日本証券クリアリング機構

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株式会社日本証券クリアリング機構
Japan Securities Clearing Corporation
本店が所在している東京証券取引所ビル
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
略称 JSCC
本社所在地 日本の旗 日本
103-0026
東京都中央区日本橋兜町2-1[2][3]
設立 2002年7月1日[2]
業種 その他金融業
法人番号 5010001079219 ウィキデータを編集
金融機関コード 0909
SWIFTコード JSCCJPJ1[4], JGBCJPJ1[5]
事業内容 金融商品債務引受業(有価証券の売買その他取引に係る清算業務(売買取引の債務引受、計算事務及び決済保証等))及びその付帯又は関連業務
代表者 代表取締役社長 深山浩永[2]
資本金 89億5000万円
発行済株式総数 6万1,341株
(2018年11月20日現在)[2]
売上高 253億6600万円(2019年03月31日時点)[6]
営業利益 78億9300万円(2019年03月31日時点)[6]
経常利益 79億1400万円(2019年03月31日時点)[6]
純利益 54億9900万円(2019年03月31日時点)[6]
純資産 629億1000万円(2019年03月31日時点)[6]
総資産 3兆7703億9200万円(2019年03月31日時点)[6]
決算期 3月
主要株主 株式会社日本取引所グループ(※全種類株式における筆頭かつ過半数保有株主) (2019年6月17日現在)[7]
関係する人物 大橋和彦(2019年6月17日現在の取締役)[7]
外部リンク https://www.jpx.co.jp/jscc/
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株式会社日本証券クリアリング機構(にほんしょうけんクリアリングきこう、Japan Securities Clearing Corporation、略称:JSCC[8])は、日本会社金融商品取引清算機関 の一つ[11][12]であるほか、日本で唯一の商品清算機関でもある。2019年現在、日本取引所グループの子会社[13]

経営理念

設立背景は日本の証券取引所での上場株式等の現物取引の清算(クリアリング)業務を担うということにあったが、その後取り扱い清算業務の範囲は拡大、取引所で取引される現物ならびに上場デリバティブ[8]のほか、取引所を介さないクレジット・デフォルト・スワップ[8]金利スワップ[8]日本国債[15]の各取引についての清算業務も行っている。

JSCCは、商品デリバティブに係る清算機関の信用力の強化を目的として、2020年7月27日に、株式会社日本商品清算機構(JCCH)を吸収合併し、合併前にJCCHが持っていた清算機能(東京商品取引所大阪堂島商品取引所での商品(コモディティ)関連取引の清算機能)が統合された。同合併後は、JSCCはそれまで行ってきた金融商品債務引受業金融商品取引法)に加え、商品取引債務引受業商品先物取引法)も執り行う[16][18]

証券取引における効率性、利便性及び安全性の向上を追求し、我が国証券市場の国際競争力の強化に資する。

経営方針

  1. 「信頼ある業務遂行力の向上」
    1. 危機管理体制の強化
    2. リスク管理体制の充実
    3. 財務基盤の強化
    4. 海外等に向けてのプレゼンス向上
    5. 内部管理体制の更なる強化
  2. 「サービスの拡大に向けた対応」

ほふりクリアリングとの違い

特に株式等の決済にかかる清算(債務引受)を行う部分については、ほふりクリアリングと類似していると言える。主な違いは以下のとおり[19]

  • 対象取引…JSCC: 証券取引所における売買、ほふりクリアリング: 証券取引所における売買以外
  • 債務引受けタイミング…JSCC: 約定日、ほふりクリアリング: 決済日

沿革

許認可等

以下2つ業務の許認可等を受けている[25]

1. 金融商品債務引受業
金融商品取引法が定める内閣総理大臣の免許、ならびに商品先物取引法が定める主務大臣の承認を受け、実施可能となっている業務
2. 商品取引債務引受業
商品先物取引法が定める内閣総理大臣の許可、ならびに金融商品取引法が定める内閣総理大臣の承認を受け、実施可能となっている業務

利用する決済機関

日本証券クリアリング機構は、債務引受けを行った取引に関する現金ならびに証券の最終決済を、以下の機関または方法を用いて行っている[26]。各清算業務において、用いられる決済機関の種類は異なる。

現金 日本銀行日本円のみ)、商業銀行のうち日本証券クリアリング機構が定めるもの(日本円外貨
証券 証券保管振替機構(取り扱う証券のうち、日本国債・「日本銀行出資証券」を除くもの。一般株式など)、日本銀行(日本国債のみ)、日本証券クリアリング機構での現物受け渡し(日本銀行出資証券のみ)

なお、上場デリバティブ清算業務において担保として清算参加者が差し入れることが可能である有価証券のうち、米国債、英国債、独国債及び仏国債についてはユーロクリア社(Euroclear Bank SA / NV)等の機関の日本証券クリアリング機構の口座に差し入れを行うことになる[28]

各精算業務

現物取引清算

債務負担対象取引

下記種類を例とする金融商品で、かつ指定金融商品市場(JSCC指定の金融商品取引所市場またはPTS)で取引がなされるもの[29][31]

債務負担の契機

対象取引が市場で成立したときに債務負担が行われ、明示的な債務負担申請は要しない[32]

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引清算

債務負担対象取引
  • インデックスCDS取引: iTraxx Japan Series[33]
  • シングルネームCDS取引: 53社(2019年11月現在。少なくともほぼすべて日本企業)[33]
債務負担の契機

TIW(第三者の金融関連サービスの名称)に記録させることで、JSCCに対する債務負担の申込みとなる。その後、JSCCによる確認を経て債務負担が成立する[36]

システム

清算業務に用いる清算システムの開発・運用はグループ会社・兄弟会社である株式会社東京証券取引所が行っている[37][38]

  • 市場デリバティブ取引に関する清算業務ならびにCCP全体のリスクモニタリングのシステムについてはCinnober Financial Technology社のソフトウェアをベースとしている[39]
  • クレジット・デフォルト・スワップ取引ならびに金利スワップ取引に関する清算業務、ならびにCCPとしての統合担保管理のシステムはCalypso Technology英語: Calypso Technology社のソフトウェアをベースとしている[40][41]
  • 清算参加者向けフロントシステム(レポーティングシステム)として、テックファームグループが開発・運用のサポートを担うシステムを利用している[38]

日本の清算集中義務規制との関係

日本の金融商品取引法を中心とする法体系における清算集中義務が課される取引の条件のうちの一つとして、JSCCがクリアリング(清算)の対象としていること、が含まれている。

清算参加者

以下に、清算参加者一覧、ならびに各清算業務ごとの資格[42]を示す。

清算参加者名業種上場現物国債先物指数先物国債店頭CDS金利スワップ(金利スワップのクライアント・クリアリングの取扱い)
アーク証券株式会社証券会社自社
アイザワ証券株式会社証券会社自社自社自社
株式会社あおぞら銀行銀行自社自社
あかつき証券株式会社証券会社自社自社自社
安藤証券株式会社証券会社自社自社
いちよし証券株式会社証券会社自社自社自社
今村証券株式会社証券会社自社自社自社
岩井コスモ証券株式会社証券会社他社自社自社
インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社証券会社自社自社
ウィブル証券株式会社証券会社自社自社自社
上田八木短資株式会社短資会社他社
HSBC証券会社外国証券会社自社自社自社自社
永和証券株式会社証券会社自社自社
エービーエヌ・アムロ・クリアリング証券株式会社証券会社自社自社自社
auじぶん銀行株式会社銀行自社
SMBC日興証券株式会社証券会社自社自社自社自社
株式会社SBI証券証券会社自社自社自社自社
株式会社SBI新生銀行銀行自社
株式会社SBIネオトレード証券証券会社自社自社自社
FFG証券株式会社証券会社自社自社自社
岡三証券株式会社証券会社他社自社自社自社
岡三にいがた証券株式会社証券会社自社
岡地証券株式会社証券会社自社自社自社
岡安証券株式会社証券会社自社
木村証券株式会社証券会社自社自社自社
株式会社京都銀行銀行自社
共和証券株式会社証券会社自社自社
極東証券株式会社証券会社自社自社自社
クレディ・アグリコル証券会社外国証券会社自社自社自社
クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンク外国銀行
クレディ・スイス証券株式会社証券会社
株式会社群馬銀行銀行自社
光世証券株式会社証券会社自社自社自社
ゴールドマン・サックス証券株式会社証券会社自社自社自社自社
ザ・ホンコン・アンド・シャンハイ・バンキング・コーポレイション・リミテッド外国銀行他社
三晃証券株式会社証券会社自社自社自社
GMOクリック証券株式会社証券会社自社自社
JIA証券株式会社証券会社自社自社
Jトラストグローバル証券株式会社証券会社自社自社自社
JPモルガン証券株式会社証券会社自社自社自社自社
株式会社静岡銀行銀行自社
株式会社七十七銀行銀行自社
シティグループ証券株式会社証券会社他社他社自社
シティバンク、エヌ・エイ 東京支店銀行他社
株式会社証券ジャパン証券会社自社自社自社
株式会社商工組合中央金庫商工組合中央金庫自社
株式会社常陽銀行銀行自社
しんきん証券株式会社証券会社自社自社自社
信金中央金庫協同組織金融機関自社自社
セントラル短資株式会社短資会社自社
セントラル東短証券株式会社証券会社自社
ソシエテ・ジェネラル(ソシエテ・ジェネラル銀行)外国銀行
ソシエテ・ジェネラル証券株式会社証券会社自社自社自社自社
株式会社だいこう証券ビジネス証券会社他社他社他社
大和証券株式会社証券会社自社自社自社自社
立花証券株式会社証券会社自社自社自社
株式会社千葉銀行銀行自社
ちばぎん証券株式会社証券会社自社自社自社
株式会社中国銀行銀行自社
ドイチェ・バンク・アクチエンゲゼルシヤフト(ドイツ銀行外国銀行
ドイツ証券株式会社証券会社自社自社自社自社
東海東京証券株式会社証券会社自社自社自社自社
東京短資株式会社短資会社自社
東洋証券株式会社証券会社自社自社自社
内藤証券株式会社証券会社自社自社自社
長野證券株式会社証券会社自社自社自社
中原証券株式会社証券会社自社自社自社
ナティクシス日本証券株式会社証券会社自社自社自社自社
株式会社西日本シティ銀行銀行自社
西村証券株式会社証券会社自社
日産証券株式会社証券会社自社自社自社
株式会社日本カストディ銀行銀行自社
日本証券金融株式会社証券金融会社自社自社
日本生命保険相互会社生命保険会社
日本相互証券株式会社証券会社自社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社銀行自社
ニュース証券株式会社証券会社自社
農林中央金庫協同組織金融機関自社
野村證券株式会社証券会社自社自社自社自社
野村信託銀行株式会社銀行自社
バークレイズ証券株式会社証券会社自社自社自社自社
バークレイズ・バンク・ピーエルシー(バークレイズ銀行)外国銀行
八十二証券株式会社証券会社自社
ばんせい証券株式会社証券会社自社
ビー・エヌ・ピー・パリバ(ビー・エヌ・ピー・パリバ銀行外国銀行
BNPパリバ証券株式会社証券会社自社自社自社自社
BofA証券株式会社証券会社他社他社他社自社
光証券株式会社証券会社自社
広田証券株式会社証券会社自社自社自社
フィリップ証券株式会社証券会社自社自社自社
株式会社福岡銀行銀行自社
松井証券株式会社証券会社自社自社自社
マッコーリーキャピタル証券会社外国証券会社自社
マネックス証券株式会社証券会社自社自社
丸国証券株式会社証券会社自社
丸三証券株式会社証券会社自社自社自社
丸八証券株式会社証券会社自社
三木証券株式会社証券会社自社自社自社
株式会社みずほ銀行銀行自社自社
みずほ証券株式会社証券会社自社自社自社自社
三田証券株式会社証券会社自社自社
株式会社三井住友銀行銀行自社自社
三井住友信託銀行株式会社銀行自社自社
株式会社三菱UFJ銀行銀行自社自社
三菱UFJ信託銀行株式会社銀行自社
三菱UFJ eスマート証券株式会社証券会社自社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社証券会社自社自社自社自社
水戸証券株式会社証券会社自社自社自社
moomoo証券株式会社証券会社自社自社
むさし証券株式会社証券会社自社自社自社
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社証券会社自社自社自社自社
山二証券株式会社証券会社自社
山和証券株式会社証券会社自社自社
株式会社ゆうちょ銀行銀行自社
ユービーエス・エイ・ジー(銀行)外国銀行
UBS証券株式会社証券会社自社自社自社
豊証券株式会社証券会社自社自社自社
豊トラスティ証券株式会社証券会社自社
株式会社横浜銀行銀行自社
楽天証券株式会社証券会社自社自社自社
リーディング証券株式会社証券会社自社
株式会社りそな銀行銀行自社
リテラ・クレア証券株式会社証券会社自社

脚注

関連項目

外部リンク

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