東京都交通局8800形電車

From Wikipedia, the free encyclopedia

製造所 アルナ車両
製造年 2009年 - 2010年
製造数 10両
東京都交通局8800形電車
4つの色を持つ8800形
(2010年12月25日 / 荒川電車営業所
基本情報
運用者 東京都交通局
製造所 アルナ車両
製造年 2009年 - 2010年
製造数 10両
運用開始 2009年4月26日
投入先 都電荒川線(東京さくらトラム)
主要諸元
軌間 1,372 mm(馬車軌間
電気方式 直流600V
架空電車線方式
最高運転速度 40 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 4.5 km/h/s
減速度(非常) 5.0 km/h/s
車両定員 61名
(座席定員:20名)
車両重量 18.5t
全長 13,000 mm
全幅 2,200 mm
全高 3,800 mm(パンタグラフ折りたたみ)
床面高さ 786 mm
車体 普通鋼
台車 住友金属工業製 シェブロン(積層ゴム)軸箱方式ボルスタ付(インダイレクトマウント)コイルばね台車 FS91-B形
車輪径 660 mm
固定軸距 1,600 mm
主電動機 かご形三相誘導電動機
主電動機出力 60 kW×2
駆動方式 WN駆動方式
歯車比 85:13 ≒ 6.54
制御方式 2レベルIGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 東洋電機製造
制動装置 回生発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ応荷重装置付)、保安ブレーキ
テンプレートを表示

東京都交通局8800形電車(とうきょうとこうつうきょく8800がたでんしゃ)は、東京都交通局路面電車車両2009年平成21年)4月26日に営業運転を開始した。

都電荒川線で使用された7500形は老朽化が進行していたため、その置き換え用として、2008年(平成20年)1月に9000形と別形式の「新型車両」として導入することが発表された[1][2]

この際、外観デザインについて、「荒川線の未来を開く、先進性と快適性」をコンセプトとした以下3つの案から公募投票が行われ、最多得票を獲得した1案のデザインが採用された[3]

  1. 優しさと親しみやすさを表現した、丸みのあるデザイン。
  2. スピード感とスマートさを表現した、曲面を使用したデザイン。
  3. 都会的イメージを表現した、直線基調のデザイン。

なお、この投票の時点で、デザイン見本イラストは"8801"の車両番号が入ったものになっていた。

外観は、塗色が8500形までの緑・白基調のものと異なる。前面と側面上下縁辺にローズレッドバイオレットオレンジイエローのいずれか(下記、車体カラーリング参照)と、側面全体は白となり、前扉寄りに"Arakawa Line"のロゴが配置されている(2017年の路線愛称制定後は"Tokyo Sakura Tram"に順次変更)。客用扉は8500形・9000形と同様に、前扉が片開き・中扉が両開きの片側2扉となっており、扉上部には開閉時に赤く点滅する告知ランプが設けられている。客窓は荒川線では初めて横に長い大型窓が採用され、上部が引き違い式に開閉できるようになっている。

車内の座席はバラの模様が入ったピンク色のもので、他形式と同様に前向き座席ロングシートを点対称に配置したものであるが、ロングシート部分には9000形と同様に仕切り用の手すりを設けている。手すり部分には降車用押しボタンが設置されたほか、窓柱部分にも降車用押しボタンを上下2つ設置しており、着席客にも配慮した。また、荒川線の車両で初めて2画面の液晶ディスプレイ(LCD)による車内案内表示装置を設置している。停車駅案内のみしか行っていなかったが、2015年から右側のLCDで映像広告を流せるようになったほか、左側の案内画面もROM更新を実施し情報量が格段に増加した。内装は白系でまとめられており、床材は大理石を意識したものになった。手すりと扉の合わせ目、扉部分の床材は黄色になり、視覚障害者にも配慮している。

最初に落成した8801・8802の2両は2009年4月26日に運用を開始した。同年5月31日まで東京都下水道局バイオマス発電によるグリーン電力を活用する[4] とともに、デビュー記念ヘッドマークも装着して運転された。その後、同年6月7日荒川電車営業所で開催された「路面電車の日」記念イベントでは2両が撮影会展示車両や臨時電車の運転に充当された。その後2010年12月25日に8810が搬入され、荒川電車営業所でお披露目イベントを行って営業入り、予定の10両が揃った[5][6]

製造時期が近かったことから下回りは前記の9000形に準じている。

車体カラーリング一覧

8801号車から8805号車までのローズレッドのカラーリングは、荒川線沿線に植栽されているバラをイメージしたものである[6]。8810号車は当形式で1両しかない黄色のカラーリング車両であることから、その車両を見つけると幸せになれるとの都市伝説が生まれた。また東急世田谷線も黄色の車両が1編成のみであったことから、2011年11月1日から30日にかけて初の世田谷線との共同企画キャンペーン「都電荒川線×東急世田谷線 黄色い電車でハッピーに!」が開催され、ヘッドマークの掲出、「幸せの黄色いパスポート」の無料配布、幸せのクイズラリーなどが行われた[7][8]。製造次車は以下のとおり[9]

車両番号 カラーリング 製造次車
8801-8805 ローズレッド1次車:8801・8802
2次車:8803 - 8805
8806-8807 バイオレット 3次車
8808-8809 オレンジ
8810 イエロー

運用

出典

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI