Wikiwand AI

せんだいデザインリーグ

From Wikipedia, the free encyclopedia

せんだいデザインリーグは、仙台建築都市学生会議せんだいメディアテーク (smt) とが共同主催して仙台市で開催されている、建築分野における全国規模の卒業制作展。例年3月に、smtを主会場に開催されている。

イベントの種類 展示会コンペ
通称・略称 (略称)SDL、せんだい
(異名)卒業設計の甲子園
開催時期 3月
初回開催 2002年平成14年)
概要 せんだいデザインリーグ卒業設計日本一決定戦 Sendai Design League, イベントの種類 ...
せんだいデザインリーグ
卒業設計日本一決定戦
Sendai Design League
イベントの種類 展示会コンペ
通称・略称 (略称)SDL、せんだい
(異名)卒業設計の甲子園
開催時期 3月
初回開催 2002年平成14年)
会場 せんだいメディアテーク
主催 仙台建築都市学生会議
せんだいメディアテーク
後援 在仙台マスメディア各社
協賛 総合資格学院
日建学院 ほか
協力 庄文堂
仙台放送
日本通運 ほか
出展数 554作品(2010年)[1]
来場者数 3,860人(2010年)[1]
せんだいメディアテークへの交通アクセス
最寄駅 仙台市地下鉄南北線勾当台公園駅
公式サイト
備考
卒業設計日本一展」と称する受賞作品展が、後日、日本各地で開催される。
テンプレートを表示
閉じる

「卒業設計の甲子園」とも呼ばれる「卒業設計日本一決定戦」が開催されている。

概要

2002年平成14年)3月に初開催され、翌年から「卒業設計日本一決定戦」が開催されている。 それまで学生対象のコンペとして、建築学生・設計大賞が知られていたが、主宰者であった大日本土木の民事再生法申請により2001年の開催を最後に終了となった。そのため、建築学生・設計大賞において審査員であった隈研吾を始めとする建築家が、建築を学ぶ学生のためのコンペティションは必要不可欠であるとして、卒業設計日本一決定戦が生まれた。

現在では全国の大学専門学校から数多くの作品が出展されるようになり、日本最大規模の卒業設計展およびコンペに成長した[2]。そのため、「卒業設計の甲子園」とも呼ばれる[3]

2008年平成20年)には、イギリスの建築・デザイン雑誌「BLUEPRINT」に『世界で最も熱い学生イベント』として紹介され[4]2009年平成21年)の大会にはアメリカ合衆国プリンストン大学の学生が観覧に訪れる[5]など、国際的な注目も集めている。

内容

出展された建築模型の「展示」と「卒業設計日本一決定戦」を中心とし、特別企画として「梱包日本一決定戦」を開催している。

出展数や観客数が増加してきたため、近年はせんだいメディアテーク (smt) で展示をし、卒業設計日本一決定戦の公開審査(ファイナル)は東北大学百周年記念会館・川内萩ホールで行われるようになった。公開審査の模様は生中継でsmt内のいくつかの階でも見られるようになっており、Twitter上では学生同士の議論も同時進行している[1]

卒業設計日本一決定戦

第1回せんだいデザインリーグで行われた「仙台建築アワード2002」をもとに、2003年平成15年)3月の第2回せんだいデザインリーグより開催されている。出展された作品の中から賞を選出し、上から日本一賞金10万)、日本二(賞金5万円)、日本三(賞金3万円)(各1名ずつ)と特別賞(2〜3名)が授与される[3]

審査では参加作品から予選で100作品程度にしぼり、セミファイナルで10作品程度を選出し、ファイナルで受賞者を決定する。予選の翌日午前がセミファイナル、午後がファイナルという過密な日程が組まれている。

毎年5-6人の著名な建築家が審査員として招待され、各賞の選出にあたる。審査過程はすべて公開されており、審査を観戦するために建築を学ぶ学生をはじめとして約4000人が会場に詰めかける[3]

梱包日本一決定戦

不充分な梱包によって出展作品の破損が後を絶たないため、2008年平成20年)3月の第7回せんだいデザインリーグより特別企画として開催している[6]。当企画により、破損の数が激減したという[6]

2008年は、日本一1点、特別賞2点が選出された[7]。2009年は、日本一、日本二、日本三、および、特別賞が各1点ずつ選出された[6]。2010年は、日本一、日本二、日本三が各1点ずつ選出された[8]

沿革

日程・会場

さらに見る 回, 年 ...
せんだいデザインリーグ 卒業設計日本一決定戦 出展作品数 登録作品数
展示 公開審査(ファイナル)
期間 会場 開催日 会場
02002年3月9日17日smt
12003年3月9日〜11日3月9日smt オープンスクエア152232
22004年3月10日16日3月14日smt ギャラリー4200207307
32005年3月11日15日3月13日317523
42006年3月12日16日3月12日374578
52007年3月11日〜15日3月11日smt オープンスクエア477708
62008年3月9日〜15日3月9日仙台国際センター 大ホール498631
72009年3月8日〜15日3月8日東北大学百周年記念会館 川内萩ホール527776
82010年3月7日〜14日3月7日554692
92011年3月6日〜11日3月6日531713
102012年3月5日〜10日3月5日450570
112013年3月10日〜17日3月10日415777
122014年3月9日〜16日3月9日411555
132015年3月1日〜6日3月1日350461
142016年3月6日〜13日3月6日smt オープンスクエア385545
152017年3月5日〜12日3月5日352511
162018年3月4日〜11日3月4日332458
172019年3月3日〜10日3月3日333491
182020年3月8日smt ギャラリー3300242425
192021年3月7日〜14日smt3月7日smt オープンスクエア377519
202022年3月7日〜13日3月6日405625
212023年3月5日〜12日仙台フォーラス3月5日433597
222024年3月3日〜10日smt3月3日470763
232025年3月9日〜16日3月9日458688
242026年3月8日〜15日3月8日
閉じる

審査員


さらに見る 回, 年 ...
審査員長 審査員
12003年伊東豊雄阿部仁史塚本由晴小野田泰明仲隆介槻橋修本江正茂
22004年乾久美子竹山聖
32005年石山修武青木淳宮本佳明竹内昌義本江正茂
42006年藤森照信小川晋一曽我部昌史小野田泰明五十嵐太郎
52007年山本理顕古谷誠章永山祐子竹内昌義中田千彦
62008年伊東豊雄新谷眞人五十嵐太郎遠藤秀平貝島桃代
72009年難波和彦妹島和世梅林克平田晃久
82010年隈研吾ヨコミゾマコトアストリッド・クライン石上純也小野田泰明
92011年小嶋一浩西沢大良乾久美子藤村龍至五十嵐太郎
102012年伊東豊雄塚本由晴重松象平大西麻貴櫻井一弥
112013年高松伸内藤廣宮本佳明手塚由比五十嵐太郎
122014年北山恒新居千秋藤本壮介貝島桃代
132015年阿部仁史山梨知彦中山英之松岡恭子
142016年西沢立衛手塚貴晴田根剛成瀬友梨倉方俊輔小野田泰明福屋粧子
152017年千葉学木下庸子谷尻誠豊田啓介川島範久浅子佳英中田千彦
162018年青木淳赤松佳珠子磯達雄五十嵐淳門脇耕三辻琢磨
172019年平田晃久トム・ヘネガン西澤徹夫武井誠栃澤麻利家成俊勝中川エリカ
182020年重松象平永山祐子金田充弘野老朝雄冨永美保
192021年乾久美子吉村靖孝藤原徹平岡野道子小田原のどか
202022年藤本壮介秋吉浩気安藤僚子石川初金野千恵
212023年塚本由晴岩瀬諒子藤野高志サリー楓川勝真一
222024年大西麻貴畝森泰行冨永祥子鳴川肇馬場正尊
232025年重松象平忽那裕樹松田法子増田信吾山田紗子
242026年内藤廣伊藤博之保坂健二朗森田祥子市川絋司
閉じる


せんだいメディアテークの設計者である伊東豊雄や、仙台建築都市学生会議のアドバイザリーを務める先生方を中心に、複数回審査員を務めている。 以下に、複数回審査員を務めた方々を示す。

  • 五十嵐太郎7回(2006年、2008年、2009年、2011年、2013年、2014年、2015年)
  • 小野田泰明5回(2003年、2004年、2006年、2010年、2016年)
  • 伊東豊雄4回うち審査委員長4回(2003年、2004年、2008年、2012年)
  • 阿部仁史3回うち審査委員長1回(2003年、2004年、2015年)
  • 乾久美子3回うち審査委員長1回(2004年、2011年、2021年)
  • 塚本由晴3回うち審査委員長1回(2003年、2012年、2023年)
  • 中田千彦3回(2007年、2017年、2018年)
  • 重松象平3回うち審査委員長2回(2012年、2020年、2025年)
  • 本江正茂2回(2003年、2005年)
  • 竹内昌義2回(2005年、2007年)
  • 宮本佳明2回(2005年、2013年)
  • 貝島桃代2回(2008年、2014年)
  • 青木淳2回うち審査委員長1回(2005年、2018年)
  • 平田晃久2回うち審査委員長1回(2009年、2019年)
  • 永山祐子2回(2007年、2020年)
  • 大西麻貴2回うち審査委員長1回(2012年、2024年)
  • 内藤廣2回うち審査委員長1回(2013年、2026年)
  • 藤本壮介2回うち審査委員長1回(2014年、2022年)


大会後

巡回展

2006年平成18年)から2012年(平成24年)まで、「卒業設計日本一展」との名称で、入賞作品などを展示する巡回展が日本各地で開催されていた。以下に、各年ごとの開催都市を示す。

公式書籍

2006年平成18年)より、各年の大会公式記録である「卒業設計日本一決定戦オフィシャルブック」が建築資料研究社から発刊されている。

放送・DVD

鹿島建設の提供で仙台放送が大会の模様を1時間番組にして、2008年平成20年)より4月下旬に宮城県で放送している。なお、仙台放送が番組のDVD2016年まで発売していた。2017年からはFODで配信している。 また、2009年には、ケーブルテレビCAT-VおよびJ:COM仙台キャベツで放送されている番組「みんなのテレビ」において、大会直前の模様が放送された。

  • 2008年4月29日 仙台放送「未来の街は僕らが創る」[20]
  • 2009年2月20日 CAT-V・キャベツ「みんなのテレビ」『卒業設計日本一決定戦』[21]
  • 2009年4月29日 仙台放送「僕らと街の未来設計図」[5]
  • 2010年4月29日 仙台放送「発見! 僕らの未来建築」
    • 出演者:アンガールズ、中村明花、早坂牧子(仙台放送アナ)。
  • 2011年 仙台放送「動け!僕らの未来都市」
    • 出演者:アンガールズ、森絵梨佳、早坂牧子(仙台放送アナ)。
  • 2012年 仙台放送「僕らが描く未来の街」
  • 2013年4月29日 仙台放送「描け!僕らの未来地図」[22]
  • 2014年4月29日 仙台放送「未来を創る僕らの建築」[23]
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)、三宅ひとみ(アイドリング!!!)。
  • 2015年4月29日 仙台放送「創れ!僕らの未来都市」[24]
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。
  • 2016年4月29日 仙台放送「冒険!僕らの未来建築」
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。
  • 2017年4月29日 仙台放送「未来を彩る僕らの建築~せんだいデザインリーグ2017~」
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。
  • 2018年4月30日 仙台放送「開け!情熱の未来建築~せんだいデザインリーグ2018~」
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。
  • 2019年4月29日 仙台放送「建築学生の熱き想い!~せんだいデザインリーグ2019~」
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。
  • 2020年4月29日 仙台放送「つなげ!僕らの未来都市!~せんだいデザインリーグ2020~」
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。
  • 2021年4月29日 仙台放送「ひらけ!建築のトビラ~せんだいデザインリーグ2021~」
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。
  • 2022年4月29日 仙台放送「未来アーキテクチャー せんだいデザインリーグ2022」
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。
  • 2023年5月3日 仙台放送「情熱!未来クリエイト せんだいデザインリーグ2023」[25]
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。
  • 2024年4月29日 仙台放送「情熱!未来クリエイト せんだいデザインリーグ2024」
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。
  • 2025年4月29日 仙台放送「情熱!未来クリエイト せんだいデザインリーグ2025」
    • 出演者:アンガールズ、飯田菜奈(仙台放送アナ)。

仙台建築都市学生会議

smtが開館した2001年平成13年)1月東北大学東北工業大学宮城大学の3校の建築を学ぶ学生有志が、阿部仁史らアドバイザーに迎えて結成した。翌2002年平成14年)より、加盟校の学生ボランティアが主体になって「せんだいデザインリーグ」を開催している。以下は、現在の参加校。

脚注

関連項目

外部リンク

Related Articles