ゴムタイヤ(x1)とスチールホイール(x1)を生産要素としてタイヤ(T)という完成品を生産するとする。ゴムタイヤだけでは完成品はできず、スチールホイールだけでも完成しない。したがって、これら2つは互いに完全補完であると言える。このとき、タイヤを生産する生産関数は、

のように書ける。要素投入量は
を満たすように決まる。
タイヤ(T)と車体(X)を用いて自動車(Y)という完成品を生産するとする。車体1体につきタイヤが4つ必要なので、自動車を生産する生産関数は、

のように書ける。要素投入量は
を満たすように決まる。車体が1体あるとき(
)、タイヤが4つ必要である(
)ことがわかる。タイヤが5つあっても車体が1体しかないのであれば、自動車は1台しか生産できないことは、

であることからわかる。タイヤが5つと車体が2体あるときは、

となり、(自動車の台数が連続変数であることを許容するときは)自動車が5/4 = 1.25台生産されるという結果になる。