドジャー・スタジアムでのドジャースとの地区シリーズ第3戦ではオリオン・カーケリングの後を受けて4番手で中継ぎ登板。この試合では0.2イニングを投げてトミー・エドマンに適時打を許すも失点はこの1点だけで後続のタナー・バンクスに託すと、バンクスも無失点に抑える好投を見せた[34]。
2026年はシーズン開幕前の3月に開催された第6回WBCのメキシコ代表に2大会連続2度目となる選出を果たした[35]。シーズンでは開幕から5試合で防御率9.13と不振に陥り、4月23日に自由契約となった[33][36]。
エンゼルス傘下時代
フィリーズを自由契約となって約1ヶ月間ほど経った2026年5月23日、ロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結んだ[37]。
選手としての特徴
最速100.2mph[38](約161.3km/h)、平均152km/hを計測するフォーシーム、ツーシームに、平均142km/hのカッター、スプリッターの速球系4種と、カーブとチェンジアップの計6球種を持ち球とする[39]。マイナーリーグではフォーシーム、カーブ、チェンジアップの3球種でプレーしてきたが、2012年後半にカッターを習得し[40]、メジャー昇格当初は、フォーシームとカッターを中心とした投球だった。2014年からはスプリッターを投げ始めており、一方でこの年を最後にチェンジアップを封印した。また、カッターを投げる頻度も下がり、以降はフォーシームとスプリッターの組み合わせがメインとなった。2014年からはツーシームも投げるようになり、速球(Fastball)系4種で投球全体の70%以上を占めており、カーブは10%未満となっている。2016年時点でチェンジアップは投げていないため、実質5球種と言える[39]。2020年から新たにスライダーを投げるようになり再び6球種となった[41]。
詳細情報
年度別投手成績
| 年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2013 | SEA | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 60 | 15.0 | 11 | 0 | 4 | 0 | 0 | 12 | 0 | 0 | 7 | 6 | 3.60 | 1.00 |
| 2014 | 8 | 5 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | .400 | 160 | 38.0 | 31 | 2 | 18 | 1 | 3 | 34 | 2 | 1 | 12 | 11 | 2.61 | 1.29 | |
| 2015 | 29 | 29 | 1 | 0 | 0 | 11 | 8 | 0 | 0 | .579 | 706 | 169.2 | 163 | 25 | 40 | 1 | 9 | 157 | 4 | 1 | 92 | 86 | 4.56 | 1.20 | |
| 2016 | 25 | 25 | 1 | 1 | 1 | 8 | 11 | 0 | 0 | .421 | 573 | 134.1 | 129 | 27 | 37 | 2 | 8 | 119 | 4 | 1 | 75 | 69 | 4.22 | 1.24 | |
| 2017 | ARI | 28 | 28 | 0 | 0 | 0 | 9 | 9 | 0 | 0 | .500 | 684 | 157.1 | 148 | 17 | 61 | 7 | 9 | 146 | 7 | 1 | 76 | 61 | 3.49 | 1.33 |
| 2018 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 56 | 13.0 | 15 | 1 | 5 | 0 | 0 | 9 | 0 | 0 | 5 | 5 | 3.46 | 1.54 | |
| 2019 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 4 | 1.0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 1.00 | |
| 2020 | SEA | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | .500 | 112 | 27.0 | 21 | 5 | 8 | 0 | 3 | 25 | 0 | 0 | 13 | 12 | 4.00 | 1.07 |
| TOR | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | .667 | 113 | 26.1 | 22 | 3 | 11 | 0 | 1 | 25 | 1 | 0 | 10 | 4 | 1.37 | 1.25 | |
| '20計 | 11 | 11 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 0 | 0 | .571 | 225 | 53.1 | 43 | 8 | 19 | 0 | 4 | 50 | 1 | 0 | 23 | 16 | 2.70 | 1.16 | |
| 2021 | NYM | 30 | 29 | 0 | 0 | 0 | 7 | 11 | 0 | 0 | .389 | 654 | 159.0 | 133 | 26 | 55 | 0 | 4 | 146 | 5 | 0 | 84 | 79 | 4.47 | 1.18 |
| 2022 | 29 | 29 | 0 | 0 | 0 | 12 | 5 | 0 | 0 | .706 | 649 | 157.1 | 143 | 15 | 45 | 1 | 6 | 132 | 0 | 0 | 63 | 61 | 3.49 | 1.19 | |
| 2023 | PHI | 31 | 31 | 0 | 0 | 0 | 15 | 6 | 0 | 0 | .714 | 733 | 172.2 | 155 | 20 | 71 | 1 | 8 | 138 | 3 | 1 | 87 | 84 | 4.38 | 1.31 |
| 2024 | 19 | 15 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | 0 | .300 | 381 | 83.2 | 107 | 24 | 37 | 0 | 3 | 58 | 0 | 0 | 68 | 66 | 7.10 | 1.72 | |
| 2025 | 34 | 21 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 1 | 2 | .385 | 538 | 123.2 | 132 | 21 | 42 | 0 | 4 | 86 | 1 | 0 | 62 | 56 | 4.08 | 1.41 | |
| MLB:13年 | 251 | 230 | 3 | 1 | 1 | 77 | 71 | 1 | 2 | .520 | 5423 | 1278.0 | 1211 | 186 | 434 | 13 | 58 | 1088 | 27 | 5 | 654 | 594 | 4.18 | 1.29 | |
- 2025年度シーズン終了時
ポストシーズン投手成績
- 2025年度シーズン終了時
WBCでの投手成績
年度別守備成績
| 年 度 | 球 団 | 投手(P) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
| 2013 | SEA | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
| 2014 | 8 | 3 | 7 | 0 | 1 | 1.000 | |
| 2015 | 29 | 12 | 19 | 4 | 1 | .886 | |
| 2016 | 25 | 6 | 14 | 1 | 0 | .952 | |
| 2017 | ARI | 28 | 10 | 21 | 4 | 1 | .886 |
| 2018 | 3 | 1 | 4 | 0 | 1 | 1.000 | |
| 2019 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
| 2020 | SEA | 5 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1.000 |
| TOR | 6 | 1 | 2 | 1 | 0 | .750 | |
| '20計 | 11 | 1 | 5 | 1 | 0 | .857 | |
| 2021 | NYM | 30 | 16 | 33 | 2 | 1 | .961 |
| 2022 | 29 | 15 | 24 | 2 | 0 | .951 | |
| 2023 | PHI | 31 | 10 | 23 | 0 | 1 | 1.000 |
| 2024 | 19 | 9 | 8 | 1 | 2 | .944 | |
| 2025 | 34 | 8 | 23 | 1 | 0 | .969 | |
| MLB | 217 | 91 | 182 | 16 | 8 | .945 | |
- 2025年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
記録
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2012年)
- MLB
背番号
- 27(2013年)
- 32(2014年 - 2015年)
- 44(2016年)
- 99(2017年 - 2020年8月26日、2021年 - 2025年4月22日)
- 00(2020年8月29日 - 同年終了)