四塩化ケイ素

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四塩化ケイ素
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.030.037 ウィキデータを編集
EC番号
  • 233-054-0
RTECS number
  • VW0525000
UNII
国連/北米番号 1818
性質
SiCl4
モル質量 169.90 g/mol
外観 無色の液体
密度 1.483 g/cm3
融点 −68.74 °C (−91.73 °F; 204.41 K)
沸点 57.65 °C (135.77 °F; 330.80 K)
シリカを生成して反応する
溶解度 ベンゼントルエンクロロホルムエーテルに可溶[1]
蒸気圧 25.9 kPa at 20 °C
磁化率 88.3·10−6 cm3/mol
構造
正四面体
4
熱化学
標準モルエントロピー S 240 J·mol−1·K−1[2]
標準生成熱 fH298)
−687 kJ·mol−1[2]
危険性
GHS表示:
急性毒性(低毒性)
Warning
H315, H319, H335
P261, P264, P271, P280, P302+P352, P304+P340, P305+P351+P338, P312, P321, P332+P313, P337+P313, P362, P403+P233, P405, P501
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
NFPA 704 four-colored diamondHealth 3: Short exposure could cause serious temporary or residual injury. E.g. chlorine gasFlammability 0: Will not burn. E.g. waterInstability 2: Undergoes violent chemical change at elevated temperatures and pressures, reacts violently with water, or may form explosive mixtures with water. E.g. white phosphorusSpecial hazard W: Reacts with water in an unusual or dangerous manner. E.g. sodium, sulfuric acid
3
0
2
安全データシート (SDS) ICSC 0574 MSDS
関連する物質
その他の
陰イオン
四フッ化ケイ素
四臭化ケイ素
四ヨウ化ケイ素
その他の
陽イオン
四塩化炭素
四塩化ゲルマニウム
塩化スズ(IV)
四塩化チタン
関連するクロロシラン類 クロロシラン
ジクロロシラン
トリクロロシラン
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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四塩化ケイ素(またはテトラクロロシラン)は、化学式SiCl4で表される無機化合物である。無色の揮発性液体で、空気中で発煙する。商業用途として高純度ケイ素およびシリカの製造に用いられる。クロロシラン英語版類の一員である。

四塩化ケイ素は、フェロシリコン炭化ケイ素、または二酸化ケイ素と炭素の混合物など、さまざまなケイ素化合物の塩素化によって製造される。フェロシリコン経路が最も一般的である[3]

実験室では、SiCl
4
ケイ素600 °C (1,112 °F)塩素と反応させることで調製できる[1]

Si + 2 Cl
2
→ SiCl
4

これは1823年にイェンス・ベルセリウスによって初めて調製された[4]

ブラインは、塩素生産が金属塩化物鉱石からの金属精製プロセスの副産物である場合、シリカによって汚染されることがある。まれに、汚染されたブラインを電解すると、シリカ中の二酸化ケイ素が四塩化ケイ素へ変換されることがある[5]

反応

加水分解および関連反応

他のクロロシランやシランと同様、四塩化ケイ素は容易にと反応する。

SiCl4 + 2 H2O → SiO2 + 4 HCl

液体を空気にさらすと、SiCl4蒸気が湿気と反応してシリカと塩酸の雲状エアロゾルを生じるため、発煙として観察できる[6]。 これに対し、四塩化炭素は容易には加水分解されない。

アルコールとは反応してオルトケイ酸エステルを与える。

SiCl4 + 4 ROH → Si(OR)4 + 4 HCl

ポリシリコン塩化物

高温では、次の反応により四塩化ケイ素の同族体が調製できる。

Si + 2 SiCl4 → Si3Cl8

実際、ケイ素の塩素化はヘキサクロロジシラン英語版Si2Cl6の生成を伴う。鎖中に最大6個のケイ素原子を含む一連の化合物が混合物から分留によって分離できる[1]

他の求核剤との反応

四塩化ケイ素は古典的な求電子剤として反応性を示す[7]グリニャール試薬有機リチウム化合物で処理すると、さまざまな有機ケイ素化合物を与える。

4 RLi + SiCl4 → R4Si + 4 LiCl

ヒドリド試薬による還元ではシランが得られる。

他のSiX4化合物との比較

SiH4SiF4SiCl4SiBr4SiI4
b.p. (˚C)[8]−111.9−90.356.8155.0290.0
m.p. (˚C)[8]−185−95.0−68.85.0155.0
Si-X bond length (Å)>0.74[9]1.552.022.202.43
Si-X bond energy (kJ/mol)[10]384582391310234

用途

安全性および環境問題

参照

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