ダスティン・ホフマン

アメリカ合衆国の俳優(1937−) From Wikipedia, the free encyclopedia

ダスティン・ホフマン(Dustin Hoffman、1937年8月8日 - )は、アメリカ合衆国俳優。身長165cm。『クレイマー、クレイマー』(1979年)と『レインマン』(1988年)でアカデミー主演男優賞を受賞した。

本名 Dustin Lee Hoffman
生年月日 (1937-08-08) 1937年8月8日(88歳)
概要 ダスティン・ホフマン Dustin Hoffman, 本名 ...
ダスティン・ホフマン
Dustin Hoffman
Dustin Hoffman
1968年撮影
本名 Dustin Lee Hoffman
生年月日 (1937-08-08) 1937年8月8日(88歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 165cm
職業 俳優監督
ジャンル 映画舞台テレビドラマ
活動期間 1960年 -
活動内容 1967年:映画デビュー
1979年アカデミー賞受賞
1988年:2度目のアカデミー賞受賞
配偶者 アン・バーン(1969年 - 1980年)
リサ・ゴットセーゲン(1980年 - )
主な作品
出演
受賞
アカデミー賞
主演男優賞
1979年クレイマー、クレイマー
1988年レインマン
ヴェネツィア国際映画祭
栄誉金獅子賞
1996年
ベルリン国際映画祭
金熊名誉賞
1989年
全米映画批評家協会賞
主演男優賞
1979年『クレイマー、クレイマー』
1982年トッツィー
ニューヨーク映画批評家協会賞
主演男優賞
1979年『クレイマー、クレイマー』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
主演男優賞
1979年『クレイマー、クレイマー』
MTVムービー・アワード
コメディ演技賞
2004年ミート・ザ・ペアレンツ2
AFI賞
生涯功労賞
1999年
英国アカデミー賞
主演男優賞
1969年真夜中のカーボーイ』『ジョンとメリー
1983年『トッツィー』
新人俳優賞
1967年卒業
エミー賞
男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)
1985年セールスマンの死
ゴールデングローブ賞
主演男優賞(ドラマ部門)
1979年『クレイマー、クレイマー』
1988年『レインマン』
男優賞(ミュージカル・コメディ部門)
1982年『トッツィー』
男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)
1984年『セールスマンの死』
新人俳優賞
1968年『卒業』
セシル・B・デミル賞
1996年
ジニー賞
助演男優賞
2010年バーニーズ・バージョン ローマと共に
セザール賞
名誉賞
2009年
その他の賞
ハリウッド映画賞
新人監督賞

2012年『カルテット! 人生のオペラハウス
功労賞
2008年
ケネディ・センター名誉賞
2012年
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1989年)
2007年)
2008年
2013年
2017年

来歴

カリフォルニア州ロサンゼルスにてセールスマンの父の元に生まれる。ウクライナからのユダヤ系の血と[1]ルーマニアからのユダヤ系の[2][3]血を引いている。ロサンゼルス高校卒業。ジャズピアニストになる希望を持っており、ロサンゼルス音楽学校に入学したが、その後医学に関心を持った彼は音楽学校を落第する前にサンタモニカ市立大学に入学し一年間学んだ。その間に「演劇科は誰も落第しない」と聞き、落第を避けるため最終的に演劇科を選択した。ジーン・ハックマンと共にパサデナ劇場で二年間演じた[4]。また彼らはしばらくの間ルームメイトだった。

ニューヨークに移り、小さなテレビ番組の役を含む一連の仕事を引き受けたが、自活するために演劇を一時離れ、教員の仕事に就いた。1960年にはオフ・ブロードウェイで初舞台を踏み、1961年にブロードウェイで初舞台を踏んだ。その後リー・ストラスバーグアクターズ・スタジオで学び、『The Tiger Makes Out』(1967年)で映画デビューを果たした。

同年、マイク・ニコルズ監督の『卒業』(1967年)で主演デビューを果たす。本作では、年上の女性と、その女性の娘である同年代の女性との間で揺れ動く繊細な大学生を演じ、名声を獲得[5]アカデミー主演男優賞ノミネートも受けた。また、2年後の『真夜中のカーボーイ』(1969年)では前作とは正反対のホームレス役に挑んだことで再びアカデミー賞にノミネートされ、更なる人気を獲得。その後も『小さな巨人』(1970年)や『わらの犬』(1971年)、『パピヨン』(1973年)、『大統領の陰謀』(1976年)などの名作に出演し、俳優としての地位をゆるぎないものにした。そして、1979年の『クレイマー、クレイマー』で遂にアカデミー主演男優賞に輝いた。

80年代に入るとブロードウェイに復帰したこともあって寡作になるが、『トッツィー』(1982年)で披露した女装や、2度目のアカデミー主演男優賞に輝いた『レインマン』(1988年)で見せた発達障害の演技など、常に挑戦的な役に取り組み続けた。しかし、同時に完璧主義者でもあったためにスタッフ間との確執を生み、制作困難を引き起こすこともあった。それでも90年代に入っても精力的に活動を続け、『フック』(1991年)や『アウトブレイク』(1995年)といった話題作に出演。『ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ』(1997年)では再びアカデミー賞にノミネートされた。

21世紀以降も『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズといった話題作に出演し、2012年には『カルテット! 人生のオペラハウス』で監督デビューを果たした。本作はトロント国際映画祭で上映され[6]、高い評価を獲得した。

2017年には、『セールスマンの死』に、当時17歳でプロダクション・アシスタントとして参加したアナ・グラハム・ハンターへのセクシャルハラスメント行為について、ハンター本人の手記により告発された。ホフマン本人は「私は女性に最大の敬意を抱いており、自分の行動が彼女を不愉快な状況に追い込んだとしたら誠に遺憾です。申し訳ありません。本来の自分を反映した行動ではありません」との声明を発表した[7]

人物

1969年5月に結婚した最初の妻アン・バーン[8]との間に2人の娘カレンとジェンナがおり(カレンはアンの連れ子)、アンとの離婚後、1980年10月にリサ・ゴットセーゲンと再婚した。4人の子供、ヤコブ、マックス、レベッカ、アレクサンドラとコネティカットに住む。

熱心な民主党支持者[9]であり、1950年代のジョセフ・マッカーシー赤狩り下院非米活動委員会への激しい批判など、しばしば政治的発言でも注目された。

ロンドン中心部に位置するハイドパーク近くに約1000万ポンド(13億円/1ポンド130円計算)の家を所有している[10]

黒柳徹子が大ファンで、『徹子の部屋』(2013年4月16日・17日放送分)にはホフマンが初出演した[11]

主な出演作品

さらに見る 公開年, 邦題 原題 ...
公開年邦題
原題
役名備考吹き替え
1967卒業
The Graduate
ベン・ブラドック英国アカデミー賞新人賞 受賞
ゴールデングローブ賞新人賞 受賞
高岡健二(TBS版)
井上倫宏(テレビ東京版)
野沢那智(機内上映版)
1968ダスティン・ホフマンの100万$大捜査線
Madigan's Millions
ジェイソン
1969真夜中のカーボーイ
Midnight Cowboy
ラッツォ英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞穂積隆信(NETテレビ版)
野沢那智(TBS版)
ジョンとメリー
John and Mary
ジョン英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞広川太一郎(フジテレビ版)
1970小さな巨人
Little Big Man
ジャック・クラブ桐本拓哉辻村真人(老年時)(ソフト版)
青野武(TBS版)
1971わらの犬
Straw Dogs
デヴィッド・サマー東野孝彦(日本テレビ版)
1972アルフレード、アルフレード
Alfredo,Alfredo
アルフレード野沢那智(日本テレビ版)
1973パピヨン
Papillon
ルイ・ドガ愛川欽也(テレビ朝日版)
東野英心(フジテレビ版)
津嘉山正種(機内上映版)
1974レニー・ブルース
Lenny
レニー・ブルース野沢那智(TBS版)
1976大統領の陰謀
All the President's Men
カール・バーンスタイン
マラソンマン
Marathon Man
トーマス・リービ野沢那智(テレビ朝日版)
1978ストレート・タイム
Straight Time
マックス兼製作佐古正人
1979アガサ 愛の失踪事件
Agatha
スタントン井上孝雄
クレイマー、クレイマー
Kramer vs. Kramer
テッド・クレイマーアカデミー主演男優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門) 受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞
磯部勉(日本テレビ版)
東地宏樹(BD版)
1982トッツィー
Tootsie
マイケル・ドーシー/ドロシー・マイケルズ英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
小松政夫(フジテレビ版)
山寺宏一(ソフト版)
野沢那智(機内上映版)
セールスマンの死
Death of a Salesman
ウィリー・ロマンテレビ映画
ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門) 受賞
エミー賞主演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門) 受賞
1987イシュタール
Ishtar
チャック・クラークTBA
1988レインマン
Rain Man
レイモンドアカデミー主演男優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門) 受賞
野沢那智(ソフト版)
富山敬(TBS版、機内上映版)
1989ファミリービジネス
Family Business
ヴィト・マクマレン堀勝之祐(ソフト版)
TBA(機内上映版)
1990ディック・トレイシー
Dick Tracy
マンブルス納谷六朗
1991ビリー・バスゲイト
Billy Bathgate
ダッチ・シュルツ谷口節
フック
Hook
フック船長伊藤孝雄
1992靴をなくした天使
Hero
バーニー佐古正人(ソフト版)
野沢那智(日本テレビ版)
1995アウトブレイク
Outbreak
サム・ダニエルズ大佐野沢那智(ソフト版)
大和田伸也(日本テレビ版)
1996アメリカン・バッファロー
American Buffalo
ウォルト・ティーチャー小川真司
スリーパーズ
Sleepers
ダニー・スナイダー堀勝之祐(ソフト版)
小川真司(フジテレビ版)
中博史(VOD版)
1997マッド・シティ
Mad City
マックス・ブラケット小川真司(ソフト版、フジテレビ版)
ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ
Wag the Dog
スタンレー小川真司(ソフト版)
納谷六朗(機内上映版)
1998スフィア
Sphere
ノーマン・グッドマン博士佐々木勝彦
1999ジャンヌ・ダルク
Jean of Arc
ジャンヌの良心有本欽隆(ソフト版)
津嘉山正種(日本テレビ版)
2002ムーンライト・マイル
Moonlight Mile
ベン・フロス仲野裕
くたばれ!ハリウッド
The Kid Stays in the Picture
本人ドキュメンタリー山寺宏一
2003コンフィデンス
Confidence
キング野沢那智
ニューオーリンズ・トライアル
Runaway Jury
ウェンドール・ローア小川真司(ソフト版)
佐々木勝彦(機内上映版)
2004ネバーランド
Finding Neverland
チャールズ・フローマン有川博
ハッカビーズ
I ♥ Huckabees
ベルナード土師孝也
ミート・ザ・ペアレンツ2
Meet the Fockers
バーニー・フォッカー小川真司
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events
批評家クレジットなし
2006パフューム ある人殺しの物語
Perfume ~The Story of a Murderer~
ジュゼッペ・バルディーニ谷口節
主人公は僕だった
Stranger Than Fiction
ジュールズ・ヒルバート
2007マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
Mr. Magorium's Wonder Emporium
エドワード・マゴリアム青野武
2008カンフー・パンダ
Kung Fu Panda
シーフー老師声の出演笹野高史
新しい人生のはじめかた
Last Chance Harvey
ハーヴェイ・シャイン小川真司
2010バーニーズ・バージョン ローマと共に
Barney's Version
(吹き替え版なし)
ミート・ザ・ペアレンツ3
Little Fockers
バーニー・フォッカー小川真司
2011カンフー・パンダ2
Kung Fu Panda 2
シーフー老師声の出演笹野高史
2014シェフ 三ツ星フードトラック始めました
Chef
リヴァ菅生隆之
靴職人と魔法のミシン
The Cobbler
アブラハム・シムキン田原正治
ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声
Boychoir
カーヴェル安原義人
2015疑惑のチャンピオン
The Program
ボブ・ハーマン佐々木薫
2016カンフー・パンダ3
Kung Fu Panda 3
シーフー老師声の出演樋浦勉
メディチ
Medici
ジョヴァンニ・ディ・ビッチテレビドラマ、8エピソード[12](吹き替え版なし)
2017マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)
The Meyerowitz Stories (New and Selected)
ハロルド・マイヤーウィッツ羽佐間道夫
2024カンフー・パンダ 4 伝説のマスター降臨
Kung Fu Panda 4
シーフー老師声の出演樋浦勉
メガロポリス
Megalopolis
ヌシュ・バーマン野島昭生
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主な受賞

来日時のテレビ出演

ポップ・カルチャー

『卒業』における若者が年上の女性に恋をするロマンティックでセクシャルな恋愛は、ネットサイト、USCエデュケーションでも話題として取り上げられている。 日本の音楽界でもホフマンを題材とした楽曲が存在する。一部のみ掲載する。

日本語吹き替え

主に担当したのは、以下の二人である。

野沢那智
卒業』(機内上映版)で初担当。最も多く吹き替えている。
当初ホフマンの吹き替えは作品毎に異なる声優が務めていたが、『マラソンマン』などの作品を境に野沢が声を当てる機会が増えた[13][14]
野沢はホフマンを吹替える際、「周りを見ながら演じられる位置」に立って収録すると野沢は語っており、「疲れるけど、大声を出しても大丈夫」もしくは「声がどんなところから出ようが平気な感じがある」とも話して、ホフマンのような演技派俳優として名高い俳優の芝居に寄り添うには思い切った表現も効果的だと考えていることを明かしている[15][16]
小川真司
アメリカン・バッファロー』で初担当。野沢の次に多く吹き替えている。
ホフマンについて小川は、「喋りに不思議なタイミングがある」としており、芝居が読めず苦労したと語り、呼吸を合わせる際に注意しないと遅れる場合があると回想した[17]

このほかにも、谷口節東野英心青野武佐古正人納谷六朗佐々木勝彦山寺宏一なども複数回、声を当てている。

関連項目

出典

外部リンク

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