静岡銀行

静岡県静岡市の金融機関 From Wikipedia, the free encyclopedia

株式会社静岡銀行(しずおかぎんこう、: The Shizuoka Bank, Ltd.)は、静岡県静岡市葵区に本店を置く、しずおかフィナンシャルグループ傘下の地方銀行

市場情報
東証プライム 8355
1961年10月2日 - 2022年9月29日
略称 しずぎん、静岡銀
概要 種類, 機関設計 ...
株式会社静岡銀行
The Shizuoka Bank, Ltd.

しずぎん本部タワー(静岡市清水区)
本店 手前の本館は1931年竣工(登録有形文化財
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 8355
1961年10月2日 - 2022年9月29日
略称 しずぎん、静岡銀
本店所在地 日本の旗 日本
420-8761
静岡県静岡市葵区呉服町一丁目10番地
設立 1943年3月1日
業種 銀行業
法人番号 5080001002669 ウィキデータを編集
金融機関コード 0149
SWIFTコード SHIZJPJT
代表者 八木稔(代表取締役頭取
福島豊(代表取締役専務執行役員)
資本金 908億4500万円
(2022年3月31日現在)[2]
発行済株式総数 5億9512万9069株
(2022年3月31日現在)[2]
売上高 連結:2416億円
単独:1925億200万円
(2022年3月期)[2]
経常利益 連結:542億1900万円
単独:452億8200万円
(2022年3月期)[2]
純利益 連結:416億3500万円
単独:361億2000万円
(2022年3月期)[2]
純資産 連結:1兆882億4700万円
単独:1兆51億1200万円
(2022年3月期)[2]
総資産 連結:14兆9182億2700万円
単独:14兆8279億8500万円
(2022年3月期)[2]
従業員数 連結:3,506人
単独:2,593人
(2024年3月31日現在)
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主 しずおかフィナンシャルグループ 100%
(2022年10月3日現在)
主要子会社 #関係会社参照
外部リンク https://www.shizuokabank.co.jp/
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店舗数 209
(日本国内の本支店及び出張所204店、海外支店3・駐在員事務所2)
貸出金残高 9兆3272億円[2]
預金残高 11兆2248億円[2]
概要 静岡銀行のデータ, 法人番号 ...
静岡銀行のデータ
法人番号 5080001002669 ウィキデータを編集
店舗数 209
(日本国内の本支店及び出張所204店、海外支店3・駐在員事務所2)
貸出金残高 9兆3272億円[2]
預金残高 11兆2248億円[2]
特記事項:
(2021年3月31日現在)
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日本国内の店舗展開エリアは静岡県全域のほか、東京都区部神奈川県愛知県大阪市[3]。海外ではアメリカ合衆国ニューヨーク支店とシリコンバレー駐在員事務所、ヨーロッパに欧州静岡銀行、アジア香港支店、シンガポール支店と上海駐在員事務所を持つ[4]

概要

静岡市葵区の本店(本社)のほか、本部機構を清水区に置く。通称は静銀(しずぎん)。静岡県、静岡市、浜松市指定金融機関である[注 1]

邦銀トップレベルの盤石な財務体質から、トップレベルの信用格付けを取得している。自己資本比率2012年平成24年)3月末時点で17.49%と、三菱UFJフィナンシャル・グループ(14.91%)やみずほフィナンシャルグループ(15.50%)、三井住友フィナンシャルグループ(16.93%)を上回っている(いずれも数値は連結、国際基準による)。

バブル期に不動産・開発融資を自制したことや、経営のあらゆる局面において漫然とした取引を戒め、質素倹約を重んじる行風から、通称をもじって揶揄的に「シブ銀」とも評される。静岡県以外や日本国外にも店舗展開しており、ニューヨーク、ブリュッセル、香港などに拠点を有する。三菱UFJ銀行の親密地銀である。その中でも、三菱UFJから見て特に重要度の高い銀行の情報交換・親睦が行われる火曜会のメンバー行である。

2014年4月2日、マネックスグループの株式をオリックスから取得した上で持分法適用会社としたほか[5][6][7]、翌2015年10月21日には、コモンズ投信に3億円出資し、同様に持ち分法適用会社とした[8][9]

なお、静岡銀行の基盤は、戦前の一県一行主義の下、県下の銀行の集約により、実現したものであるが、一旦合併で合意していた駿州銀行(現在の清水銀行)は合併直前に白紙撤回され、駿河銀行(現在のスルガ銀行)は、一貫して合併を拒否し続けたため、静岡県は、戦時下においても3行が鼎立し続けた稀な例となっている[10]

沿革

この節の出典:[11]

  • 1877年明治10年)12月 - 静岡第三十五国立銀行設立。
  • 1878年(明治11年)5月 - 静岡第三十五国立銀行開業。
  • 1897年(明治30年)7月 - 私立銀行に転換し、三十五銀行設立。
  • 1920年大正9年)
    • 3月 - 遠江銀行設立。
    • 6月 - 遠州銀行が資産銀行と西遠銀行を吸収合併。
  • 1937年昭和12年)3月 - 三十五銀行と(旧)静岡銀行が合併し、静岡三十五銀行が設立。
  • 1943年(昭和18年)
    • 3月1日 - 静岡三十五銀行と遠州銀行が合併し、静岡銀行が設立[12]
    • 6月1日 - 伊豆銀行、榛原銀行、浜松銀行を合併。
    • 12月1日 - 伊豆貯蓄銀行、静岡貯蓄銀行、浜松貯蓄銀行を合併。
  • 1944年(昭和19年)12月1日 - 浦川銀行を合併。
  • 1945年(昭和20年)4月1日 - 浜松市信用組合を合併。
  • 1961年(昭和36年)10月 - 東京証券取引所第一部に上場[12](証券コードは8355)。
  • 1983年(昭和58年)4月 - ディーシーカードと共同で静銀ディーシーカード(のちの静銀カード)を設立。
  • 1985年(昭和60年)2月 - ロスアンゼルス支店開設[12]
  • 1989年平成元年)6月 - ニューヨーク支店開設[12]
  • 1991年(平成3年)1月 - 香港支店開設[12]
  • 2000年(平成12年)9月 - 静岡県内JA、信用金庫とのCD・ATM利用手数料無料化で提携開始した。
  • 2000年(平成12年)12月 - 東京三菱銀行グループ(当時)と共同で静銀ティーエム証券設立(TMは“Tokyo-Mitsubishi”)。
  • 2001年(平成13年)9月11日 - ニューヨーク支店がアメリカ同時多発テロ事件に遭遇。
  • 2002年(平成14年)5月 - ISO14001認証取得。
  • 2004年(平成16年)2月23日 - 旧・相模原支店[注 2]の支店名を相模大野支店に改称、旧スルガ銀行相模大野支店跡地に移転。
  • 2005年(平成17年)
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)7月31日 - インターネットバンキング支店である静岡銀行インターネット支店を開設。
  • 2013年(平成25年)
    • 10月15日 - 東京支店を「東京営業部」に改称し、丸の内北口ビル4階に移転。
    • 11月28日 - 横浜市戸塚区に戸塚支店を開設。
  • 2014年(平成26年)
  • 2015年(平成27年)
    • 1月 - 新本部棟「しずぎん本部タワー」が竣工[15][16]
    • 8月25日 - マネーフォワードと資本業務提携を締結[17][18]
    • 10月21日 - コモンズ投信を持ち分法適用会社化。
  • 2016年(平成28年)8月29日 - リノベるリノベーションに特化した金融商品の開発を目指して業務提携を締結[19]
  • 2017年(平成29年)12月13日 川崎支店(神奈川県川崎市川崎区)を開設。
  • 2018年(平成30年)
  • 2020年令和2年)
    • 2月25日 - 横浜支店・横浜ローンセンターを横浜スカイビル内に移転[注 5][22]
    • 4月1日 - この日より静岡県内信用金庫ATM利用時の手数料を全時間帯、有料とした[23]
    • 9月11日 -取引先企業の人事や業務デジタル化を支援するため、キャスター(宮崎県西都市)と連携協定[24]
    • 10月29日 - 山梨中央銀行と店舗や事務の共同化を盛り込んだ業務提携(静岡・山梨アライアンス)を締結[25]
  • 2021年(令和3年)9月22日 - 秦野支店(神奈川県秦野市)を出店。
  • 2022年(令和4年)
    • 4月27日 - 名古屋銀行との間で取引先支援での協業、一部システムや事務部門の共同化、相互出資を盛り込んだ包括業務提携(静岡・名古屋アライアンス)を行うと発表[26][27]
    • 9月29日 - 東京証券取引所プライム市場上場廃止。
    • 10月3日 - 単独株式移転により株式会社しずおかフィナンシャルグループを設立し、持株会社体制へ移行[28]
  • 2023年(令和5年)
    • 2月20日 - この日よりセブン銀行ATM利用時の手数料を全時間帯、有料とした[29]
    • 4月3日 - ジェーシービー(JCB)とフランチャイズ契約を締結。JCBブランドの加盟店関連事業を開始。
    • 8月1日 - 関連会社の静銀ディーシーカードが静銀カード株式会社に社名変更し、同日よりJCB法人カードの募集開始。
  • 2024年(令和6年)
    • 4月1日 - この日より名古屋銀行とのATMの相互利用無料化提携を開始した[30]
    • 5月20日 - 白楽支店を港北区新横浜に移転の上、新横浜支店に改称。
    • 6月3日 - JCBブランドの銀行本体発行型クレジットカード「joyca J(ジョイカ ジェイ)」を発行開始。
    • 7月8日 - 新宿支店・新宿ローンセンターを新宿アイランドウイング内へ移転[注 6]
  • 2025年(令和7年)3月27日 - 八十二銀行と業務提携し、山梨中央銀行との3行で「富士山・アルプス アライアンス」を締結[31]

関係会社

連結子会社

  • 欧州静岡銀行(Shizuoka Bank (Europe) S.A.)
  • 静銀総合サービス株式会社
  • 静銀モーゲージサービス株式会社
  • 静銀ビジネスクリエイト株式会社
  • 静銀ITソリューション株式会社
  • 静銀信用保証株式会社
  • 静銀カード株式会社
  • 静銀ティーエム証券株式会社
  • しずぎんハートフル株式会社
  • Shizuoka Liquidity Reserve Limited

持分法適用関連会社

三菱UFJフィナンシャルグループとの関係

クレジットカード事業では静銀ディーシーカード、証券業では静銀ティーエム証券を子会社として共同設立している。また最近では、三菱UFJファクターと提携し、保証ファクタリングの仲介を取り扱いを開始した。

一時は縮小を決めた名古屋地区での営業を、中京圏の高い景況感から見直す姿勢に転換しており、静銀とともに旧・三菱銀行の親密行である愛知銀行ATMの手数料無料提携や法人向けセミナーを共催するなど協調の体制がある。

アメリカ同時多発テロ事件

静岡銀行ニューヨーク支店は、アメリカ同時多発テロ事件で1機目の航空機が94階から98階に突入したニューヨーク世界貿易センタービルノースタワー(1WTC)の80階に入居していた。

事件に際しては、日本から派遣された行員6名と現地採用の行員4名全員、無事脱出に成功した。航空機の衝突による衝撃を大地震と認識した支店長が、国内で行っていた避難訓練にならい、いち早く避難を指示したためと言われている。

同支店は現在、マンハッタン島の別の場所に移転して営業を行っている。

情報処理システム

静岡銀の勘定系システムは、現在は自行による単独での運営とされているが、2014年1月、日立製作所が開発にあたっている次世代オープン勘定系パッケージを採用することを明らかにした[注 7][32][33]。また同時に、統合情報処理系システムは富士通が構築にあたっているものを採用するとしている。両システムとも2017年度中の稼働を予定するとしていたが[34]、2度にわたって延期され、2018年4月20日には2020年度中の稼働を目標とした[35]

店舗

神奈川県の東海道線沿線の駅前には、横浜銀行と静岡銀行の支店が至近地に設置されているケースが散見される。一方で横浜銀行の店舗は、過去に熱海支店が出店されていたものの、現在は静岡県内には出店されていない。

東海道線沿線(神奈川)の静岡銀行の支店
東海道線沿線以外の静岡銀行の支店
かつて存在した支店
  • 瀬谷支店 (相鉄線瀬谷駅)- 支店跡地は時間貸駐車場となった。かつては店舗外クイックコーナー(現金自動入出金機)が、相鉄ローゼン瀬谷店内にあったが、相鉄瀬谷駅の改良工事のため閉鎖された。
  • さがみ野支店(相鉄線さがみ野駅)- 跡地は住宅地になっている。
  • 相模原支店(小田急小田原線小田急相模原駅。住所は座間市)- 跡地にはマンションが建設された。
  • 保土ヶ谷支店(JR横須賀線保土ケ谷駅
  • 白楽支店 - 新横浜支店に移転改称。店舗跡は新横浜支店管轄のATMコーナーとして存続[38]

一方の愛知県には政令指定都市である名古屋市と豊橋市のみに支店やATMコーナーを設置しており、閉鎖した店舗も存在した。しかしながら、同県内での店舗やATMコーナーの数は静岡県に本店を置く銀行の中では最も多い。また、愛知県の金融機関との預金引出手数料無料提携は、前述の愛知銀行の他、豊橋信用金庫とも結んでいる。

愛知県内の支店
  • 名古屋支店
  • 大曽根支店
  • 豊橋支店
かつて存在した支店
大阪府内の支店
  • 大阪支店
  • あびこ支店(廃店)
東京都内の支店
  • 東京営業部
  • 新宿支店
  • 大井町支店
  • 銀座支店(廃店)
  • 池袋支店(廃店)
  • 日本橋支店(廃店)

東海地震警戒宣言発令時に業務を停止する支店など

東海地震の警戒宣言発令時には、避難対象地域内の店舗など危険が予測される静岡県内の62ある有人支店・出張所の全ての窓口業務及び指定地域内の店舗外ATMコーナーの営業を全て停止することを銀行側で別途定めている[注 9]。業務停止する支店など詳細についてはパソコン版のホームページに掲載されている。

銀行が支店の建替えや新規出店する場合に、銀行独自の基準で建物の強化基準を定めている[注 10]。これは地元である静岡県内全域が東海地震の警戒地区に入るため、現在適用されている建築基準法の基準より約1.5倍の強度を高め、万一強い地震が来た場合でも建物(支店)が倒壊しない様設計基準を設けているものである。また、ほぼ全ての支店・出張所の店頭へ頭部保護用ヘルメットを若干数ではあるもの用意されている[注 11]

文化財

静岡銀行の前身である静岡三十五銀行と遠州銀行の本店は、浜松出身の建築家・中村與資平によって設計され、現存している。

  • 静岡銀行本店(旧 静岡三十五銀行本店)- 1931年に建造、1998年に国の登録有形文化財に登録[39]
  • 静岡銀行浜松営業部(旧 遠州銀行本店)- 1928年に建造、2005年に浜松市指定有形文化財に指定。

関連項目

  • 中村円一郎
  • ワールドキャッシュ - 静岡銀行のキャッシュカードと一体型の提携カードを発行。ワールドキャッシュそのものが新規発行停止された2008年3月31日まで、「しずぎんワールドキャッシュ」の名称で一体型の提携カードを発行していた。現在は、発行済のうち有効期限前のもののみ利用可能。

脚注

外部リンク

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