東京都交通局300形電車

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製造年 2006年10月 - 2011年
製造数 80両(5両×16本)
東京都交通局300形電車
東京都交通局300形電車
(2021年7月 扇大橋駅 - 足立小台駅間)
基本情報
運用者 東京都交通局
製造所 新潟トランシス
製造年 2006年10月 - 2011年
製造数 80両(5両×16本)
運用開始 2008年3月30日
投入先 日暮里・舎人ライナー
主要諸元
編成 5両編成(MT比 1:1)
軌間 タイヤ中心間幅:1,700 mm
電気方式 三相交流 600 V,50Hz
(剛体3線式)
最高運転速度 60 km/h
起動加速度 3.5 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 1次車完成時:300人(座席110人)
1次車営業時:257人(座席95人)
1次車更新後:245人(座席87人)
2・3次車:241人(座席81人)
車両定員 先頭車(Mc1,Mc5) 58名→51名
中間車(M2,M4) 61名→52 名
中間車(M3) 62名→51名
1次車完成時→1次車営業時
自重 11.7 - 11.9 t
編成重量 59.1 t
全長 (先頭車) 9,030 mm
(中間車) 9,000 mm
車体長 (先頭車) 8,580 mm
(中間車) 8,500 mm
全幅 2,900 mm(案内輪間)
2,490 mm(クツズリ間)
車体幅 2,470 mm
全高 3,340 mm
床面高さ 1,095 mm
車体 ステンレス鋼(ヘアライン仕上げ)
台車 4案内輪車軸ステアリング方式台車 NTS72(動力・付随とも)
車輪径 940 mm(ゴムタイヤ)
主電動機 かご形三相誘導電動機
三菱電機製 MB-5076-A2
主電動機出力 110 kW
搭載数 1基/両
駆動方式 直角カルダン駆動方式 差動歯車式
歯車比 6.833
制御方式 CI制御(PWMコンバータ + VVVFインバータ制御IGBT素子
制御装置 三菱電機製主変換装置
MAP-112-A55V152 (1C1M×2群)
MAP-111-A55V153 (1C1M×1群)
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
保安ブレーキ駐車ブレーキ
保安装置 ATOATC
備考 ATOによる自動運転(無人運転)
諸元は基本的に1次車落成時。出典[1][2][3]
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東京都交通局300形電車(とうきょうとこうつうきょく300がたでんしゃ)は、AGT新交通システム)である日暮里・舎人ライナーで使用されている東京都交通局の鉄道車両。

車体

2008年3月30日の日暮里・舎人ライナー開業に合わせて投入された。車両竣工は2006年10月からで、開業時点では12編成が投入された。その後ダイヤ改正時の増発用として2009年(2次車)と2011年(3次車)にそれぞれ2編成ずつ増備された[4][5][6]。製造メーカーは新潟トランシスである。車両の外観や編成番号の表記などは、東京都が出資しているゆりかもめで使用されている車両(7000系・7200系)に似たデザインとなっている。

車体は軽量ステンレス製であり、ドアは都営地下鉄新宿線10-300形などと同じくステンレス鋼製で内外とも表面ヘアライン無塗装仕上げで、窓は車内側からゴムによる接着式である。1両あたり片側2か所の外吊り式片開きで、戸閉装置は直動空気式である。車側表示灯は車体に埋め込まれており、側面からは見えるが、最前部や最後部からは見ることを考慮した設計になっていない。これは営業時が無人運転であるため、車両から車側表示灯を確認する必要がないためである。なお、ホームドアにも戸閉め表示灯が設置されている。また、車体に巻かれたラインカラーの緑色と桃色は、前者が沿線の自然を表し、後者は街の活性化をイメージしたものである。

車内装備

車内は当初、ドア間は6人掛けのロングシートの座席を採用する予定だったが、想定以上の乗客が乗車可能であったため、安全確保と乗客への配慮の観点より車体中央部をクロスシートに変更された[7][3]。1人掛けクロスシートは壁面との間に荷物置き場がある。ドア間のつり革は2人掛けクロスシート上の物は通路側座席旅客の頭上にあり、立ち客には使いにくい。貫通妻面を背にするクロスシートは貫通路に座席がはみ出している。

2009年度に増備された第13編成以降は、1・2・4・5号車の従来2列だったシートが1列に変更され、反対側の従来1列のシートの部分がロングシートへと、またモケットが緑色になり、手すりがオレンジ色になる、車端部へのつり革の増設、ドアチャイムの変更などの改良が実施されている。後に第01 - 12編成においても増備編成と同様のシート変更改造が施されている。ただし、既存編成のシート変更改造車では車端部のつり革の増設は行われていない。

主要機器

制御装置はVVVFインバータ装置を採用しており、コンバータ装置とVVVFインバータ装置を1つのユニットにまとめた主変換装置(CI装置)により誘導電動機を制御している。また、5両編成のすべてが電動車となっている。

編成表

 
形式 300-1形
(Mc1)
300-2形
(M2)
300-3形
(M3)
300-4形
(M4)
300-5形
(Mc5)
機器配置 CP,BT
ARf
CI,PT
TA
CICI,PT
TA
CP,BT
ARf

凡例

  • CI:主変換装置、CP:空気圧縮機、BT:蓄電池、PT:集電装置
  • 補助電源装置
    • ARf:整流装置(直流100V)、TA:単相変圧器(交流100V、照明の電源)、
    • このほか、各車両に三相変圧器(三相交流200V、空調装置の電源)を1基搭載

その他

  • 第3・4・9・10編成は一部車両の物置き場が撤去されている。
  • 本形式は東京都交通局所有の車両であるため、車両の前面と側面に東京都のシンボルマークが貼付されている。
  • 5両編成のうち日暮里寄り3両は台車がT台車であり、残り2両はその逆である。従って車内床の点検トラップもD台車位置に合わせている(写真の床を参照)。
  • 全編成に、マナー啓発文言の書かれた車両編成ステッカーが貼られている。編成ごとに異なる動物のイラストが描かれており、第1 - 12編成は十二支順、第13編成以降はそれぞれゾウライオンキリンパンダが描かれている。
  • 開業時から運用されている計12編成は、2022年度から2024年度にかけてオールロングシートの330形に置き換えられ[8][9][10]、開業後増備の4編成が残存することとなった。
  • 2021年10月7日に発生した千葉県北西部地震により、下り列車として運転されていた第2編成が舎人公園駅を発車した直後に脱輪し、立往生した。当該車両はクレーンにより吊り下げられ、移送された[11]

参考文献

  • 「新交通システム建設物語」執筆委員会『新交通システム建設物語 - 日暮里・舎人ライナーの計画から開業まで』。 

関連項目

脚注

外部リンク

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