ヘロニモ・デ・セバリョスの肖像
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| スペイン語: Retrato de Jerónimo de Cevallos 英語: Portrait of Jerónimo de Cevallos | |
| 作者 | エル・グレコ |
|---|---|
| 製作年 | 1613年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 64 cm × 54 cm (25 in × 21 in) |
| 所蔵 | プラド美術館、マドリード |
『ヘロニモ・デ・セバリョスの肖像』(ヘロニモ・デ・セバリョスのしょうぞう、西: Retrato de Jerónimo de Cevallos、英: Portrait of Jerónimo de Cevallos)は、クレタ島出身で主にマニエリスム期のスペインで活動した画家エル・グレコが晩年の1613年に制作したキャンバス上に油彩で制作した肖像画である。元来、エル・パルド宮殿のアルコ公爵の別邸 (Quinta del Duque del Arco) に掛けられていた[1]が、現在はマドリードのプラド美術館に所蔵されている[1][2]。
作品は、エスカロナ出身の著名な自然法の法律家ヘロニモ・デ・セバリョスを描いている[1]。彼はサラマンカ大学で法律を学んだ人物で、1600年ごろに秘書および評議員としてトレドに定住した[2]。「モーラ伯爵の学院 (Academy of the Count of Mora)」といわれた、トレドの知的、文学的サークルの重要人物が出席した討論会のメンバーでもあった。本作の人物がヘロニモ・デ・セバリョスだと特定されたのは、セバリョスの著作『Tractatus de cognitione per viam violentiae in causis Ecclesiasticis』に載せられているペドロ・アンヘル (Pedro Ángel ) 作の同時代のエングレービングによる[1][2]。いくつかの情報源によると、彼はエル・グレコの息子ホルヘ・マヌエル・テオトコプリの芸術庇護者、保護者であった。
本作は間違いなくエル・グレコの肖像画中の傑作であり、彼の技術だけでなく人物に対する非常な繊細さも示している[2]。巨大な襞襟はやや気取っているように見える一方で、揺らめくような輪郭線と大まかに描かれた顔立ちは、ヘロニモ・デ・セバリョスの尊厳と平穏さを伝えている[2]。なお、本作の無地の背景は、ティツィアーノとヴェネツィア派に影響を受けている。