土合駅

群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽にある東日本旅客鉄道の駅 From Wikipedia, the free encyclopedia

土合駅(どあいえき)は、群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線である。

所属路線 上越線
キロ程 69.3 km(高崎起点)
概要 土合駅, 所属事業者 ...
土合駅
駅舎(2022年5月)
どあい
Doai
湯檜曽 (6.6 km)
(10.8 km) 土樽[* 1]
群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽218-2
北緯36度49分52.9秒 東経138度58分1.6秒
(上り)
北緯36度49分51.2秒 東経138度57分50.2秒
(下り)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 上越線
キロ程 69.3 km(高崎起点)
電報略号 トイ
駅構造 地上駅(上り線)・地下駅(下り線)[1]
ホーム 計2面2線(上下別)[1]
乗車人員
-統計年度-
19人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1936年昭和11年)12月19日[* 2][2]
備考 無人駅乗車駅証明書発行機 有)
  1. この間に高崎支社新潟支社境界あり(当駅から湯檜曽寄りは高崎支社管内)。
  2. 1931年昭和6年)9月1日に信号場として開設。
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概要

群馬県内の普通鉄道の駅としては最北端に位置する。当駅までが群馬事業本部管轄であり、上り線の清水トンネルの出口付近に長岡事業本部との境界が設置されている。当駅に停車する普通列車は長岡事業本部の担当で、群馬事業本部の担当は、隣の湯檜曽駅とともに施設管理のみとなっている。

下り線ホームは新清水トンネル内の地下深くにあり、地上の駅舎から486段の階段(標高差82 m、長さ338 m)を10分ほどかけて下りないと到達できないことから、「日本一のモグラ」として親しまれている。「関東の駅百選」認定駅の1つである。

歴史

駅構造

山間部にあり、上り線が地上駅、下り線が地下駅となっている[1]。平常時は無人駅で、常駐する駅員はおらず、自動券売機も設置されていないため、旧改札口のところに乗車駅証明書発行機が設置されている。なお、臨時列車の運転時には、管理駅である水上駅から駅員が派遣されて臨時窓口が設けられることもある。駅舎内には待合室がある。トイレは改札外に1か所ある(下り線ホームのトイレは使用停止)[4]

駅舎は山小屋をイメージしたデザインで、1968年(昭和43年)10月に完成した[新聞 2]。外壁には新清水トンネル掘削時に出てきた石英閃緑岩が使われている[新聞 2]

2020年(令和2年)2月12日から3月22日にかけて、JR東日本とJR東日本スタートアップによるグランピング場施設「DOAI VILLAGE」の実証実験が行われ[報道 1]、同年8月8日にかつての駅務室に喫茶「mogura」がオープンし[報道 2]、同年11月14日の「DOAI VILLAGE」の開業をもってグランドオープンした[報道 3]

当駅待合室内では、寝泊まり (STB) をする登山客らが食事用にガスコンロなどを使用する事例が相次ぎ、2016年(平成28年)4月には待合室が一時閉鎖された[新聞 7]。その後再開放されているが、定期的にJR職員や警察が巡回を行っている。

当駅最大の特徴は、上下のホーム間が大きく離れていることである[1]。これは、上越線の複線化の際に下りホームを地下70 m新清水トンネル内に設置したことによるもので、上りホームや駅舎のある地上と下りホームの間には81 mもの高低差がある。下りホームから駅舎に行くには、ほぼ一直線に伸びる462段の階段(長さ338 m)を上り、次いで湯檜曽川国道291号をまたぐ143 mの連絡通路に設けられた計24段の階段を上る必要がある。改札口から下りホームまでは徒歩10分程度を要するため、駅員が配置されていた時代には、下り列車については改札が発車10分前に打ちきられ、市販の時刻表にもその旨が記載されていた。階段の中間部付近にはベンチが設置されている。462段の階段横にはエスカレーターの設置スペースが確保されている[新聞 8]が、現在まで設置の予定はない。

下りホームは単式1面1線の構造である。かつては通過線(本線)と副本線が設けられており、副本線にホームが設置されていたが[1]、2008年(平成20年)5月から10月にかけてホーム改良工事が行われ、ホームが副本線から本線へと移され、同時にかさ上げが行われた[注 1]。なお、この工事では旧副本線部分は完全に埋められておらず、かえってホーム幅が狭くなったほか、実質的なホーム有効長は6両分に短縮されている。待合室は旧ホーム側に設置されている。かつてはトイレも旧ホーム側に設置されていたが、2022年(令和4年)12月1日に閉鎖された[4]。このほか、年間を通じて気温が15℃程度とほぼ一定であることから、2020年(令和2年)からは元運転事務室だった部屋を利用し、みなかみ町のクラフトビール製造者「OCTONE Brewing」と提携してビールの熟成を行っている[5]

上りホームは単式1面1線で、駅舎に面する地上部にある。かつては上下で1本のホームを共用する島式ホームだったが、複線化の際に旧下りホームは待避線となり、優等列車の通過待ちに使われた[6]。その後、駅舎側の線路が撤去され1面1線となっている[1]。ホームは駅舎に近い4両分のみがかさ上げされており、それ以外の部分は通常使用されていない。

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...
番線路線方向行先備考
1 上越線 下り 越後湯沢小出長岡新潟方面[7] 地下ホーム
2 上り 水上高崎大宮上野方面[7] 地上ホーム
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利用状況

谷川岳

「群馬県統計年鑑」によると、2000年度(平成12年度)- 2013年度(平成25年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

さらに見る 乗車人員推移, 年度 ...
乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 17 [県 1]
2001年(平成13年) 21 [県 2]
2002年(平成14年) 19 [県 3]
2003年(平成15年) 18 [県 4]
2004年(平成16年) 22 [県 5]
2005年(平成17年) 18 [県 6]
2006年(平成18年) 16 [県 7]
2007年(平成19年) 16 [県 8]
2008年(平成20年) 17 [県 9]
2009年(平成21年) 14 [県 10]
2010年(平成22年) 24 [県 11]
2011年(平成23年) 22 [県 12]
2012年(平成24年) 20 [県 13]
2013年(平成25年) 19 [県 14]
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夏季や秋季には谷川岳などへの登山客を中心として一定数の利用客がある。また、下り地下ホームを目当てに訪れる観光客も増えている[新聞 9]

かつては多くのハイカー達による乗降客で賑わった時期もある。例えば1960年(昭和35年)の谷川岳山開きの日には、上野駅発の夜行列車から降りる客でホームが埋め尽くされ[8]、改札口には長い行列ができる混雑ぶりだった[新聞 9]。下り地下ホーム完成当時、工事関係者が「谷川岳に登るのに、これぐらいの階段で疲れるようじゃだめだろう」と語り[新聞 10]、登山客の一部がウォーミングアップとして階段を駆け上がる競争を行なっていたこともある[新聞 9]2001年(平成13年)ごろまでは、ゴールデンウィーク時期に新宿駅発当駅着の臨時夜行快速が運行されていた。

しかし、1982年(昭和57年)の上越新幹線開業や1985年(昭和60年)の関越自動車道開通の影響を受けて乗降客が減少したことにより、1985年(昭和60年)3月から無人化した[新聞 9]

現在、関越自動車道の水上インターチェンジが車で20分程度の距離にあることや、この区間の定期普通列車の本数が少ないこと、またこの付近で最も主要な観光ポイントである谷川岳ロープウェイの駅まで若干の距離があることなどから、ハイカーや登山客は自家用車か、水上駅上毛高原駅から谷川岳ロープウェイまでの路線バス(旅客列車より本数が多い)を利用することが多く、あえて当駅を利用する人は少なくなっている。

駅周辺

駅前のバス停

駅前を通る国道291号県境清水峠付近が車両通行不能(点線国道)となっているため、ここから車で直接、新潟県方面に行くことはできない。

その他

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
上越線
湯檜曽駅 - 土合駅 - 土樽駅

脚注

関連項目

外部リンク

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