小笠原和美

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小笠原 和美(おがさわら かずみ、1971年9月7日- [1] ) は、日本警察官僚警察大学校国際警察センター所長兼警察庁長官官房審議官 (国際担当)[4][9][10][11]国際刑事警察機構執行委員 (アジア代表)[12]

現在、国際刑事警察機構のアジア代表で初の女性執行委員を務め、過去には栃木県警察で初の女性課長、福島県警察で初の女性部長、北海道警察で初の女性方面本部長、群馬県警察で初の女性本部長を務めた。

岩手県盛岡市出身[2][3][13][14]岩手県立盛岡第一高等学校を経て[2]慶應義塾大学総合政策学部に第1期生として入学し、卒業後の1994年 (平成6年)、警察庁に入庁 (田中俊恵青山彩子滝澤依子佐野裕子杉内由美子に続いて女性として6人目)[2][3][13][14][15][16]。刑事が主人公のテレビ番組にあこがれ、大学3年の終わりころから真剣に警察官を志すようになったという[14]

入庁後、栃木県警察本部刑事部捜査第二課長、経済産業省原子力安全・保安院原子力防災課危機管理班長兼防災専門官、大阪府警察本部警備部外事課長、警察庁長官官房給与厚生課理事官などを歴任[17][16]。入庁1年目の兵庫県生田警察署では、地域第一課・刑事第一課・暴力団対策課を経験し、県警本部の暴力団対策第二課に移る直前に阪神・淡路大震災に遭遇した[3][13]。その際には、出動服に着替え地域の被害状況を確認し、救助活動にあたった[3][13][14]

総理府大臣官房男女共同参画室では、男女共同参画に関わる省庁間の調整や国会対応を担当し、アメリカコロンビア大学社会学科大学院への留学時にはDV対策や被害者支援を研究し、FBI要職者へのインタビューも行った[3]。警察庁生活安全局薬物対策課では、外務省ODA事業としてタイを中心にカンボジア・ミャンマー・ラオス・ベトナム・中国への薬物取締りに関する技術移転を担当し、栃木県警察本部刑事部捜査第二課長としては暴力団対策や汚職・知能犯の取締りを担い、さらに経済産業省原子力安全・保安院では原子力発電所へのテロ対策強化に向けた法整備に携わった[3]

2011年4月15日、福島県警察本部警務部長に就任[18]。約1年4か月の在任中、震災対応に向けた警察官の緊急増員 (ウルトラ警察隊) の受け入れや[19][20]、職員の放射線対策と職員・家族向けの説明会の開催による健康管理に取り組み[13][19][21]、さらにダイユーエイトとの災害時の物資調達に関する協定の締結[22]、避難指示で帰宅できない住民のために被災地の状況を紹介する写真展を開くなどして[23]東日本大震災からの復興支援に尽力した[19]。また、性犯罪被害者支援の充実にも取り組んだ[19]

その後、警視庁総務部広報課長、内閣官房内閣情報調査室調査官を歴任[16]。警視庁総務部広報課長時代には、特殊詐欺撲滅ソング「まさかの坂道」を自ら作詞作曲した[13][15]

2016年3月28日、北海道警察函館方面本部長に就任 (北海道警察で初の女性方面本部長)[21][23][24]。約1年10か月の在任中、性暴力被害者の支援体制づくりに取り組んだほか[25]、女性警察官による女性警察官採用に向けたプロジェクトチーム、「SKP はこ女」の設置を行った[26]。また、自作の防犯ソングでの交通安全や特殊詐欺撲滅の啓発活動にも取り組んだ[25][27]

その後、警察庁刑事局捜査支援分析管理官、慶應義塾大学総合政策学部教授 (有期)を歴任[16]。慶應義塾大学総合政策学部教授としては社会安全政策を研究し[28]、安全なインターネット利用に関する学生の啓発活動などを指導した[29]。また、2021年5月4日には、NHK総合テレビジョン「視点・論点」に出演し、性暴力を防ぐため、絵本から教育を始めることの大切さを語った[30]

2022年9月2日、群馬県警察本部長に就任 (群馬県警察で初の女性本部長)[6][28][29][31][32]。約1年の在任中、刑事部に外国人が絡む事件や事故で聞き取りなどの初動捜査を担う「国際・捜査支援分析課」を新設した。また、G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合に合わせ、43人体制の「2023年サミット警備対策室」を新設し[33]、会合での警備対策を実施した[7][8]。さらに、特殊詐欺や空き家での窃盗といった犯罪防止対策に注力するとともに、自身が長年取り組んでいる性暴力問題に関して大学での講演も行い[7]、加えて群馬県・群馬県医師会と、全国で初となる医療機関のサイバーセキュリティー強化に向けた連携協定を締結した[34]

2023年9月15日、警察大学校特別捜査幹部研修所長に就任[5][7][35][36]

2025年2月3日、警察大学校国際警察センター所長兼警察庁長官官房審議官 (国際担当)に就任[4][9][10][11]

略歴

著書

脚注

参考文献

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