愛斗
日本のプロ野球選手 (1997-)
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経歴
プロ入り前
小学校2年生の時に浜寺ボーイズで野球を始め、投手、遊撃手、中堅手としてプレーし[4]、中学生時代は同ボーイズの中学部に所属。2年後輩には後に花咲徳栄高校・西武で元チームメイトだった西川愛也がいる[5]。
花咲徳栄高校では1年生時の秋にベンチ入りし、2年生時の春に「4番・中堅手」を務める[5]。3年生の夏の甲子園では3試合に「4番・中堅手」として出場、初戦でのランニング本塁打など[6]、計14打数7安打、1本塁打、4打点、打率.500[7][8][9]。
2015年10月22日のプロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから4位指名を受け[10]、契約金4000万円、年俸600万円(金額は推定)で入団した[11]。背番号は、浜寺ボーイズでの監督の誕生日5月3日にちなみ、53[12]。
西武時代

(2022年4月17日 京セラドーム大阪)
2016年はシーズン途中の7月15日に登録名を愛斗に変更したほか、同日をもってNPB登録の本名が大瀧 愛斗から武田 愛斗に改められた[13](理由は非公表)。ルーキーイヤーでは一軍出場は無かった。二軍では74試合に出場し打率.201・5本塁打を記録した[14]。
2017年は6月15日に一軍初昇格を果たすと[15]翌16日の対中日ドラゴンズ戦で代打でプロ初出場初打席となった(結果は丸山泰資から死球)。7月7日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦では「9番・右翼手」でプロ初の先発出場も経験した。7月23日に登録を抹消されるも、8月は二軍で打率.327・4本塁打という成績で8月度の「ファーム月間MVP」を受賞した。ただ、その後右肘の怪我もあって[16]再び一軍に昇格することなくシーズンを終えた。一軍では9試合に出場し5打数0安打に終わったが、二軍では43試合の出場で規定打席未到達ながら打率.358・8本塁打・OPS1.010という好成績を残した[17]。
2018年は8月14日にシーズン初昇格となったが[18]、2試合の出場で3打数0安打と結果を残せず、8月17日に登録抹消[19]。以降の一軍昇格は無く、二軍でも99試合の出場でチーム最多の13本塁打を放ったものの打率.250・OPS.681と不本意な成績であった[20]。オフにアジアウィンターリーグへ参加したがインフルエンザに罹って途中帰国となった[21]。
2019年は初めて春季キャンプをA班でスタートすると[22]そのまま初の開幕一軍入りを勝ち取った。4月25日の対千葉ロッテマリーンズ戦では8回から代走で出場すると、延長10回にプロ初安打となる二塁打を放ち決勝点を挙げた[23]。前年より出場機会を大幅に増やし42試合に出場した[24]。
2020年は新型コロナウイルスの影響で120試合制となる。右足首の捻挫もあって[25]シーズン初昇格が10月30日と遅くなったものの、途中出場で結果を残すと[26]チームのCS進出が懸かった11月8日の対ロッテ戦では「8番・右翼手」で先発起用された[27]。この年の一軍出場は7試合に留まった。
2021年は松井稼頭央二軍監督から春季キャンプB班のキャプテンに指名された[28]。そのまま二軍で開幕を迎えるも4月8日に一軍登録。昇格即スタメンでシーズン初安打を放つと、翌9日の対ロッテ戦でも先発出場。2回にプロ初本塁打を放つと[29]、8回にはこの日2本目となる逆転3点本塁打を放った[30]。勝負強いバッティングと高い守備力でスタメンに定着すると8月14日の対楽天戦では好捕でトリプルプレーを成立させた[31]。ただ、後半戦は打撃の調子を大きく落として出場機会が減少し、10月1日に登録を抹消されると[32]、その後はフェニックスリーグへ参加し[33]、再び一軍へ昇格できずにシーズンを終えた。この年は97試合の出場で打率.219・8本塁打・39打点を記録し、外野手としてはチーム最多の96試合に出場した[34]。オフに1260万円増となる推定年俸2000万円で契約を更改した[35]。
2022年は、121試合に出場し、規定打席には届かなかったが、打率.243、9本塁打の成績を残した。犠打はチームトップの14を記録し、二塁打はチーム2位の19本を記録した。
2023年は、開幕戦となる対オリックス・バファローズ戦(ベルーナドーム)で一時は勝ち越しとなる本塁打を放ち、これが球団通算9500本塁打となる記念の本塁打となった。4月8日のソフトバンク戦(ひなたサンマリン宮崎)では自身初の初回先頭打者本塁打を放った[36]。
ロッテ時代
2023年12月8日、現役ドラフトで千葉ロッテマリーンズから指名され、移籍することが発表された[37]。背番号は50。
2024年4月3日に行われた対ソフトバンク戦(みずほPayPayドーム)で途中出場し、9回表に二死一・二塁から左前への移籍後初安打を記録[38]。6月1日の阪神タイガース戦(ZOZOマリンスタジアム)では、2-2で迎えた延長11回裏二死二塁の場面で、西純矢から右越えサヨナラ二塁打を放ち、チームの2005年以来の11連勝に導いた[39]。
2025年は一軍出場が17試合に留まったものの、4つの犠打を記録[40]。犠打はいずれも9回や延長戦の同点の場面で、6月5日の読売ジャイアンツ戦と6月15日の東京ヤクルトスワローズ戦は自身の犠打がサヨナラ勝利に繋がった[40]。
選手としての特徴
高校時代の50メートル走のタイムは6秒0[5]、遠投は120メートル[5]。
打撃はプロ入り当初からフルスイングを持ち味としていたが、入団から5年間は一軍で結果を残せずにいた[41]。自身のプレースタイルに対して常に自分の考えをしっかりと持ち、信念を持って練習してきただけに大きくフォームを変える選択をすることは難しかったが[42]、一軍で結果を残せない日々から変革の必要性を痛感しており[41]、2021年シーズンから二軍打撃コーチに就任した高山久の助言を素直に受け入れた[42]。本人の意識では「バットを振らない[41]」という新たな打撃フォームに取り組んだことで余計な力みが無くなり、飛距離は落ちることなく確実性が向上し、飛躍を遂げた[42]。
守備では積極的にチャージをかける場面が多く[43]、肩も強い[44]。その高い守備力で2021年は12球団の右翼手でトップとなるDRS14を記録した[45]。西武時代にチームメイトだった源田壮亮は「うまいです。反応がいいし、投手が納得するっすよね。あいつが届かなくてポテンになっても、最後まで全力でボールを追うし、みんなが納得する」と評している[46]。
詳細情報
年度別打撃成績
| 年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017 | 西武 | 9 | 6 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | .000 | .167 | .000 | .167 |
| 2018 | 2 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | |
| 2019 | 42 | 57 | 53 | 7 | 8 | 1 | 0 | 0 | 9 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 2 | 0 | 11 | 2 | .151 | .196 | .170 | .366 | |
| 2020 | 7 | 14 | 13 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | .154 | .143 | .154 | .297 | |
| 2021 | 97 | 316 | 292 | 24 | 64 | 18 | 2 | 8 | 110 | 39 | 1 | 2 | 3 | 2 | 13 | 2 | 6 | 60 | 5 | .219 | .265 | .377 | .642 | |
| 2022 | 121 | 393 | 366 | 34 | 89 | 19 | 0 | 9 | 135 | 28 | 9 | 4 | 14 | 1 | 10 | 0 | 2 | 70 | 7 | .243 | .266 | .369 | .635 | |
| 2023 | 73 | 267 | 257 | 19 | 55 | 18 | 0 | 4 | 85 | 15 | 2 | 5 | 4 | 1 | 3 | 2 | 2 | 55 | 7 | .214 | .228 | .331 | .559 | |
| 2024 | ロッテ | 52 | 76 | 69 | 4 | 13 | 2 | 0 | 0 | 15 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | 1 | 14 | 3 | .188 | .243 | .217 | .461 |
| 2025 | 17 | 20 | 15 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | .133 | .188 | .200 | .388 | |
| 通算:9年 | 420 | 1152 | 1073 | 92 | 233 | 59 | 2 | 21 | 359 | 92 | 12 | 11 | 28 | 5 | 33 | 6 | 13 | 224 | 26 | .217 | .248 | .335 | .583 | |
- 2025年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2025年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最多
記録
- 初記録
- 初出場:2017年6月16日、対中日ドラゴンズ1回戦(ナゴヤドーム)、9回表に菊池雄星の代打で出場
- 初打席:同上、9回表に丸山泰資から死球
- 初先発出場:2017年7月7日、対東北楽天ゴールデンイーグルス10回戦(Koboパーク宮城)、「9番・右翼手」で先発出場
- 初安打・初打点:2019年4月25日、対千葉ロッテマリーンズ6回戦(ZOZOマリンスタジアム)、10回表に唐川侑己から左翼線適時二塁打[23]
- 初本塁打:2021年4月9日、対千葉ロッテマリーンズ1回戦(ZOZOマリンスタジアム)、2回表に二木康太から左越ソロ[29]
- 初盗塁:2021年5月29日、対阪神タイガース2回戦(メットライフドーム)、2回裏に二盗(投手・伊藤将司、捕手・梅野隆太郎)
背番号
- 53(2016年 - 2023年)
- 50(2024年 - )
登録名
- 大瀧 愛斗(おおたき あいと、2016年 - 同年7月14日)
- 愛斗(あいと、2016年7月15日 - )