長征12号
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| 長征12号 (CZ-12) | |
|---|---|
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長征12号 (Y1) | |
| 基本データ | |
| 運用国 |
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| 開発者 | 上海航天技術研究院(SAST) |
| 運用機関 | 中国航天科技集団(CASC) |
| 使用期間 | 2024年11月 - 現役 |
| 射場 | 海南商業航天発射場(HICAL) |
| 打ち上げ数 | 5(成功5) |
| 物理的特徴 | |
| 段数 | 2段 |
| 総質量 | 433 t |
| 全長 | 62m |
| 直径 | 3.8m |
| 軌道投入能力 | |
| 低軌道 |
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| 太陽同期軌道 | 700km 6,000kg |
長征12号(中国語: 长征十二号运载火箭、英: Long March 12、略: CZ-12, LM-12)は、中華人民共和国の上海航天技術研究院 (SAST) が開発した中型ロケットであり、低軌道 (LEO) に12トンのペイロードを、高度700kmの太陽同期軌道 (SSO) に6トンのペイロードを投入可能である。最初の打ち上げは、2024年11月に海南島の海南商業航天発射場 (HICAL) から行われた [1] [2] 。
また、再使用可能なロケットである長征12号A (CZ-12A) バージョンの開発も進められており、垂直離着陸 (VTVL) 方式による1段目の再使用の検証が進行している[3]。長征12号Aは2025年12月に初めて打ち上げられた(回収は失敗)[4]。

2024年2月26日、中国航天科技集団 (CASC) は、次年度の打ち上げ計画の詳細を記述した年次報告書を公表し、この中で、長征12号中型ロケットプロジェクトの存在を明らかにした[1]。長征12号は2段式ロケットとして設計され、第1段は4基のYF-100Kエンジン(RP-1 + LOX)、第2段は2基のYF-115エンジン(第1段と同じくRP-1 + LOX)で構成される。YF-100Kは並行して開発中の月ロケット長征10号にも用いられる新型エンジンである。フェアリングは、直径5.2 mまたは直径4.2 mの2種類から選択可能である[5]。
長征12号は中国で初めて直径3.8mのステージを採用している。このロケットの打上には、新設された商業用ロケット打上施設である海南商業航天発射場 (HICAL) が使用される[6]。
長征12号の最初の打ち上げは、2024年11月30日に行われた。この打ち上げは、HICALにとっても最初の打ち上げであった。ペイロードには2基の試験衛星を搭載した[2]。
長征12号A
長征12号A (CZ-12A) は、1段目の再使用が可能な長征12号の派生型である。長征12号Aでは、長征12号とは異なり燃料に液体メタンとLOXが使用される。SASTは2025年1月に東方航天港から長征12号Aの第1段ロケットを装備した“Longxing II”ロケットを高度75㎞に打上げ、第1段ロケットを垂直着陸により回収するVTVLテストを実施した。Longxing IIロケットは予定通り高度75㎞に到達し、垂直降下を行ったが、試験終了後もSASTからの発表はなく、垂直着陸は失敗したと推測されている[7]。
長征12号Aの初打ち上げは、2025年12月に行われた。この打ち上げでは、2段目は所定の軌道に投入された一方、同時に試みられた1段目の回収には失敗に終わった。[8]