リバティーシティ
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リバティーシティ(英語: Liberty City)は、コンピュータゲーム『グランド・セフト・オート』、『グランド・セフト・オートIII』、『グランド・セフト・オート・アドバンス』、『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』、『グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ』、『グランド・セフト・オートIV』、『グランド・セフト・オート・チャイナタウンウォーズ』、リマスター版『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』に登場するアメリカ合衆国の架空の大都市。モデルはニューヨーク市といわれており、グランド・セフト・オートIIIでは「アメリカ最悪の街(Worst Place in America)」と呼ばれていたが、グランド・セフト・オートIVにおいては「チャンスの街(Land of Opportunity)」とも呼ばれるようになった。街並や地名などが違う3つのバージョンがある。グランド・セフト・オートシリーズ最多の登場数である(2025年現在)。

概要
このリバティーシティは地形的にはシリーズの中で一番ニューヨーク周辺を再現している。地名も以下のとおりニューヨークの地名に似せたものが多い。
- ウェストショア(West Shore)
- イーグルウッド(Eaglewood)
- ハッケンスラッシュ(Hackenslash)
- フォートロウ(Fort Law)
- シュレッヒバーグ(Schlechberg)
- ガーンジーシティ(Guernsey City)
- ニューガーンジー(New Guernsey)
- セントラルアイランド(Central Island)
- ノーロウ(Nolaw)
- アイランドヘイト(Island Height)
- パーク(Park)
- アイランドシティ(Island City)
- マイナーアイランド(Minor Islands)
- ロウアイランド(Law Island)
- ニクソンアイランド(Nixon Island)
- イーストショア(East Shore)
- エストリア(Estoria)
- キングス(Kings)
- アルドラー(Ardler)
- ブロックリン(Brocklyn)
- テルバーグ(Tellberg)
- ブロックリンドックス(Brocklyn Docks)
- ノースイーストショア(Northeast Shore)
- ブリックス(Brix)
- アイランドビュー(Island View)
グランド・セフト・オートIII 及び リバティーシティ・ストーリーズ版
概要
| リバティーシティ City of Liberty | |
|---|---|
| 愛称 : L.C. リバティー | |
| 標語 : "アメリカ最悪の街(Worst Place in America)" | |
| 歴史 | |
| 制定 | 1798 |
| 行政 | |
| 国 | |
| 州 | リバティー州 |
| 市 | リバティーシティ |
| 市長 | マイルズ・オドノヴァン (無所属) |
| 人口 | |
| 人口 | (現在) |
| 市域 | 4,000,000人 |
| 架空の都市 | |
| 公式ウェブサイト : Official GTA III website 日本語版GTA III公式サイト | |
リバティーシティは、東から順に工業地区の「ポートランド(Portland)」、商業地区の「ストートン島(Staunton Island)[注 1]」、住居地区の「ショアサイド・ベイル(Shoreside Vale)[注 2]」の三つの島から構成されている。三つの島を行き来するためにいくつかの交通機関があり、島同士を結ぶキャラハン橋(ポートランド⇔ストートン島間)、可動橋(ストートン島⇔ショアサイド・ベイル間)上を自動車で通過できるほか、海底を走るポータートンネルで島から島へと移動する事が可能(『III』のみ。『LCS』の1998年時点ではポータートンネルは未完成)。また、リバティーシティを一周する地下鉄を利用することで徒歩にて移動することも可能。地下鉄はレッドライト・ディストリクト(ポートランド)、リバティー大学(ストートン島)、フランシス国際空港(ショアサイド・ベイル)、ベッドフォード・ポイント(ストートン島)の四つの駅を反時計回りに走っている。様々な人種がひとところに雑居しており、代表的な外来人種に中国人、日本人、イタリア人、ジャマイカ人、コロンビア人、メキシコ人などが存在する。
リバティーシティが「アメリカ最悪の街」と呼ばれる理由としては、全体的に治安が悪く凶悪犯罪が多発し、また、上に述べたような移民の人種ごとに規模の異なる犯罪組織が存在しており、殺人、麻薬取引、窃盗などの犯罪行為に及んでいる事が挙げられる。さらにLCPD(Liberty City Police Department、リバティーシティ市警)の、必要とあらば軍隊まで動員する過剰防衛の傾向や、悪徳警官の収賄などの不安定な内情もあり、市民の不安は留まるところを知らず、同都市は「Great place to leave(脱出するのに最適な場所)」などという不名誉な呼び名を与えられている。
なお、『LCS』ではバイクに乗ることができるが、『III』にはバイクは一切登場しない。これは発売時期が早い『III』にバイクのデータが存在しないためであるが、設定上の理由は『LCS』の説明書によると、A.R.S.E.(American Road Safety for Everybody、米交通安全推進法人)が原付二輪車の事故の危険性を訴えたため、『III』の舞台となる2001年にリバティーシティ内でのバイクの運行が全面的に禁止された、とのこと。なお『LCS』の1998年の時点で自転車はすでに禁止されている。同記事によるとA.R.S.E.は大型自動車の大手マイバツ(Maibatsu)から多額の資金援助を受けている[1]。
地域
ポートランド(Portland)
工業地区。『III』『LCS』ともに物語はこの島から始まる。この地域には工業港、工場、中華街、風俗街などが雑然と密集しており、トラック、バンなどの大型車両が多く走っている。このエリアのみの交通手段として高架上を走る路線電車があり、これを利用することで反時計回りにヘップバーン・ハイツ、チャイナタウン、ポートランド・ビューの順に三つの駅を徒歩で移動する事ができる。このエリアを根城とする主なギャングには、中国人で構成されたトライアド(Triads)、イタリア人のレオーネファミリー(Leone Famlly)(IIIではマフィアの名で、LCSでは主人公の所属するマフィア)とフォレッリファミリー(Forelli Family)、ヒスパニック系のディアブロ(Diablos)などが挙げられる。元々はレオーネファミリーが主に支配していたが、近年はトライアドの台頭により勢力の均衡が崩れ、今では大規模な抗争が頻繁に起こっている。 話が進むと3つの島のうち最も危険な島になる。
- ハーウッド(Harwood)
- ポートランドの最北に位置する地域。海に面しており緑地も多く、隣のストートン島が一望できる波止場の遊歩道は夜の観光スポットとして人気がある。主な施設にボーグナインタクシー事務所(Borgnine)、キャピタル・オートショップ(Capital Autos)、ヘッドラジオ放送局(Head Radio)、消防署、ガソリンスタンドなどがある。ポータートンネルの入り口もこのエリアにある(LCSではトンネルの入り口がなく波止場になっている)。街の一部はややスラム化しており、当該地域にエイトボールの自宅兼爆弾ショップ、自動車スクラップ場、もと鉄道の貨物駅がありホームレスの出没する地下トンネルがある。1998年の時点では元々ここにはストートン島を繋ぐフェリーの桟橋と事務所、港湾設備があったものの、リバティーシティのポータートンネル建設に絡んだ保証の不信からストライキが起こった一角である。しかし結局、2001年にはその名残は一切感じられず(丁度その真下がトンネルの入り口)、フェリーは廃止され施設は残らず撤去されてしまった。なお、このエリアはトミー・ベルセッティが警察によって逮捕された、通称「ハーウッド事件」が起きた場所でもある。
- セントマークス(Saint Mark's)
- ポートランドの北東部に位置する丘陵地帯で、イタリア人の居住区となっている。頂上の緑地にはポートランドビーチを一望できる崖の上にサルバトーレ・レオーネの豪邸がある。飲食店ではシチリアンレストラン「マーマズ・レストランテ(Momma's Restaurante)」とフォレッリファミリー行きつけの「マルコズ・ビストロ(Marco's Bistro)」が有名(なお、『SA』ではマルコズ・ビストロには裏庭があったが、『LCS』では中庭がない)。『LCS』の主人公トニー・シプリアーニの隠れ家もここに存在していたが、『III』では廃墟となっている。サルバトーレ・レオーネを殺害した後は、入るだけでショットガンを装備したマフィアが攻撃を仕掛けてくるため、ポートランドで最も危険な地帯となる。
- ヘップバーンハイツ(Hepburn Heights)
- 団地。マンションビルが狭い敷地に立ち並んでいる。セックスクラブセブンの娼婦ミスティが住んでいるマンションもこの地域にある。路線電車の停車駅の一つ。『III』でのクライアントの一人であるエル・ブッロと連絡を取り合う公衆電話もここにある。なお、このエリアはディアブロの縄張りでもある。
- レッドライト地区(Red Light District)
- ナイトクラブ、ストリップクラブなどの風俗店が密集している区域で、いわゆる赤線。かつてシンダコファミリーの縄張りだった場所でもある。レオーネファミリーの幹部であるルイージはここで「セックスクラブセブン(Sex Club Seven)」を経営している。『III』における主人公の隠れ家のほか、ポートランドのアミュネイション(Ammu-Nation、武器屋)やペイ・アンド・スプレー(Pay 'n' Spray、塗装屋)、地下鉄駅もこのエリアにある。なお、Red Light Districtを日本語に訳すと、そのまま売春街となる。建設中の建物がある。
- 中華街(Chinatown)
- 中華街。中国人の居住区で、中華料理店、雑貨店、コインランドリーなどが高密度で並んでいる。もちろん看板、垂れ幕なども全て中国語で書かれている。パンク・ヌードル(Punk Noodles)の本店もここにあり、その看板(チャイナタウンには無いがベッドフォード・ポイントなどで見ることができる)には「ゼパロポプ」「セチスカン」「ばぱう」という当の日本人にも意味がよく分からない日本語が書かれている。中央には車の入れない歩行者天国があり、鮮魚や野菜の露店が設けられている。他にも倉庫街やバスケットボールのコート、路線電車駅などがある。当該地域一帯はトライアドの縄張りとなっている。話が進むと入っただけで攻撃される。
- ポートランド・ビュー(Portland View)
- ポートランドの中心に当たる区域で、ちょうどセントマークスとチャイナタウンに挟まれている格好となっている。LCPD署とスウィーニー総合病院(Sweeney General Hospital)が隣り合わせに立っている。また、スーパーマーケット「スーパー・セーブ(Supa Save)」がある。路線電車の停車駅でもある。
- トレントン(Trenton)
- 倉庫街。日の字型の道路に倉庫や工場が並ぶ。レオーネファミリーのアンダーボス、ジョーイ・レオーネのオートガレージ、ミーン・ストリート・タクシー事務所(Mean Street Taxis)、ブレット・バス車庫(Bullet Bus & Coach Line)などがある。
- キャラハン・ポイント(Callahan Point)
- キャラハン橋ふもとの地域。タートルヘッド魚肉会社(Turtle Head Fishing Co.)の加工工場、食堂「グリーシー・ジョーズ・ダイナー(Greasy Joe's Diner)」がある。南西部には小さな船着場もある。
- ポートランド・ビーチ(Portland Beach)
- ポートランド東部から北東部にかけて続く比較的小さな砂浜。リバティーシティの数少ない砂浜だが、海水浴などは盛んではない。サルバトーレ宅から東に砂浜を望める岩場が突起している。また、ここにはBF Injectionという車が置かれている。
- ポートランド港(Portland Harbor)
- 工業港。タンカーをはじめとする大型船舶が船着場に停船しているほか、倉庫が数多く立ち並んでいる。中には様々な盗難車を売却できるガレージや、パトカー、救急車などの緊急車両を買い取る船舶なども存在する模様。また、カルテルの重要拠点の一つでもあり、所有するタンカーが船着場に泊まっていたが『III』でサルバトーレ・レオーネの依頼を受けたクロード・スピードとエイトボールに襲撃され爆弾を仕掛けられ海へ沈んでしまう。1998年の一時期はハーウッド同様ストライキが起こっていた一角である。
- アトランティック埠頭(Atlantic Quays)
- 工業埠頭で、いくつもの桟橋がかけられている。立ち並ぶ倉庫はチャイナタウンからの魚市場で、漁船から下ろされたばかりの魚が売りに出されているが、倉庫の中には違法な麻薬パーティを行っているものもある模様。
- キャラハン橋(Callahan Bridge)
- ポートランドとストートン島をつなぐ橋。1998年の時点では未完成だった。ポータートンネル完成以前はポートランドからの唯一の交通経路であったが、2001年の爆破事件により当橋は大破、ポートランドは修復が完了するまでの間、陸の孤島と化していた。
ストートン島(Staunton Island)
商業地区。ベースはニューヨーク市のマンハッタン。ショッピングモールや劇場のある繁華街、葬儀場、公園、のほか、市役所、裁判所、LCPD本部(警察本部)、検察庁、FBIなどの都市機能の中枢を担う施設が置かれている。セダンやワゴンといった一般的な普通車のほか、スポーツカーやリムジンのような高級車も多く見受けられる。東のキャラハン橋はポートランドと、西の可動橋はショアサイド・ベイルとつながっている。日本人のヤクザ(Yakuza)をはじめ、コロンビア系のコロンビアン・カルテル(Colombian Cartel)、ジャマイカ系のヤーディーズ(Uptown Yardies)などのギャングが存在する。
- ロックフォード(Rockford)
- ストートン島最北部の郊外地。ハーウッドと同じく海に面した緑地が多く、島の半周を回る遊歩道の中間地点がある。カーソン総合病院(Carson General Hospital)のほか、フィル・キャシディの武器ショップ「アーミー・サープラス(Army Surplus[注 3])」がある。また、ポータートンネルの入り口がある。
- アスパトリア(Aspatria)
- 北西部の地域で、リバティーシティ唯一のスタジアム「リバティーシティ・メモリアル・コロシアム(Liberty City Memorial Coliseum)」がそびえ立ち、それを取り囲むようにショッピングモールや駐車場が設けられている。ヤーディーズのボス、キング・コートニーとの連絡電話もこのエリアにある。なお、1998年はヤクザの縄張りであったが、2001年ではコロンビアン・カルテルの縄張りとなっている。
- フォート・ストートン(Fort Staunton)
- かつてはオペラ劇場も兼ね備える商業地帯であったが、1998年の大規模な爆破工作事件(『LCS』のとあるミッション)によりエリア一帯が廃墟となり、しばらくは立ち入り禁止状態になる。事件から3年が経過した2001年では再開発地区となり、二件のビルが建設中となっている。しかしどちらも計画は頓挫しているようで、建設現場には鉄骨だけが原型を止めるのみである。さらに現場をカルテルが占拠しており、建設再開の見込みは困難なばかりか、地域の治安に大きな脅威を与えているという。東にV字の谷を跨ぐようにして鉄橋が架けられている。ライズFM放送局(Rise FM)もこの界隈にある。1998年ではフォレッリ・ファミリーが、2001年ではコロンビアン・カルテル、ヤクザが縄張りを持っており現在はカルテルとヤクザが抗争中である。
- リバティーキャンパス(Liberty Campus)
- リバティーシティ唯一の大学。欧米風の優雅な造りの建物を南北二つのキャンパスに分け、それぞれ中央に憩いの場を設けて解放感を演出している。校門はなく、一般者でも入場する事は可能。ストートン島の一方の地下鉄駅もここにある。
- ベルヴィル公園(Belleville Park)
- ストートン島中央に位置する広大な公園とその周辺地域。ベルヴィル公園はその広大な面積の中に多目的コート、小島の浮かぶ池、縦長の立方体の記念碑、そして公衆便所(『III』におけるレイ・マショウスキーとの面会場所)を備えており、リバティーシティ市長がランニングコースとして好む場所として知られている。その他の重要施設に『III』における主人公の隠れ家をはじめ、ショアサイド・ベイルへとつながる可動橋、消防署、裁判所、MSX FM放送局、リップス106FM放送局(Lips 106 FM)などがある。
- ニューポート(Newport)
- ストートン島東部の地域。キャラハン橋を渡ってきた場合のストートン島への玄関口となる。アミュネイションやペイントショップ、爆弾屋が一所にまとめられており、プレイヤーにとって重宝する重要拠点となる。ただし同地域はヤーディーズの縄張りでもある。その他にはヤクザの組員であるアスカの住むマンション、立体駐車場などがある。
- トーリントン(Torrington)
- ストートン島東南部の地域。ヤクザの若頭、カズキ(2001年ではケンジ)の経営するカジノが堂々とそびえ立っており、その周辺を警護するかのようにヤクザがたむろしている。また、「百道場」なるショールームや、幾何学的な形をしたモニュメントのあるビルなど、妙に 日本を意識したが故にかえって不自然に見える箇所も見受けられる。警察署もこの地域に位置している。『LCS』では話が進むと入っただけで攻撃される。
- ベッドフォード・ポイント(Bedford Point)
- ポイント(地点)とは言うものの、実際にはストートン島西部から南部にかけてのかなり広い範囲を含む地域である。メインストリートというべき大通りの周辺に、大型ショッピングモールや劇場などが密集しており、さらにそれを取り囲むようにして高層ビルが立ち並んでいる。その中でも群を抜いて高い超高層ビルがラブ・メディア本社(Love Media Building)であり、その社長ドナルド・ラブとはここで面会することになる。また、他にももう一方の地下鉄駅や、大聖堂、リバティーツリー新聞社(Liberty Tree)などもあり、ストートン島の中枢的機能を担う地域である。
ショアサイド・ベイル(Shoreside Vale)
住居地区。一見平和そうに見えるが、実際はほとんどの住人がギャングやマフィアの関係者であり、警備も厳重である。主にフランシス国際空港や倉庫街のある南部と、団地や豪邸の立ち並ぶ北部とに分けられる。全域的に起伏に富んでおり、SUVに代表される四輪駆動車が多く走行している。主な施設に国際空港、大学病院、倉庫街(南部)、団地、高級住宅街、ダム、キャンプ場(北部)などがある。この地域に拠点を置くギャングに前述のコロンビアン・カルテル、ストリートギャングのフーズ / フッズ(Southside Hoods)があり、フーズにはさらに赤色のレッドジャックス(Red Jacks)、紫色のナインズ(Nines)という二つのローカルギャングに分かれている。なお1998年にはヤクザの縄張りも存在していた。
- シダーグローブ(Cedar Grove)
- ショアサイド・ベイル北部の高級住宅街。『LCS』でかつてトニーが利用していた隠れ家もここに存在する。見晴らしの良い丘の上に、豪勢な邸宅が軒を連ねている。カルテルの幹部、カタリーナの屋敷もここにあり、当該地域はカルテルが頻繁に出没する。自然豊かな地でもあり、ストートン島の見えるキャンプ場が山のふもとに、また、天文台が山の頂上にある。また、北のほうにトンネルが二件存在するが、工事中のため通行は出来ない(『LCS』では通ることが可能)。なお、『III』ではカタリーナの物となっている屋敷は、元々ドナルド・ラブが所有していた物であった模様である。
- ウィチタ・ガーデン(Wichita Gardens)
- シダーグローブのふもとに当たる団地で、『III』における主人公の隠れ家もここにある。高層マンションがいくつも連立している。フーズの縄張りである当地には、レッドジャックスやナインズのメンバーがたびたび出没する。レッドジャックスのリーダー、D-アイスと連絡できる公衆電話もこの地域にある。また、ポータートンネルの入り口もここにある。1998年のポータートンネル付近はヤクザの縄張りである。
- コクラン・ダム(Cochrane Dam)
- ショアサイド・ベイルを二分する巨大なダム。上下の二部分に分かれており、上部はシダーグローブとパイククリークをつなぐ橋をかねている。ダムの浄水施設が二件あり、どちらも自由に見学可能。下部は管理施設となっており、コンテナやドラム缶があちこちに置かれている。『III』の最終ミッションの決戦の場でもあり、事務所の上にはヘリポートもある。また、上部と下部の中間にはダムを跨ぐ橋がシダーグローブとパイククリークを結んでいる。
- パイククリーク(Pike Creek)
- ショアサイド・ベイル南部の倉庫街。セントマークスに酷似した、斜面上に建てられた町で、ショアサイド・ベイルで買い物ができるのはここしかない。ペイントショップや爆弾屋のほか、ホープ医科大学付属病院(Hope Medical College Clinic)、警察署がある。また、『III』のみ警察署の裏手の敷地には火炎瓶、火炎放射器を売っている裏ショップも存在する。
- フランシス国際空港(Francis International Airport)
- リバティーシティ唯一の空港。横長のターミナルの道路にはロータリーが設けられており、乗客を送迎する際には重宝する。滑走路は二つ存在し、メイン滑走路は旅客機など、サブ滑走路はセスナ機などの小型機が用いる。サンアンドレアスのロスサントス国際空港、ラスベンチュラス空港を結ぶ航空路線などがある。ストートン島から可動橋を渡って来ることができるほか、地下鉄、ポータートンネルでも連絡可能で、リバティーシティの交通ネットワークを司っている。1998年はコロンビアン・カルテルの縄張りである。
犯罪組織
- レオーネ・ファミリー(Leone Family)
- サルバトーレ・レオーネ率いる、リバティーシティ、セントマークス地区を占領しているシチリアンマフィアの一つ。セントマークスにあるトニーのレストラン、トレントンにあるジョーイのガレージ、レッドライト地区にあるルイージの「セックスクラブセブン」などもファミリーの支配下にある。また、フォレッリファミリー、シンダッコファミリー、ディアブロ、トライアドなどと激しく抗争を続けている。2001年にボスであるサルバトーレ・レオーネが主人公によって暗殺されている。サルバトーレの死後にファミリーのボスになった人物は不明である。1998年当時ではドナルド・ラブを支援しており、1998年の段階ではリバティーシティの中でもかなりの権力を持っていたものの、2001年の段階では弱体化している。
- 主な武器はピストル、2001年のサルバトーレ・レオーネ殺害後にはショットガンも追加。車は1998年ではレオーネ・センチネル(Leone Sentinel)、2001年ではマフィア・センチネル(Mafia Sentinel)となる。どちらもセンチネル(Sentinel)のカスタム車で、黒ずくめのボディとルーバーが特徴。また、マフィア・センチネル(Mafia Sentinel)とレオーネ・センチネル(Leone Sentinel)は普通のセンチネルより性能が良く、速い車の少ない序盤は重宝する。前述したとおり『III』ではショットガンを使うため、サルバトーレが暗殺された後のセントマークス地区を普通の車で通るのは非常に危険である。
- フォレッリ・ファミリー(Forelli Family)
- シチリアンマフィアの一つ。ファミリーの首領はすぐに変わってしまうため、はっきりした首領はおらず、リバティーシティ、セントマークスで見かけられるが、縄張りもはっきりと分からない。1998年の段階ではフォート・ストートンにも縄張りを持っているが、トニーによってこの一帯が爆破され、弱体化してしまう(『LCS』では寧ろメインがフォート・ストートンでセントマークスはまだ縄張りでなく、ショアサイド・ベイルにも若干縄張りがあったがすぐにフッズに奪われている。物語中のいくつかのシーンにて、セントマークスにあるレストラン「マルコズ・ビストロ」がアジトだと示されている、『III』にてマイク・フォレッリがここで食事している。また、『VC』のオープニング、ソニー・フォレッリが登場しているシーンに明記され、さらに『SA』でフォレッリファミリーが襲撃されたのもこの場所)が、『LCS』の1998年の段階ではレオーネの物になっているので、『SA』で襲撃された以降は一時的にレオーネの縄張りになった可能性が高い。また、レオーネファミリー、シンダコファミリーと抗争を続けている。ケン・ローゼンバーグはこのファミリーの顧問弁護士だったが、1992年に弁護士免許を剥奪されたため、ファミリーを追い出されている(1986年ではソニー・フォレッリ、1992年はマルコ・フォレッリ、1998年ではフランコ・フォレッリがボスである)。また、政治家オドノヴァンを支援している。
- 主な武器はピストル。車はグレーのセダンであるフォレッリ・エクセス(Forelli Excess)。
- シンダコ・ファミリー(Sindacco Family)
- シチリアンマフィアの一つ。かつてレオーネファミリーに使えていたが、1998年以降激しく対立するようになり、激しく抗争するようになる。また、このファミリーもはっきりとした首領が分からない。リバティーシティ、レッドライト地区にある「ポーリーズ・レビューバー(後のセックスクラブセブン)」という店をJDオトゥールに経営させていたが、レオーネファミリーに寝返ろうとするJDを射殺されてしまったため、店と地区を奪われてしまう。また、レオーネファミリー、フォレッリファミリーと抗争を続けている(1992年ではジョニー・シンダコの父、1998年ではポーリー・シンダコがボスである)。『LCS』においてトニー・シプリアーニによってポーリーが死亡するという大打撃を受けたため、2001年には壊滅した。
- 主な武器はピストル、マイクロSMG、SMG(一部ミッションのみ)。レオーネ・スーツ同様彼らにも共通の服装があるものの、単体で居る場合は通行人と大差がない。車は白のステーションワゴンのシンダコ・アルジェント(Sindacco Argento)。
- ディアブロ(Diablos)
- ヒスパニック系のギャングで、ヘップバーンハイツ地区を占領している。2001年ではエル・ブッロがギャングの黒幕だったが、それ以前は不明である。また、トニー・シプリアーニと縄張り争いで抗争している。
- 主な武器は『LCS』ではバットと手おので『III』ではバットのみ。しかし車の上など高い場所に乗ると警官と同じようにピストルに切り替わる(『III』では素手の者のみ)。車はスタリオン(Stallion)のカスタム車で、黒い車体に炎のペイントのディアブロ・スタリオン(Diablo stallion)。
- トライアド(Triads)
- 中国人で構成されたチャイニーズ・マフィアで、リバティーシティのチャイナタウン全域を取り仕切っている。チャイナタウンにある「ミスターウォンズランドリー」や「パンク・ヌードル」などの店も支配下にある(サンアンドレアス州のサンフィエロにあるチャイナタウン全域にも支部があり、またラスベンチュラスでフォードラゴンズカジノなどを経営している)。バイスシティに1986年に偽札板を船で運びに来たこともあるがトミー・ベルセッティに襲撃された。しかし、2001年では中華街と西は駅まで支配下に置いているものの、1998年時点では中華街でもシンダコファミリーなどが闊歩しているのと構成員の分布の薄さの所を見るとそこまで大きな勢力ではなかった。
- 主な武器はバット(『LCS』では肉切り包丁)、ピストル。車は個体ごとに色は違うがトラックに独特の魚の絵が描かれているトライアド・フィッシュ・バン(Triad Fish Van)。2001年では背中にトラックと同じ魚が描かれている青いつなぎに黒い帽子がユニフォームだが、1998年の時点ではアジア色が強く滲み出ているものになっている。しかし1998年の容姿の場合、背景や通行人が比較的地味になり逆に目立たなくなってしまった為に近くまで寄らないとトライアドと気がつかない場合が多い。
- ヤクザ(Yakuza)
- 日本人で構成されたジャパニーズ・マフィアで、日本古来の組織。ゲーム中では日本語を話す。リバティーシティ、トーリントン地区を縄張りとしており、若頭のケンジに代表されるように義理人情を重んじている。1998年の時点ではカズキ・カサイ(若頭のため組長ではない)が、2001年ではアスカ・カサイが組長となっている。カズキ(ケンジ)のカジノ、「百道場」となる謎の店などが支配下にある(1998年にはアスパトリアにヤクザのシロが存在したが、2001年ではカルテルのものになっている)。また、2001年にはレイ・マショウスキーがヤクザのスパイとして雇われていた。『LCS』においてトニー・シプリアーニとの戦闘で若頭のカズキが死亡し、後にアスカが組長となった。2001年にフォート・ストートンとのカルテルと縄張り争いが起こるようになる。1998年ではシダーグローブのポータートンネル付近の縄張りも持っていた。
- 主な武器はピストル、ウージー(『LCS』では持っていない)。一部ミッションではククリも用いる。車はスティンガー(Stinger)のカスタム車で、白い車体に赤いストライプの入ったヤクザ・スティンガー(Yakuza Stinger)。
- コロンビアン・カルテル(Colombian Cartel)
- コロンビア系のカルテルで、表向きは運送業をしているが、裏ではスパンクの密輸、密売を主な活動としている。2001年時点ではカタリーナがリーダーであった。1998年にはパンランティック社とエイブリー・キャリントンによるフォート・ストートンの土地買収計画の際、エイブリーの護衛として雇われていたが、移動中にトニー・シプリアーニによって計画書を奪われドナルド・ラブにビジネスを乗っ取られそうになったので、ドナルドの屋敷を襲撃したものの、同じくトニーによってドナルドを逃がされた。なお、2001年時点ではドナルドの屋敷はカルテルのものとなっている。2001年ではそのパンランティック社による建設計画を進めるべく、フォート・ストートンにも縄張りを持つようになるが、後にそこでヤクザとの抗争が起こる。また、2001年にはヤーディーズと同盟してスパンクを売りさばこうとするが、アスカやケンジの命を受けたクロードによってリバティーシティ中の売人を始末された。
- 主な武器はピストル、ウージー、AK-47(『LCS』では持たない)。車は青い四輪駆動のカルテル・クルーザー(Cartel Cruiser)。
- ヤーディーズ(Uptown Yardies)
- ジャマイカ人で構成されたギャングで、刑事であるレオン・マカフリーと関係が深かった。2001年ではニューポートを主な縄張りとし、キング・コートニーが首領として仕切っていた。1998年と2001年ではこのギャングも統一されたユニフォームが変わっており、前者ではジャマイカを強く意識した黄色を基調とした派手目な服だが、後者では黒いTシャツの上に作業着を着たような服装となっている。性質的に主人公と敵対する為(1998年は特に)、シナリオが進むとストートン島も危険地帯と化していく。
- 主な武器はバットとピストル。車は豹柄のシートが豪華なローライダーのヤーディーズ・ロボ(Yardies Lobo)。
- フーズ / フッズ(Southside Hoods)
- ショアサイドベイルで活動するストリートギャング達で、スパンクに手を出している。レッドジャックス(Red Jacks)とナインズ(Nines)の2つのローカルギャングで構成されている。レッドジャックスはD-アイスが首領として取り仕切っている。ナインズはレッドジャックスと内部対立しているが、D-アイスの依頼を受けたクロードにより壊滅し、一切出てこなくなる。レッドジャックスは赤色でナインズは紫色の服装である。フッズ自体は昔からレオーネ・ファミリーとの関係が良いため、ミッションにおいても協力する。
- 主な武器はバット(『LCS』では持たない)、ピストル、ウージー。車はともにライトバンのランポ(Rumpo)にストリートアートを施し、タイヤをインチアップ。窓にスモークかけたフッズ・ランポ・XL(Hoods Rumpo XL)。
交通
- 高架電車(Portland El Train)
- ポートランド内を連絡する電車で2両編成。全線が高架の複線だが、単線で反時計回りの環状運転が行われている。ゲームの序盤から利用でき、料金は無料で、全3駅。
- 地下鉄(Liberty City Subway)
- 各島を結ぶ電車で、地下区間と海底トンネル区間からなる。また、全線が複線だが上記の高架電車同様に単線での環状運転が行われており、使用車両も同じ。ただしこちらは時計回りである。ゲーム中盤から利用できるが、ショアサイド・ベイルの駅はシャッターが下ろされており、ミッションが進むまでは外に出られない。料金は無料。ポートランドに1駅、ストートン島の南北に1駅ずつ、ショアサイド・ベイルに1駅ある。
- ポータートンネル(Porter Tunnel)
- 各島を結ぶ矩形断面の地下・海底トンネルで、2001年にポートランドとストートン島間、ストートン島とショアサイド・ベイル間が順に開通した。通行料は無料。ポートランドのハーウッドとショアサイド・ベイルのウィチタ・ガーデン間を結ぶ東西のルートは中央分離帯を持つ片側2車線の本線的な位置づけであり、途中で片側1車線で対面通行の路線が南方に分岐、ストートン島のロックフォードを結んでいる。さらにショアサイド・ベイルのフランシス国際空港にも本線から分岐した片側2車線の路線で接続しているが、こちらはいわゆるハーフ・インターチェンジであり可動橋方面には出られないために、設計上はトンネルを使ったウィチタ・ガーデンと可動橋との相互利用はできない。地上を通り橋を経由するよりも各島の間を速く移動できるが、海底トンネルのためにカーブや起伏が多いことに加え、途中の2カ所の交差点には信号がない。『LCS』ではショアサイド・ベイルのみ地下トンネルが開通しており、途中の交差点ではストートン島方面は青い板で封鎖されているが、ミッションでストートン島までいけるようになっており、その先に工事中の地下鉄が存在する。
- フェリー(Ferry)
- 1998年前後近辺まで使用されていた交通機関で、ポートランドからストートン島間を繋ぐ。ゲーム中盤より利用でき、ハーウッドの桟橋から乗船可能で車やバイクを乗せて移動もできる(ただし、大型車輌は乗船不可。あくまで乗用車のみ)が、利用には20$必要。車を輸送する時は便利な反面、フェリーの移動の遅さからタイミングで乗れない事がある。また、一つでも手配されていると乗船は出来ず、乗船してかわすということはできない。結局、2001年にはキャラハン橋とポータートンネルとの兼ね合いで廃止されてしまったようで関連施設が全て撤去されてポートランドではデートスポット、ストートン島ではフィルの武器ショップ、桟橋の下をポータートンネルの入り口が通る。ということになってしまった。
街並みの違い
リバティーシティは『III』と『LCS』で作品間の時代設定に3年の開きがあるため、街並みに以下のような相違点が見られる。
- ポートランド島のキャラハン橋の入り口付近にある建物が警察署ではなくなっている。
- 『LCS』でチャイナタウン付近にあった「Casa's Deli」が完全にない。
- 『LCS』から『III』にかけて「Mr.Wong's Laundry」がリフォームされた。
- 『LCS』で使用したセントマークスにあるトニーの隠れ家がない。
- 『III』ではトニーのレストランから奇妙な音楽が流れている。
- 『III』ではサルバトーレ邸の入り口付近に苔が生えている。また、音楽も流れている。
- 『LCS』では「Marco's Bistro」の前に「Leone Sentinel」がある。『LCS』ではこのレストランはレオーネファミリーの物らしい。
- 『LCS』や『III』では「Marco's Bistro」に『SA』で登場した中庭がない。
- ショアサイドベイルにあるドナルドの豪邸がカタリーナのものになっている。
- 『III』から『LCS』にかけて「The Bigshot Kajino」が「Kenji's Kajino」になっている。
- 『LCS』ではドナルドがラブメディア本社近くのビルの現場監督を務めたり、そのビルで食事をしたりしている。
- 『III』ではFort StauntonがPanlantic社によって買収されている。
- 『III』では地下トンネルにホームレスがいる。
- 『III』では「Rusty Browns Ring Donuts」が「Greasy Joe's Diner」という店になっている。
- 『III』では倉庫が「Turtle Head Fishing Co.」になっている。
- 『III』では「Don Kiddick's Sausage Factory」が「Bitch 'n' Dog food」になっている。
- 『LCS』でのAspartiaのヤクザのシロが『III』ではカルテルのアジトになっている。
- 『LCS』では『III』でレイのミッションを受ける公園のトイレのドアが壊れていない。
- 『III』では競技場が完成している。
- 『LCS』では『III』でBedford Pointにあったネットカフェが無い。
- 『LCS』では教会の裏手に墓地が存在したが、『III』では跡形も無く、建物がある。
- 『LCS』で建設中のビルが『III』ではほとんど完成している。
- 『III』ではフィルの店が海岸沿いに存在したが、『LCS』では別の場所にある。