朱雀3号

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運用国 中華人民共和国の旗 中国
使用期間 2025年 - 現役
朱雀3号
朱雀3号 (CG)
基本データ
運用国 中華人民共和国の旗 中国
開発者 ランドスペース
運用機関 ランドスペース
使用期間 2025年 - 現役
射場 酒泉衛星発射センター
打ち上げ数 1回(成功1回)
原型 朱雀2号
公式ページ LANDSPACE - 製品とサービス
物理的特徴
段数 2段
総質量 初期型: 550 トン
3E: 654.5 トン
全長 初期型: 65.9 m
3E: 76.2 m
直径 4.5 m
軌道投入能力
低軌道 初期型:
11,800 kg (使い捨て)
8,000 kg (回収)
3E:
21,300 kg (使い捨て)
18,300 kg (洋上回収)
12,500 kg (射点回収)
450 km
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朱雀3号(すざく3ごう、英語: Zhuque-3, ZQ-3中国語: 朱雀三号)は、中華人民共和国の民間企業であるランドスペース社が開発した二段式で中型から大型のロケットである。液体メタンを燃料とする他、ステンレス鋼で作られており、部分的に再使用が可能なロケットとして設計されている。これはランドスペースが開発した3番目の衛星打ち上げロケットとなる。

朱雀3号の初飛行は2025年12月3日に行われた。ランドスペースは初飛行において、1段目の回収も試みたが、それは成功しなかった。しかし同社は将来の1段目の回収に向けて開発を進めていくとしている。[1][2]

静的燃焼試験中の朱雀3号(2025年10月)

朱雀3号は、9基の天鵲12B英語版エンジンを搭載するロケットであり、うち5基がジンバルが可能で、4基は固定される。1段目は20回以上の回収と再使用が可能となるよう設計されている。2段目は天鵲15B英語版エンジンを使用する。ロケットは全長が76.2 m、直径が4.5 mで、離陸重量は約660トンとなる。打ち上げ能力は、低軌道 (LEO) に使い捨てで21トン、1段目の洋上回収で18.3トン、1段目の発射地点への回収で12.5トンとなる。

ただし上記は完成形となる3Eでの計画値であり、初飛行に用いられた初期型は、全長が66 m、離陸重量も約550トンと一回り小さいものになっている[3]。各段に用いられるエンジンも、推力のやや劣る天鵲12A英語版天鵲15A英語版となっている。

歴史

ランドスペースが朱雀3号の開発を公表したのは、前身となる朱雀2号が初打ち上げを果たした2022年のことである。2024年には、1段目の再使用に向けた、試験機による垂直離着陸実験が行われた。次いで2025年12月に、1号機の初打ち上げが行われた。この1号機は、エンジン開発の遅れからか、当初の計画よりも性能が劣る機体となっている。1号機の打ち上げでは、軌道投入の成功が確認されたのに加え、1段目の回収も試みられた。しかし1段目は回収地点付近への降下は果たしたものの、エンジン燃焼中に機体が爆発。回収成功とはならなかった。[4]

打ち上げ実績

フライト
No
形式 シリアルNo 打上日時
(UTC)
発射場 ペイロード 軌道 打上
成否
1段目
回収
1 朱雀3号 Y1 2025年12月3日
04:00[1][5]
酒泉 ダミーペイロード LEO 成功 失敗
朱雀3号の初打ち上げ。軌道到達には成功したが、1段目の回収は最終着陸燃焼中のトラブルで失敗に終わった。[5]

参考文献

関連項目

外部リンク

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