瀬戸内市営バス

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瀬戸内市営バス(せとうちしえいバス)とは、岡山県瀬戸内市が運行するコミュニティバス廃止代替バス)である[3][1]2017年平成29年)11月1日運行開始[1][2]。なお、名称は「市営バス」であるが、地方公営企業が運行する公営バスではない[3]

当初の路線は、瀬戸内市が新規に運行開始したものであるが[2]、のちに市内の既存路線バスの撤退路線も引き継ぎ、廃止代替バスとして運行している路線も存在する[4][5][6]2025年(令和6年)時点では全8路線で運行し[3][1]、うち6路線をジャンボタクシー型車両(市では「10人乗りワゴン車」と称する)[3]、2路線を中型バス車両で運行している[3]

運行形態は、市が保有する車両を用いる自家用有償旅客運送であるが[3][6]、実際の運転業務は、東備バス株式会社(瀬戸内市公式ウェブサイトの記載に準じる[3]。現:両備ホールディングス・両備バスカンパニー東備営業所)および、市内の貸切バス・タクシー事業者である有限会社ネイチャーワールド自動車[7][8]、市内のタクシー事業者である有限会社ツルヤタクシー[9][10]の3社に委託している[3]

運行開始時

2017年(平成29年)11月1日、3路線で実証運行開始[2]。市内の公共交通機関鉄道路線、一般路線バス)の利用が困難な公共交通不便地域の解消を目的として[2][11]、新規に運行開始されたコミュニティバス路線であった[2]。運行開始時の3路線は「牛窓-邑久駅線」、「西脇-邑久駅線」、「美和線」で[2]、いずれも市内各地から、瀬戸内市立瀬戸内市民病院を経由し[2]JR赤穂線邑久駅へ至る路線であった[2][注釈 1]

実証運行開始時の運行形態は、各路線とも平日のみ1日4往復運行で、土休日と年末年始(12月29日から1月3日まで)は運休[2]運賃は均一制で一乗車につき大人300円、小学生150円、未就学児は無料であった[2]。各種障害者手帳身体障害者手帳療育手帳精神障害者保健福祉手帳)および、岡山県警察運転免許証を自主返納した県内在住の65歳以上の高齢者に発行する運転経歴証明書「おかやま愛カード」[12]の提示により、大人運賃半額の150円としていた[2]

瀬戸内市は2004年(平成16年)11月1日付で、岡山県邑久郡の3町(邑久町牛窓町長船町)が合併して市制施行した[13][14]自治体であるが、このような平成の大合併で発足した市のコミュニティバスは、合併前の町村が運行していた町営・村営バスを引き継いだものが少なくない(隣接する備前市備前市営バスなど)。瀬戸内市営バスの特徴は、合併後かなりの年月が経ってから、新規路線として運行開始されたコミュニティバスだったことである[2]

東備バスの廃止代替路線

その後、市内で一般路線バスを運行していた東備バスの路線廃止により、同社から路線が移管され、廃止代替バスとしての性格も有するようになった。

現行の運行形態

2025年(令和7年)12月現在[3]

  • 運賃は均一制で、一乗車につき100円。中学生以下は運賃無料[15]
  • 10人乗りワゴン車で運行する6路線は、平日のみ運行、土休日および年末年始(12月29日から1月3日まで)は運休[3]。便数は1日4往復(午前・午後の各2往復)[3]
  • 中型バスで運行する2路線は、毎日運行(年末年始は土休日ダイヤ[3]

現行路線

10人乗りワゴン車運行路線

1. 牛窓-邑久駅線
2. 西脇-邑久駅線
3. 美和線
4. 大富-邑久駅線(南)
  • ゆめタウン邑久店 - 邑久駅 - 瀬戸内市役所前 - 瀬戸内市民病院 - ナフコ瀬戸内店 - 大富駅 - 邑久駅 - ゆめタウン邑久店 - 邑久駅 - 大富駅 - ナフコ瀬戸内店 - 瀬戸内市民病院 - 瀬戸内市役所前 - 邑久駅 - ゆめタウン邑久店[16]
  • ラインカラーは黄[16]。東備バスの廃止代替路線。
  • JR赤穂線邑久駅大富駅を結び、同線の南側で複雜な経路を取る循環路線[16]
5. 大富-邑久駅線(北)
6. 長船北線

中型バス運行路線

7. 虫明・長島愛生園線
8. 牛窓中央線

車両

専用車両は、いずれも市が保有する自家用自動車白ナンバー)である[3][6]

「10人乗りワゴン車運行路線」の6路線では、専用車両としてトヨタ・ハイエースを使用し、市内にある岡山県立邑久高等学校の美術部の生徒がデザインしたラッピングが施されている[3]

「中型バス運行路線」の2路線では、ノンステップバス日野・レインボーを使用する[3][6][20]。この車両は2023年3月に市が2台を新車購入したもので[6]、同年4月1日から運行開始した[20]。東備バスが2022年3月31日をもって廃止、翌4月1日から瀬戸内市営バスが引き継いだ「虫明・長島愛生園線」用に導入されたものである[6][20]。当初はバス事業者から車両をリースして運行継続していたものの、長期的なコストを抑えるため新車導入に踏み切り、翌2024年度にもさらに2台を新車購入した[6]。中型バスのカラーリングは当初は青色だったが[6][20]、2024年10月には瀬戸内市合併20周年記念として[21]岡山市北区本社を置く株式会社双葉店飾社[22]のデザインと施工により、牛窓の風景を描いたラッピングが施された[23]

脚注

関連項目

外部リンク

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