交易条件
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交易条件が改善すると、輸出財を売ることでより多くの輸入財を購入できるということになる。交易条件は、輸出国や輸入国の経済状況だけでなく、為替レートにも影響される。
歴史
「交易条件」の表現は、アメリカの経済学者フランク・タウシッグの1927年の本に現れる。しかし、それよりも前の1844年に出版されたロバート・トレンスの『予算:商業と植民政策(The Budget: On Commercial and Colonial Policy)』、1829-30年頃執筆されたと言われ1844年に出版されたジョン・スチュアート・ミルの『国家間の交易の法則(Of the Laws of Interchange between Nations)』にも同様の概念が登場する。
定義
交易条件は、輸出財価格1単位あたり何単位の輸入財価格を購入できるかを測ったものである。例えば、リンゴが唯一の輸出財でオレンジが唯一の輸入財であれば、交易条件は「リンゴの価格/オレンジの価格」である。リンゴが1個500円で、オレンジが1個250円であれば、交易条件は 500/250 = 2 となり、輸出財(りんご)1単位で輸入財(オレンジ)が2単位購入できることがわかる。国は多くの財を輸出し多くの財を輸入するので、交易条件の計算には価格指数の計算が必要である[3]。
輸出財価格の上昇は交易条件を改善し、輸入財価格の上昇は交易条件を悪化させる。例えば、石油を輸出する国にとっては、石油価格の上昇は交易条件の改善を意味し、石油を輸入する国にとっては、同様のショックは交易条件の悪化を意味する。
