プジョー・9X8
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9X8 94号車 2024年仕様 | |||||||||||
| カテゴリー | LMH | ||||||||||
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| コンストラクター |
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| デザイナー |
オリビエ・ジャンソニ マティアス・ホッサン | ||||||||||
| 先代 | プジョー・908 | ||||||||||
| 主要諸元 | |||||||||||
| シャシー | カーボンファイバー アルミニウム ハニカム モノコック | ||||||||||
| 全長 | 5,000 mm | ||||||||||
| 全幅 | 2,080 mm | ||||||||||
| 全高 | 1,180 mm | ||||||||||
| ホイールベース | 3,045 mm | ||||||||||
| エンジン | プジョー X6H 2.6 L V6 + モーター ツインターボ ミッドシップ | ||||||||||
| トランスミッション | 7速 | ||||||||||
| 燃料 | トタルエナジーズ | ||||||||||
| タイヤ | ミシュラン | ||||||||||
| 主要成績 | |||||||||||
| チーム |
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| ドライバー | |||||||||||
| 出走時期 | 2022年 - | ||||||||||
| 初戦 | 2022年のモンツァ6時間耐久レース | ||||||||||
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プジョー・9X8(プジョー・ナインエックスエイト[1]、Peugeot 9X8)は、プジョー・スポールがル・マン・ハイパーカー(LMH)規定に基づき2022年のFIA 世界耐久選手権(WEC)への参戦用に開発したプロトタイプレーシングカー。
LMH規定に基づき開発された3台目のプロトタイプレーシングカーであり、デビュー時には「リアウィングを装備しない」という、近年のスポーツカーでは前例のないスタイリングが与えられていた。
プジョーは2011年のル・マン24時間レース以降耐久レースの最高峰から姿を消していたが、2019年11月、2022年からハイパーカーを用いてWECおよびル・マン24時間レースへ復帰することが発表されていた[2]。しかし、新たにLMDh規定が発表されたこともあり、ハイパーカーもしくはLMDhを用いて参戦するのか対応が注目されていた。そんな中、2020年のル・マン24時間レース前日の9月18日にハイパーカーを開発することが正式にアナウンスされた[3]。
車名の「9X8」は、プジョー・905やプジョー・908といった過去の車種を引き継ぐという意味の「9」、ハイパーカーの全輪駆動技術とモーターレースの世界におけるブランドの電動化戦略を具現化するハイブリッドパワートレインを指す「X」、そしてプジョーの現行シリーズを示す「8」を組み合わせたものである[4]。
仕様
初期型
パワートレインは自社製の2.6L V型6気筒ツインターボエンジンに、前輪に最大出力200kWの電動MGUを搭載するハイブリッド構成で、バッテリーはトタルエナジーズの子会社であるサフトグループS.A.が開発した900Vバッテリーを採用する[4]。なお、通常は二輪駆動でモーター駆動時に四輪駆動となるのは、ハイパフォーマンスモデルの508 PSEと同じであり、デザインも同車のマーケティングを意識したものになっている[5]。
リアウィングを廃し、フロント部分に対して極端にリアが低いデザインが特徴。これは独自性を打ち出すこと以外にも、ダウンフォースの上限とドラッグの下限が定められており、その範囲内でなら自由な設計が可能なことや、「調整可能な空力デバイスはひとつ」(=リアウィングかフロントスプリッターの二者択一)といった技術規則が大きく影響している[5]。
前後のライトはプジョーの市販車と同様の「ライオンのかぎ爪がイメージされたデザイン」という3本のラインで構成される[4]。空力パートナーは当初オレカが務める予定であったが、オレカが「LMDhマシンの開発を優先させたい」として辞退したため、リジェ・オートモーティブがパートナーに選ばれた[6]。
2026-27年のアジアン・ル・マン・シリーズよりプライベーター・ハイパーカークラスが設立される事にともない、参戦に向けて2台がボブ・ベリッジが率いるBBMスポーツに引き渡された。
2024年仕様
2024年3月、大幅改良が行われた2024年仕様車が発表された。改良型では空力が一新され、初期型とは一転しリアウィングを設けた。車両重量バランスや空力バランスもリア寄りの設定とされている。エアロコンセプトの変更により「マシン表面の90-95%」が変更されているという[7]。