Wikiwand AI

ディナモスクス

From Wikipedia, the free encyclopedia

ディナモスクス(学名:Dynamosuchus)は、約2億3000万年前の南アメリカ大陸に生息した、オルニトスクス科に属する偽鰐類の属[1]。化石はブラジル南部の山麓で発見されており、本属は同国で発見された初のオルニトスクス科の動物である[1]。保存されている化石は頭蓋骨や一部の体骨格であり、強い咬合力や獲物の食い千切る鋭利な歯があったと推測されている[1]。高速移動はしていなかったと見られており、現代のハゲワシのような腐肉食動物としての生態的地位にあった可能性が考えられている[1]。

復元図

ディナモスクスはサンタマリア連邦大学(英語版)のCentro de Apoio à Pesquisa Paleontológica da Quarta Colônia (CAPPA)が所蔵する単一の部分的骨格CAPPA/UFSM 0248が知られている。CAPPA/UFSM 0248は部分的な頭蓋骨、複数の頸椎・胴椎、四肢の大部分からなる。発見地はブラジルのリオグランデ・ド・スル州のアグド(英語版)付近に位置するJannerサイトであり、当該サイトにはサンタマリア層(英語版)の後期白亜紀の堆積物が保存されている。エクサエレトドン(大型の植物食性キノドン類)やヒペロダペドン(リンコサウルス類(英語版))の化石記録に富むことから、カーニアン階にあたるアルゼンチンのイスキガラスト層(英語版)と時代・堆積環境が共通していた可能性が高く見積もられている。Janeerサイトから知られる他の動物には、基盤的竜脚形類であるパンパドロマエウス(英語版)やバグアロサウルス(英語版)、大型肉食キノドン類のトルシキノドンが居る[2]。

属名 Dynamosuchus はギリシア語で「力強いワニ」を意味し、他のオルニトスクス科の動物に対して提唱されているように、偽鰐類に属することと強い咬合力を有したことを反映している。種小名 collisensis はラテン語で「丘」を意味する collis に基づいており、Jannerサイトが丘の麓に位置することを踏まえている。ホロタイプの骨格は2019年3月に収集され[3]、記載論文はロドリゴ・ミュラーを筆頭著者として2020年1月31日付けで学術誌「Acta Palaeontologica Polonica」上で公開された[1]。

特徴

分類

出典

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks