南紀熊野ジオパーク
From Wikipedia, the free encyclopedia
「プレートの沈み込みに伴って生み出された3種類の大地」をテーマとしている[5]。プレートの活動によって形成された付加体、付加体の上に溜まった前弧海盆堆積体、約1500年前の火山活動によって形成された火成岩体が紀伊半島の隆起と浸食によって削られ、紀伊半島南部で独特な自然景観等を作っている[6]。また、大塔山を源とする古座川流域には、温暖多雨気候と急峻な地形によってキイイトラッキョウやキノクニスズカケ(いずれも流域で最初に発見)といった紀伊半島固有種の生育[7]、古座川の一枚岩に代表される「古座川弧状岩脈」が流域を形成している[8]。
ユネスコ世界ジオパークへの登録を目指しているが、2022年(令和4年)開催の日本ジオパーク委員会では「世界文化遺産の紀伊山地の霊場と参詣道やラムサール条約登録地の串本との相乗効果が生み出されていない」などの理由で国内推薦は見送りとなっている[2][3]。
沿革
主なジオサイト
エリア内には107か所のジオサイトが設定されている[1][6]。各ジオサイトについては、公式サイトのジオサイトを探すを参照。
- フェニックス褶曲(「天鳥の褶曲」の別名がある)[12]
- 北山峡
- 古座川の一枚岩(国の天然記念物)[12][13]
- 橋杭岩(国の名勝・天然記念物)[1][12]
- 那智の滝(国の名勝)[12]
- 神倉山のゴトビキ岩(神倉神社の御神体)[6]
- 円月島[1]・千畳敷・三段壁(3か所が一括して国の名勝に指定)[12]
- 梶取崎
- 樫野埼灯台(国の登録有形文化財)[14]
関連施設
2019年(令和元年)7月に、南紀熊野ジオパークの拠点施設となる「和歌山県立南紀熊野ジオパークセンター」がオープンした[10][11]。紀伊半島の地形の成り立ちを模型やプロジェクションマッピングで学ぶことができる[10][11]。