佐野海舟
日本のサッカー選手
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佐野 海舟(さの かいしゅう、2000年12月30日 - )は、岡山県津山市出身のプロサッカー選手。ブンデスリーガ・1.FSVマインツ05所属。ポジションはミッドフィールダー(MF)。日本代表。
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|---|---|---|---|---|---|---|
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| 名前 | ||||||
| 愛称 | カイシュウ | |||||
| カタカナ | サノ カイシュウ | |||||
| ラテン文字 | SANO Kaishu | |||||
| 基本情報 | ||||||
| 国籍 |
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| 生年月日 | 2000年12月30日(25歳) | |||||
| 出身地 | 岡山県津山市 | |||||
| 身長 | 176cm | |||||
| 体重 | 76kg | |||||
| 選手情報 | ||||||
| 在籍チーム |
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| ポジション | MF | |||||
| 背番号 | 6 | |||||
| 利き足 | 右足 | |||||
| ユース | ||||||
| 2007-2012 |
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| 2013-2015 |
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| 2016-2018 |
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| クラブ1 | ||||||
| 年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
| 2019-2022 |
| 116 | (8) | |||
| 2023-2024 |
| 47 | (1) | |||
| 2024- |
| 62 | (1) | |||
| 代表歴2 | ||||||
| 2023- |
| 12 | (0) | |||
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1. 国内リーグ戦に限る。2025年5月20日現在。 2. 2025年11月14日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj | ||||||
実弟の佐野航大もプロサッカー選手(エールディヴィジ・NECナイメヘン所属)であり、同じく日本代表[1]。
妻はモデルの木下桜[2]。
経歴
プロ入り前
FCヴィパルテを経て米子北高等学校へ進学。1年次からレギュラーを確保し、3年連続で全国高校総体と全国高校サッカー選手権に出場した[3]。
FC町田ゼルビア
2019年より、FC町田ゼルビアへ加入した[4]。5月5日、J2第12節の水戸ホーリーホック戦で途中出場からプロデビューを果たした[5]。2020年9月6日、J2第17節のFC琉球戦でプロ初ゴールを決めた[6]。
2022年、90分平均のボール奪取回数でJ2リーグ1位の20回を記録した[7]。
鹿島アントラーズ
2023年、鹿島アントラーズへ完全移籍をした[8]。加入後からすぐにレギュラーの座を掴むと、シーズン通してリーグ戦27試合に出場。JPFAアワードJ1ベストイレブンを受賞した[9]。またシーズン終了後には、ドイツ1部のヴェルダー・ブレーメンからオファーを受けたが、残留した[10][11]。
2024年も引き続きボランチのレギュラーとして7月までに20試合に出場した。
1.FSVマインツ05
2024年7月3日、ブンデスリーガの1.FSVマインツ05に完全移籍することが発表された[12]。8月1日にチームに合流[13]。1年目から主力として34試合に出場。昨シーズン残留争いしていたチームだったが、欧州コンペティション出場権を争うリーグ6位で終えた。また佐野は、394kmというリーグトップの走行距離を記録し、デュエル勝利数は209回でリーグ最多、空中戦の勝利は162回で3位、インターセプト65回で最多、スプリント764回で最多、ドリブル32回で最多タイ、さらにトップスピード34.42km/hは3位と海外挑戦1年目ながら活躍した[14]。
日本代表
2023年11月13日、2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選に参加する日本代表に、怪我のため辞退した伊藤敦樹の代替選手として追加招集された。世代別代表も含め、日本代表初招集となる[15][16]。11月16日のミャンマー戦(パナソニックスタジアム吹田)で代表初出場を果たした[17]。
2024年1月1日、AFCアジアカップ2023に臨む日本代表に選出された。後述により8月29日発表で落選した[18]。2025年5月23日、2026 FIFAワールドカップ・アジア3次予選の残り2試合に臨む日本代表メンバーに復帰。
クラブの活躍が認められて2025年6月5日、同月10日に行われる2026FIFAワールドカップ・アジア3次予選のメンバーに弟の航大とともに選ばれ、日本代表に復帰した[19]。日本代表監督の森保一は会見で佐野について「彼のことをこれまで見てきましたが、私自身もコンタクトを取り、深く反省していると強く感じた」、「チームの一員を家族と考えたときに、指導者としてひとりの選手と向き合うなかで、ミスを犯した選手をそのまま社会から葬り去るのか、サッカー界から葬り去るのかということに関しては、再チャレンジする道を家族として与えることのほうがいいのでは、ということで判断しました」と話した[20]。佐野も28日に謝罪会見を開いて多方面に大きな迷惑をかけたことを陳謝し[21]、「自分に対する賛否がもちろんあるのを知っているし、でも自分にできることを考えて、僕は日本のサッカーのために戦うしかないと思っている。プレーで行動で示していきたい」[21]と今後の決意を語った。
私生活
妻はファッションモデルの木下桜であり、2025年8月に1年前にあたる2024年8月以前から交際・入籍していたことが明らかになった[22]。
人物・エピソード
- 海舟という名前は、父が好きだという勝海舟に由来する[23]。
- 理想はエンゴロ・カンテ。日本だと遠藤航や守田英正[24]。
- 子供の頃は下駄で走っていた。そのため足裏の皮がかたく、指が長い[25]。
- 海外クラブ移籍となったドイツのマインツは、元々は鹿島アントラーズのフォワード選手調査のため資料のビデオを閲覧したとき、たまたま映っていた佐野海舟に目が留まった。金の卵を見つけたマインツは、以降は佐野に調査を切り替え獲得に至った[26]。
- 2026FIFAワールドカップアジア最終予選のメンバーに兄弟揃って招集された。日本代表における兄弟選手の同時招集は、佐藤勇人・寿人兄弟以来19年ぶりのことだった[27]。
プレースタイル
主に守備的ミッドフィールダーで起用されているが、左右のサイドバックやセンターバックで起用されることもある。マインツ所属時にもセンターバックで起用された[28]。
ボール奪取に優れている[29]。タックルを仕掛けてインターセプトでボールを奪い切り、そのまま攻撃へと繋げる。危機察知能力の高さやフィジカルの強さに定評があり、相手のチャンスの芽を摘み取り、ボールを繋げる能力も高い。このように、ボールを回収してそのまま運んでいく一連の流れが、名前(海舟)にかけて俗に「佐野回収」といわれることもある[30]。
ダブルタッチで相手を交わしてゴールを決めること[31]や高い位置でのインターセプトでゴールに繋げること[32]もできる。
非常に運動量豊富な選手のためダイナモと呼ばれている[33]。
所属クラブ
- 2007年 - 2012年 FCヴィパルテU-12(津山市立鶴山小学校)
- 2013年 - 2015年 FCヴィパルテU-15(津山市立中道中学校)
- 2016年 - 2018年 米子北高等学校
- 2019年 - 2022年
FC町田ゼルビア - 2023年 - 2024年7月
鹿島アントラーズ - 2024年7月 -
1.FSVマインツ05
個人成績
| 国内大会個人成績 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
| 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
| 日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
| 2019 | 町田 | 25 | J2 | 21 | 0 | - | 1 | 0 | 22 | 0 | |
| 2020 | 41 | 1 | - | - | 41 | 1 | |||||
| 2021 | 6 | 34 | 6 | - | 1 | 0 | 35 | 6 | |||
| 2022 | 20 | 1 | - | 1 | 0 | 21 | 1 | ||||
| 2023 | 鹿島 | 25 | J1 | 27 | 1 | 7 | 0 | 1 | 0 | 35 | 1 |
| 2024 | 20 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 23 | 0 | |||
| ドイツ | リーグ戦 | リーグ杯 | DFBポカール | 期間通算 | |||||||
| 2024-25 | マインツ | 6 | ブンデス | 34 | 0 | - | 2 | 0 | 36 | 0 | |
| 通算 | 日本 | J1 | 47 | 1 | 9 | 0 | 2 | 0 | 58 | 1 | |
| 日本 | J2 | 116 | 8 | - | 3 | 0 | 119 | 8 | |||
| ドイツ | ブンデス | 34 | 0 | - | 2 | 0 | 36 | 0 | |||
| 総通算 | 197 | 9 | 9 | 0 | 7 | 0 | 213 | 9 | |||
タイトル
個人
- JPFAアワード ベストイレブン:2023年
代表歴
出場大会
- A代表初出場 - 2023年11月16日 2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選 対ミャンマー(パナソニックスタジアム吹田)
- 日本代表
- 2023年 - 2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選
- 2024年 - AFCアジアカップ2023
- 2025年 - 2026 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
試合数
- 国際Aマッチ 12試合 0得点(2023年 - )
出場
| No. | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦相手 | 結果 | 監督 | 大会 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1. | 2023年11月16日 | 市立吹田サッカースタジアム | ○5-0 | 森保一 | 2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選 | ||
| 2. | 2024年1月1日 | 国立競技場 | ○5-0 | TOYO TIRES CUP 2024 | |||
| 3. | 2024年1月14日 | アル・トゥマーマ・スタジアム | ○4-2 | AFCアジアカップ2023 | |||
| 4. | 2024年1月24日 | ○3-1 | |||||
| 5. | 2025年6月5日 | パース・スタジアム | ●0-1 | 2026 FIFAワールドカップ・アジア3次予選 | |||
| 6. | 2025年6月10日 | パナソニックスタジアム吹田 | ◯6-0 | ||||
| 7. | 2025年9月7日 | オークランド・コロシアム | △0-0 | 国際親善試合 | |||
| 8. | 2025年9月10日 | Lower.comフィールド | ●0-2 | ||||
| 9. | 2025年10月10日 | パナソニックスタジアム吹田 | △2-2 | キリンチャレンジカップ2025 | |||
| 10. | 2025年10月14日 | 東京スタジアム | ◯3-2 | ||||
| 11. | 2025年11月14日 | 豊田スタジアム | ○2-0 | ||||
| 12. | 2026年3月31日 | ウェンブリー・スタジアム | ○1-0 | キリンワールドチャレンジ2026 |