18世紀後半のイギリスでは第二次囲い込み運動により、これまで自由に使っていた共有地を失った農民たちが、産業革命によって工業化した都市へと移住した。半強制的に自然環境から切り離された都市部住民たちの間には、「田舎暮らし」を理想とする考えが広まった。都市部で財を成した上流・中産階級の人々は、地方に大豪邸を建てて住み始めるようになる。年4回の「国民の休日」が認められると、決して裕福ではない人々も地方に貸別荘を借りて過ごすようになった。ただし、都市部で働く人々は、地方に長くとどまることができなかったため、都会の住居に地方の邸宅の様式を取り入れた「カントリースタイル」が普及した[4]。