電車で行こう!
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| 電車で行こう! | |
|---|---|
| ジャンル | 鉄道 |
| 小説 | |
| 著者 | 豊田巧 |
| イラスト | 裕龍ながれ |
| 出版社 | 集英社 |
| レーベル | 集英社みらい文庫 |
| 刊行期間 | 2011年3月1日 - |
| 巻数 | 既刊43巻(本編38巻+SP版4巻+スピンアウト1巻) (2022年9月現在) |
| 小説:スーパーアイドルで行こう! | |
| 著者 | 豊田巧 |
| イラスト | 裕龍ながれ |
| 出版社 | 集英社 |
| レーベル | 集英社みらい文庫 |
| 発売日 | 2021年1月22日 |
| テンプレート - ノート | |
| ポータル | 文学 |
『電車で行こう!』(でんしゃでいこう)は、豊田巧による日本の児童文学。イラストは裕龍ながれが担当。集英社みらい文庫(集英社)より2011年3月から刊行されている。2022年9月時点でシリーズ累計部数は80万部を突破している[1]。
2021年9月に第11巻の一部がYoutubeのみらい文庫ちゃんねるよりボイスドラマ化されている。
鉄道を題材にした子供向け小説であり、鉄道好きの小学生が集まり結成された「トレイン・トラベル・チーム」の、日本全国を舞台にした鉄道旅行を描く。 各巻の内容は、作者である豊田が実際に現地取材で体験したことを基に描かれ[注 1]、登場する列車や情報などは執筆当時が基準となっている。
2021年1月にはF5(後述)に主体をおいたスピンアウト作品『スーパーアイドルで行こう!』が刊行されている。
あらすじ
- 新幹線を追いかけろ(1巻)
- 鉄道好きの小学5年生高橋雄太はある日、父親から「新横浜駅近くの旅行会社が"小学生が電車旅行するチーム"のメンバーを募集している」という話を聞き、応募を決める。メンバーの雄太、「時刻表鉄」の少年的場大樹、「撮り鉄」の少女小笠原未来に、発起人である"エンドー・トラベル"社長遠藤大介を加えた4人は、初の旅行の行き先を鉄道博物館に決め、新横浜駅に集まるのだが、そこでフランスのクォーターである少女今野七海に出会う。彼女はフランスに帰ってしまう祖母に会いたいのだが、肝心の彼女の祖母の乗る新幹線が分からないのだという。幾多の新幹線の中からたった1人の乗客を見つけるべく、雄太たちは捜索に乗り出す。
- 60円で関東一周(2巻)
- 新たに七海をメンバーに加えたトレイン・トラベル・チーム。今度こそ鉄道博物館へ向かうべく集まる雄太たちだったが、そこへ未来が泣きながらやってくる。なんでも、彼女の母親が離婚すると言い出してしまったのだという。原因は貨物列車が写された1枚の写真。未来の父がプロポーズした場所で撮られたものであるが、彼はこの場所を忘れてしまったらしい。ヒントは写真に写された赤い電気機関車と、ここが日帰りで行ける場所ということのみ。そして期限は当日中。未来の両親のため、写真に写された場所を特定すべく、雄太たちは関東一周の旅へ向かう。
- 逆転の箱根トレイン・ルート(3巻)
- 冬休み初日、七海の祖母の持つ箱根の別荘へ招待され、横浜駅に集まった雄太たちトレイン・トラベル・チーム 。スーパービュー踊り子の車内での迷子探しなど、紆余曲折ありながら件の別荘に辿り着く。翌日、七海の父に勧められ芦ノ湖観光を楽しむ雄太たち。しかしそこでアクシデントが。老人男性のバス停までの荷物持ちを手伝った彼らだが、その荷物のひとつである紙袋を、未来がうっかり肩に提げたまま持ってきてしまった。男性の乗ったバスは箱根湯本行き。男性に荷物を返すため、雄太たちはバスの追跡を開始する。
- 大阪・京都・奈良ダンガンツアー(4巻)
- 春休みに、両親の実家のある関西へやってきた雄太は、京都に住むいとこの川勝萌とともに、祖父から大阪のある会社へ届け物をしてほしいとお使いを頼まれる。その道中で大阪出身の私鉄ファン上田凛と、神戸在住の「録り鉄」岡本みさきに出会う。彼らの協力もあり、目的地に辿り着いた雄太たちだったが、雄太と萌の祖父の言う会社は、なんとみさきの父が社長を務めるイベント会社"オフィス・オカモト"であった。そして今度はそのみさきの父からお使いを頼まれる。
- 北斗星に願いを(5巻)
- 夏休み、箱根で出会った老人男性からお礼として、北斗星の旅に招待されたトレイン・トラベル・チーム改めT3。上野駅13番線に集まる彼らだが、未来だけがなかなかやって来ない。彼女は早めに来ていたのだが、新幹線ホームにイーストアイが入線してきたことで夢中で撮影してしまい出発時間に間に合わず、結果的にT3全員が北斗星に乗り遅れてしまう。途方に暮れかける雄太たちだったが、ここで雄太と大樹が、東北本線を走る北斗星に、それに並走する東北新幹線ならば追いつけることに気づく。希望を見出したT3は、同じく北斗星に乗り遅れてしまい助けを求めてきた小学4年生中村翼を加え、東北新幹線Maxやまびこに乗り込む。
- 超難解!?名古屋トレインラリー(6巻)
- とある冬の日、自宅で過ごしていた雄太の元に一本の電話がかかってくる。電話主は雄太が4巻に奈良で出会い、上田や雄太のいとこの萌とともに、KTTこと"関西・トレイン・チーム"を結成した岡本みさきだった。彼女の父の取引先の会社が主催する予定のイベントを体験し、感想を聞かせて欲しいのだという。みさきの頼みを快諾した雄太はその1か月後、未来とともに名古屋駅を訪れ、上田やみさきと合流する。イベントの内容は「名古屋の鉄道をたくさん乗り継ぎ、名古屋のとある駅を目指す"トレインラリー"」なるものだった。なんとクリア時には1億円が待っているらしい。あまりの金額に怪しさを感じつつも、鉄道好きでないと解けないと聞き、燃える雄太たちはゴールとなる駅を目指す。
- 青春18きっぷ・1000キロの旅(7巻)
- 春休みが数週間後に迫ったある日曜日、T3メンバーたちと「対決トレインクイズ」を楽しんでいた雄太は、メンバーの大樹の様子がどことなく虚ろなことに気がつく。クイズで大樹がらしくないミスをしたことで確信に変わり、何があったのか尋ねることに。どうやら大樹には鉄道ファンになるきっかけとなった恩人がおり、彼から春に定年となり海外へ移住するという手紙が来たことで、最後にお礼を言いに行きたいのだという。しかしその人が住むのは山口県。費用の面で頭を抱えてしまうT3。しかしここで雄太が、長期休み期間に使えるJRに1日乗り放題の「青春18きっぷ」の存在に気がつく。しかも価格は格安。懸念点をクリアしたT3は、大樹の願いを叶えるべく、山口までの1000キロの旅に乗り出す。
- 走る!湾岸捜査大作戦(8巻)
- 3度目の正直で鉄道博物館を目指し、大宮駅に到着したT3。しかし、ここで合流するつもりが家にメモを忘れてしまい、孫の女の子の乗る新幹線が分からなくなってしまったという女性を手伝ったことで、またも行く機会を逃してしまう。そして彼らに緊急事態が。遠藤が忘れていった携帯電話にかかってきたスタッフからの電話で、どうやら「つぶれてしまう」という旨を聞くことになる。エンドー・トラベル、そしてT3の危機と判断したメンバーたちは、遠藤の「神奈川県の海が綺麗に見える駅へ行く」という言葉をもとに、彼の捜索に向かう。
- 夢の「スーパーこまち」と雪の寝台特急(9巻)
- 12月23日の金曜日、JR東日本管内3日間乗り放題の「三連休乗車券」を利用し、冬の東北旅行に出かけたT3の面々。秋田新幹線E6系「スーパーこまち」、青森へ向かう観光快速「リゾートしらかみ」に乗り、大盛り上がり。冬の東北を満喫するT3だったが、そんな中雄太にとある緊急事態が発生。急遽青森から自宅へ戻らなくてはならなくなってしまった。一緒に帰るというメンバーたちだったが、みんなには自分の分まで楽しんで欲しいと、1人で帰ることを決断する雄太。そんな彼を待っていたのは、真冬の北国を疾走するある列車だった。
- 特急ラピートで海をわたれ!!(10巻)
- シリーズ初の2章構成
- 「特急ラピートで海をわたれ!!」編
- 春休みに一人、関西旅行に出かけた雄太は、KTTメンバーである上田といとこの萌と合流し、現地の鉄道話で盛り上がる。そんな中、海外出張へ行くのにパスポートを忘れてしまったというみさきの父のピンチを救うため、3人は特急ラピートで関西国際空港へと向かう。
- 「江ノ電で伝説のコロッケを探せ!!」編
- 春休みに鎌倉駅に集まったT3メンバー。江ノ電に乗りまくりつつ、江ノ島観光を楽しもうとする雄太たちだったが、そこで、とある女子高生長谷川遥と出会う。彼女は江ノ電沿線にある祖父と食べた思い出のコロッケを探しているという。雄太たちは遥とともにそのコロッケのありかを見つけるべく、江ノ電乗りつぶしを決行する。
- GO!GO!九州新幹線!!(11巻)
- ゴールデンウィーク初日、親戚の叔母の結婚式に出るために、T3メンバーの大樹も連れて博多へやってきた雄太は、博多総合車両所付近を散歩中、寝坊して待ち合わせに遅刻しそうになっていた少女森川さくらと出会い、博多南線を使いピンチを救う。その後大樹と萌と合流し、なんとさくらが九州を拠点に活動する小学生アイドルグループF5に所属する現役アイドルであったことが判明する。そしてそのマネージャーの佐川からお礼として、F5のイベント列車に招待される。
- 乗客が消えた!?南国トレイン・ミステリー(12巻)
- 親戚の結婚式も無事に終わり、長崎にやってきた雄太、大樹、萌の3人。白いかもめ、長崎電気軌道、島原鉄道など、長崎ならではの鉄道を満喫する雄太たち。その後、両親に頼み込んで九州までやってきた七海も加わり、4人は特急ゆふいんの森に乗車する。しかし、車内で1人の乗客が突如として消える事件が発生。「走る密室」である車内で一体何が起こったというのか。雄太たちは知識を総動員して捜索にあたる。
- ショートトリップ&トリック!京王線で行く高尾山!!(13巻)
- 新たにさくらを特別メンバーに迎え、5人体制となったT3。彼女の歓迎の意味も込めて、風邪で欠席となった大樹を除く4人は、京王線で高尾山へ遊びに行くことにした。京王れーるランドや高尾山ケーブルカーなど、高尾山を楽しみつくした雄太たちは、帰りの電車で、雄太が小学3年生の頃に出会ったという着物の男性に再会する。彼は当時、最速の電車に乗り換えたはずの雄太を追い越し先に終着駅に到着していたというのだ。話を聞いたメンバーたちから仙人説、天狗説、宇宙人説などが飛び交う中、彼の使ったトリックを解明すべく、雄太たちは男性の尾行を開始する。
- サンライズ出雲と夢の一畑電車!(14巻)
- 将来の夢についての会話で、萌と大喧嘩をしてしまった雄太は、自分も夢に向かって進み始めているところを萌に見せようと決意する。そこで、島根県のローカル鉄道一畑電車が、実際の車両を使った体験運転を実施している事を知り、T3メンバーとともに島根旅行へ向かうことになる。T3と遠藤、そしてF5マネージャー佐川を加えた面々が最初に乗車するのは、東京から出雲市を結ぶ寝台特急サンライズ出雲。全車両2階建て、まるでダンジョンのような車内にメンバーたちは大盛り上がり。雄太の夢の第一歩となる旅が始まる。
- ハートのつり革を探せ!駿豆線とリゾート21で伊豆大探検!!(15巻)
- 夏休み、再び今野家の熱海の別荘を訪れていた雄太、大樹、七海の3人は、修善寺で行われるお祭りを見に行くために東海道線に乗車。三島駅でKTTのみさきと合流し、同時に駿豆線の「ハートのつり革」を探す少女新川穂と出会う。2086分の1の確率と言われていたが、雄太たちはあるテクニックを使い、つり革を見つけ出すことに成功する。その後修善寺にてとあるきっかけで穂と再会。伊豆半島に「巨大なハート」があると言う話を聞き、雄太たちは再び伊豆探検に乗り出す。
- 北陸新幹線とアルペンルートで、極秘の大脱出!(16巻)
- 夏休みも終盤に差し掛かろうという頃、T3のミーティングで集まっていた雄太たちの元へ、かつてT3とともに江ノ電を乗りつぶした女子高生長谷川遥がやってくる。鉄道雑誌の旅行企画に当選し、T3メンバーも一緒に来て欲しいとのことで、雄太と大樹が同行し北陸旅行へ向かうことになる。後日東京駅に集合し、早速E7系かがやきに乗車した雄太たちは、車内で金髪の外国人少年レオンと出会う。話を聞けば、彼は日本に派遣されたスパイであり、身柄を狙われているのだという。旅行ついでにレオンに協力することになる雄太たち。立山黒部を股にかけた逃亡劇が始まった。
- 山手線で東京・鉄道スポット探検!(17巻)
- 年末、自宅で大掃除に励んでいた雄太の元にさくらから一本の電話が。「アイドルの仕事が忙しすぎて電車に乗れていない」と元気のない彼女を見かねた雄太は、元日未明発の初日の出の旅へさくらを誘う。河口湖畔で初日の出を見届け、ある決断を迫られているさくらに対し、雄太は励ましの言葉をかける。
- 舞台は変わり1月3日、明治神宮へ初詣に訪れた雄太、大樹、七海、萌の4人。参詣の後、周辺の鉄道スポットを楽しむ彼らだったが、そんな中でかつて北斗星の旅で知り合った小学4年生中村翼からある緊急要請が入る。
- 川崎の秘境駅と、京急線で桜前線を追え!(18巻)
- 3月上旬。さくらがついにアメリカに旅立つことになった。渡米前ラストとなるF5のアリーナライブに招待され、T3&KTTメンバー総出でその勇姿を見届ける。ライブ後、「最後にもう一度日本の桜を見たかった」と言うさくらだが、桜の開花時期はまだ2週間以上も先であった。しかし、上田の一言から京急線の沿線で河津桜が見られる事を思い出した雄太は、さくらの出発までの数時間、2人で花見へ向かう約束をする。雄太とさくら、2人の来たる別れまでの、最後のひと時を過ごす旅が始まろうとしていた。
- 北海道新幹線と函館本線の謎。時間を超えたミステリー!(19巻)
- 雄太と大樹が北陸旅行で出会った"ルヒタンシュタイン公国の公子"レオンが再び日本へやってきた。函館で行われる記念式へ参加するためであり、現地まで飛行機で向かうのだと言う。しかし、自身の再来日までに新たに北海道新幹線が開通した事を知った彼は急遽、新幹線乗車へと予定を変更し、T3を北海道旅行へと招待する。初の乗車ということで盛り上がり、北海道新幹線ならではの旅を楽しんだ雄太たちは、レオンから彼の曾祖父についての気になる話を聞くことに。函館本線にまつわる50年前の謎を解明すべく、雄太たちは真相に迫っていく。
- 約束の列車を探せ!真岡鐵道とひみつのSL(20巻)
- 夏休み目前のT3ミーティングの日、相変わらず集合時刻に遅刻する未来だが、今回はある理由があったという。なんと3年前の自分からの手紙を発見したらしい。内容は「3年後の夏休み最初の日曜日に、不思議な蒸気機関車でたぐちふみおに再会し、一緒に撮った写真を渡す」というもの。しかし、未来はこの約束を全く覚えていなかった。同封されていた切符から、手紙の蒸気機関車というのは真岡鐵道のSLであるということ、そのSLは土休日の1日1往復のみであることが判明。今回は自分が計画したいという未来に旅行プランの作成を任せ、3年越しの約束を果たすべく出発する。
登場人物
声の項はボイスドラマ版の担当声優。
T3(トレイン・トラベル・チーム)
小学生が鉄道で旅行することを目的に作られた鉄道旅行チーム。略称はTrain Travel TeamからT3。メンバーは全員小学5年生。第1巻で結成し、T3の略称は第3巻の未来の発言が初出。第35巻にてICカード機能のある会員証が完成した。
- 高橋 雄太(たかはし ゆうた)
- 声 - 小池貴大
- 本作の主人公。T3のリーダーで、電車に乗るのが大好きな「乗り鉄」の少年。「可能ならば一日中電車に乗っていたい」と豪語するほどであり、鉄道に関する知識も豊富。鉄道関連で困っている人を見かけると放って置けない性分で、持ち前の知識を駆使してメンバーたちとともに全力で解決に励む。T3メンバー全員何かしら雄太に救われた経験があり、この性分が特に女子陣からの好意を集める結果になっている節がある。妹思いな一面もある[2]。将来の夢は電車の運転士。
- 前述のように作中のキャラクターの中ではかなりモテている[注 2]が、雄太自身はかなりの鈍感。その鈍感さは上田やみずほから「伝家の宝刀」と称されてしまうほどで、自分絡みはおろか周囲の恋愛模様にも全く気付かない。作中では、「奇跡は待ってるもんじゃないよ!自分で起こすものだよ!」といった名言も出ている[3]。よく使うICカードはSuicaとPASMO[4]。全国のICカードも集めている。
- 会員証のシリアルナンバーは001。
- 最寄り駅はJR横浜線・相模線・京王相模原線の橋本駅。
- 的場 大樹(まとば たいき)
- 声 - 叶弥生
- T3結成メンバーの1人。フチなし眼鏡と大人っぽい服装が特徴的な少年。電車の知識なら何でも覚え、時刻表をいつも持参している「時刻表鉄」で、旅行の際には行き先の情報がびっしり書かれた手帳を持ち歩く。時刻表の目当てのページを一発で開けるという特技を持っている。
- 普段はあまり感情を表に出さないが、鉄道やメンバーたちのことになると熱くなる一面もある。いかなる場合でも時間を正確に守ることを信条としており、待ち合わせにも時間ぴったりに到着する。だが、極度の高所恐怖症であり、ロープウェイなどに乗る際は端の方で震え上がっていることがほとんど。運動も苦手な模様。女子との会話には基本丁寧語を使う。
- 鉄道デザイナーの水戸岡鋭治に憧れており、将来の夢は同じく鉄道デザイナー。
- 会員証のシリアルナンバーは002。
- 最寄り駅は横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインのセンター南駅。
- 小笠原 未来(おがさわら みらい)
- T3の結成メンバーの1人。鉄道写真を撮ることが好きな「撮り鉄」の少女で、ピンクと黄色の派手な色のカメラを常に持ち歩いている。
- T3のムードメーカー的存在であり、コミュニケーション力が高く、誰とでもすぐ仲良くなる。だが、朝早くに起きることが苦手で、待ち合わせには大抵間に合わない。また大樹とは対称的に時間にルーズでもあり、夏休みの回などでは宿題に追われて旅行不参加になることも多々ある。
- 彼女の祖母は茶道界で有名な人物らしく、姉共々茶道を習っている。運動神経も抜群に高く、サッカークラブに入っていたためその才能を買われ、23巻にてルヒタンシュタイン公国代表のフットサルチームに助っ人加入したところ大活躍。ヨーロッパ留学することになり35巻で雄太たちと別れることになった。
- メンバーの中では、唯一萌と旅をした事が無い。会員証のシリアルナンバーは003。
- 日本にいた頃の最寄り駅はJR東海道本線・相模線の茅ケ崎駅。
- 今野 七海(こんの ななみ)
- 第1巻で、新横浜駅にて雄太・未来・大樹と知り合い、彼らに助けてもらったことがきっかけでT3のメンバーになった少女。髪型は毛先をカールさせたボブカット。祖父がフランス人であるクォーターで、父がデザイン会社の社長である令嬢。
- おっとりした性格だが、主に鉄道や恋愛面などでは鋭い一面も見せる。T3のメンバーになってから鉄道に興味を持ち始めたため、鉄道に関する知識は少なかったが、巻を追うごとにめきめきと知識をつけており、鉄道初心者という言及も少なくなっている。水泳や乗馬、書道、英会話など、様々な習い事を掛け持ちしている。
- 雄太のことが好きで、さくらと違い明言はなかったが、38巻の人物相関図で明確に示された。同じく雄太を好きなさくらに対して対抗心を持っているが、彼女との関係は特に険悪ではなく、むしろ同志のような関係になっている。ただ、雄太がさくらの話をした時には嫉妬して拗ねることもある。将来の夢は電車のアテンダント。
- 会員証のシリアルナンバーは004。
- 最寄り駅は東急東横線・大井町線の自由が丘駅。
- 森川 さくら(もりかわ さくら)
- 声 - 今柳りさ
- 11巻にて初登場。福岡の小学生アイドルグループ「F5(エファ)」に所属する現役アイドル。髪型は基本的に三つ編みを含んだハーフアップ[注 3]。博多総合車両所付近在住で、ふとした拍子によく博多弁が出る。
- 寝坊して熊本で行われるイベントに遅刻しそうになった時、博多総合車両所に来ていた雄太に偶然出会い、博多南線を使って助けられた。以来、鉄道に興味を持ち始め、T3に特別メンバー[注 4]として加入。現在は時間ができるとT3のミーティングに顔を出している。
- 雄太に対して恋愛感情を示す描写が多々ある[注 5]。雄太が鈍感であることは理解しているが、何かと彼と二人きりの時間を作っている。38巻の人物相関図でも、雄太が好きで七海とは恋のライバルと記載されている。将来の夢はハリウッド女優。
- 16巻で、自身の出演したドラマがヒットしたことがきっかけで、アメリカのハリウッドから映画出演オファーを受け迷っていることを雄太に相談、18巻にて雄太の一言でアメリカに行く決意をし旅立った。またこのときに雄太に好きだと告白している。
- 第25巻にて、行方不明・アメリカで大失敗などといったネットニュースが出回っていたが、ハリウッド映画への出演が決まり、ビザの更新のための一時帰国で再登場。その後も度々登場している。
- 桐ヶ谷 澄空(きりがや すかい)
- 第38巻より登場。スケボー大会が行われていた新横浜公園で、雄太・大樹・七海と知り合う。心配性で澄空の遠出を許可したがらない彼女の母親に秘密で、松本で開催されるスケボー大会に出場するため、T3とともに信州の旅へ向かう。
- 両親は日本人だが、アメリカ生まれのアメリカ育ちで英語をとても上手に話す。鉄道とはほとんど縁のない車社会で育ったため、物語の序盤では電車のことはまったく知らなかったが、雄太・大樹・七海の影響でだんだんと鉄道に興味を持つようになった。また、雄太のことは個人的にも「なんだか気になる」と語っている。
- 信州での鉄道旅を通し、「電車に乗れば、日本中のスケーターと会える」ことを口実に、T3に入会することになった。
- 最寄り駅はJR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線・東海道新幹線・京急本線の品川駅。
- 遠藤 大介(えんどう だいすけ)
- 新横浜駅の近くにある小さな旅行会社・エンドートラベルの社長で、T3の発起人かつ保護者的存在。小太りの壮年男性で、雄太は「フライドチキンのCMに出てくるおじさん」だと言っている。
- 昔は大手旅行会社に務めていたが、ある少年[注 6]と出会ったことをきっかけに独立し、エンドートラベルを設立してT3を立ち上げた。T3の引率役ではあるものの、社長という立場上、仕事の都合などでストーリーの途中からいなくなる(または最初から同行しない)場合が多く、結果としてT3は雄太たち子供だけで行動することが多くなっている。
- 人並み外れた大食漢(フードファイター)で、駅弁を愛する「駅弁鉄」。また、「駅そば鉄」でもあり、関東駅そば友の会の理事をしているという。
- 佐川とはさくらのT3加入をきっかけに親しくなり、30巻で佐川に告白、交際することになった。35巻で彼女のことを「ナルちゃん」と呼んでいることが判明。37巻では雄太たちの行き先に便乗して名古屋デートを敢行していた。
KTT(関西・トレイン・チーム)
T3に触発されて結成された関西の鉄道旅行チーム。 略称はKansai Train TeamからKTT。第4巻で結成。メンバー全員雄太たちと同じく小学5年生。 会費制はないようで、みさきの父からの小遣いなどをかき集めて旅に出る。その為頻度は高くなく、よく雄太にその件を愚痴っている。
- 上田 凛(うえだ りん)
- KTTのリーダーで、頭のキャップがトレードマークの男子。大阪府東大阪市在住。私鉄王国・関西で生まれたのだからと私鉄(特に京阪電鉄)をこよなく愛する私鉄ファン。みさきとは幼馴染である。
- 人情に厚く、大阪人らしいボケで周囲に笑いを振り撒く明るい人物。だが良くも悪くもケチな性格で、タダという言葉に目がなく、少しでも安く旅をすることを心がけている。雄太曰く、「大樹とは正反対のタイプ」らしいが、京都での初対面以降、大樹と意気投合する。将来の夢は鉄道整備員。
- 凛という名前が女子っぽいという理由で気に入っておらず、周りに名字で呼ばせているが、のぞみにだけは名前で呼ぶことを認めた。
- ちなみに、遠藤が駅弁鉄として自身の後継者と太鼓判を押す程のフードファイターでもある。
- 岡本 みさき(おかもと みさき)
- KTTメンバー。鉄道関連の音を録音するのが好きな「録り鉄(音鉄)」。いつもICレコーダー付きのヘッドホンを持ち歩き、電車の音を録っている。上田とは幼馴染で、幼い頃は彼の近所に住んでいたが、現在は神戸在住。大阪・本町の小さな会社「オフィス・オカモト」社長令嬢。
- 上田が大体ボケまくっているためKTTでは専らツッコミ役。絶対音感の持ち主で、バイオリンを習っているが、上田曰く「ノコギリをギーコギーコしているような音」らしく、腕前は高くない模様。将来の夢は駅メロ作曲者。
- やたらと雄太に抱きついたり、あーんをしてみたりとかなり積極的だが、好意があるのかは不明。38巻の人物相関図でも雄太のことが「好きかも♡」となっており、はっきりしない。
- 川勝 萌(かわかつ もえ)
- 声 - 花海杏奈
- KTTメンバー。雄太のいとこで、彼のことを「ゆうくん」と呼んでいる。腰付近までかかる黒髪のロングヘアで、ロリータ・ファッションを愛用している。
- 当初は鉄道に全く興味がなかったが、KTTに入ったことや、雄太の影響でかわいい電車だけ好きになった。ただ、1日中電車に乗ることは「罰ゲーム」であり、目的地に早く行くことが旅の醍醐味だと力説する。上田に名鉄乗りまくりを提示された際も例に漏れず即刻却下した。
- KTTではみさきと同じくツッコミ役。しかし彼女はT3相手にも遠慮なくツッコむ。ピアノをずっと習っており、将来の夢も世界を飛び回るピアニスト。
- 京都在住。京都が世界の中心と考えている。かなりのスイーツモンスターで、さくらが所属するF5の大ファン。前述のとおり、未来とは二回会っただけで、一緒に旅をしたことがない。
- みさきの父
- 大阪・本町にある「オフィス・オカモト」の社長。イベント開催の責任者をしている。
- 取材をお願いした先生への切符の配送を忘れたり、出張の際にパスポートを事務所に忘れたりと、かなりのうっかり屋である。取引先である「高橋まほろば鉄道」(雄太の祖父)の孫ということもあり雄太を信頼している。
F5(エファ)
九州を拠点に活動する小学生アイドルグループ。当初はさくらとのぞみの二人だけで結成された「F2(エフツー)」で無名のグループだったが、初登場した11巻時点でCM出演等により人気を伸ばし始め、18巻時点ではアリーナライブのチケットが発売後数分で完売するほどの超人気グループになっている。
冠番組は九州ローカルで放映される「F5があっちこっちへ行くばい!」。メンバー全員新幹線の列車名が名前の由来になっていると思われる。
- 森川 さくら(もりかわ さくら)
- F5のメインボーカルで、T3の特別メンバー。
- →#森川さくら
- 村上 のぞみ(むらかみ のぞみ)
- F5のメンバーの1人で作詞担当。さくらとは幼馴染で、あだ名は「のぞみん」。髪は前髪をあけたロングで紫色。引っ込み思案でおとなしい性格だが、アイドルモードの時には別人のようにハイテンションになる。F5メンバー以外には丁寧語で接しているが、たまに北九州弁が出ることがある。
- 本格登場は27巻[注 7]。最初はさくらをアメリカに行くように決心させた雄太のことを「さくらを奪った」として快く思っていなかったが、彼から「自分に言われなくてもきっと夢を追いかけていた」と説得され、謝罪、和解した。もともとF5は、さくらのわがままに応え二人で作ったアイドルグループらしく、さくらはのぞみの作詞した歌しか歌わないと決めている。
- 37巻で雄太たちと名鉄で旅をした際は上田との距離が縮まり、物語の終盤のほうから、上田のことを「凛」と呼ぶようになった。
- 彼女を主人公とした本作のスピンアウト作品「スーパーアイドルで行こう!」(後述)が2021年に刊行した。
- 江藤 みずほ(えとう みずほ)
- F5のメンバーの1人で作曲担当。髪はショートで水色。いつも首にヘッドホンをかけており、長崎弁で喋ることが多い。
- 11巻にのぞみ同様挿絵のみ登場、34巻に雄太たちと一緒にテレビに出ながら財宝を探している。36巻ではスタジオで総合MCを担当した。また、37巻でも登場。雄太の鈍感さを「雄太の伝家の宝刀」と称している。
- スピンアウト作「スーパーアイドルで行こう!」にも登場。本格登場はこちらが先。
- 緒方 こまち(おがた こまち)
- F5のメンバーの1人で振り付け担当。小柄でツインテールの女子。11巻でのぞみ・みずほと同様に挿絵のみで登場。36巻ではF5のクリスマス特番の対決企画にて、雄太、七海、みさきと共に全ての種類の新幹線に乗って日本縦断の旅をする。熊本在住。
- 36巻の中盤で少し気圧された雄太に対して、「夢をつかめるのは、あきらめなかった人だけなんだとこまちは思うよ。だからね、こまちは常に努力し続けるのっ!」という考えを教えている場面もある。また、一人称がF5で唯一本人の名前になっている。
- 白石 つばさ(しらいし つばさ)
- F5のメンバーの1人でコーディネート担当。茶髪のポニーテールの女子。11巻でのぞみ・みずほ・こまちと同様に挿絵のみで登場。但し、今の彼女とは大きく髪型が違った。36巻では前述の特番にて、鹿児島中央から上田、萌、39マスクと共に全ての種類の新幹線に乗り、日本縦断の旅をする。
- 佐川(さがわ)
- F5のマネージャーを務める女性。普段スーツにメガネ姿とやや厳しめな印象だが、メガネをかけていないと美人。
- 11巻にて初登場、遅刻しそうになったさくらを助けた雄太たちへお礼にと、F5のイベント列車となるSL人吉の旅をプレゼントする。14巻での出雲旅行をきっかけにT3の旅行へよく参加するようになり、遠藤ともかなり親しげな雰囲気になっていく。10代の頃に「フェアリーライト」というアイドルグループに所属していた。
- 30巻で、遠藤の告白を受け、交際することになる。33巻ではさくらのCM撮影に同行して少しだけ登場。35巻での遠藤の発言から「ナルちゃん」と呼ばれていることが判明する。
主要ゲスト
- 中村 翼(なかむら つばさ)
- 京浜東北線の車両トラブルで、5巻にて雄太たちとともに北斗星に乗り遅れた小学4年生。父と引き合わせてくれた雄太を「師匠」と尊敬していて、いつかはT3に入りたいと思っている。
- 17巻では、後述のひろみと共に明治神宮へ初詣に来た際に雄太達とばったり再会、その後とある救援要請の連絡をする。
- 32巻では、「よしかわみなみ[注 8]」の所へ行くと言ってひろみの誘いを断り、ひろみや雄太達に尾行されているとは知らずに1人で向かった。
- ひろみのことはかわいいと感じているそう。スピンアウト作「つばさ事件簿 ~120円で新幹線に乗れる!?~」では彼が主人公であり、T3と出会った後鉄道趣味を始めた事が語られている。今のところ「駅鉄」。
- 最寄り駅はJR山手・京浜東北・中央・総武緩行線及びつくばエクスプレス、日比谷線の秋葉原駅。
- 長谷川 遥(はせがわ はるか)
- 10巻にて初登場。祖父とともに食べた、江ノ電沿線にある思い出のコロッケを探す女子高生。T3とともに江ノ電を乗りつぶした。16巻では鉄道雑誌のレポートに当選し雄太らと北陸の旅へ向かう。
- 第23巻では直接の登場はないが、1週間後の文化祭の出し物(北陸新幹線関連)をまだ何もしておらず大樹に協力を要請した事が大樹の口から語られている。これにより大樹はこの回の旅行に不参加。
- 小倉 ひろみ(おぐら ひろみ)
- 17巻にて、翼と一緒に明治神宮に初詣に来ていた小学4年生。腰下までかかる長い金髪のツインテールに、青い瞳の女子。スピンアウト作「つばさ事件簿」で翼との出会いが描かれ、翼とともに様々なところへ遊びに行き親睦を深める。
- 本人は否定しているが、少なからず翼に好意を持っている様子で、32巻で再び登場した際には翼の「浮気調査」をT3に依頼し、彼らとともに翼を尾行する。
ルヒタンシュタイン公国
ヨーロッパにある架空の小国。雄太・大樹とレオンの交流をきっかけに繋がりが出来、その後も度々物語に登場する。現在は小笠原一家が住んでいる。 モデルはリヒテンシュタイン公国。
- レオン
- 16巻で初登場。ルヒタンシュタイン公国の公子。本名「レオンハルト・フォン・ヒルデスハイム」。
- 北陸新幹線の車内で雄太たちと出会い、自分がスパイであると偽って公務をサボり、雄太たちとともに北陸を楽しむ。その後も19巻で北海道、23巻で熱海など、T3とともに旅をしている。30巻では来日後いきなりT3の滞在する稚内にやってくるなど、さすが公子と言わんばかりの行動も見せている。だが意外と怖がりな一面もある。
- 第35巻では序盤と終盤に登場。T3の思いを受けつぎ、ルヒタンシュタインに旅立つ未来を全力でバックアップすると雄太に約束する。
- 21巻で判明する先祖の関係もあり、未来のことを運命の人と捉えているらしい。
- ブルクハルト
- ルヒタンシュタイン公国の執事長。16巻にて初登場し、公務をサボり北陸に逃げたレオンを追う。19巻と23巻ではレオンの付き添いとしてT3の旅に同行する。
- 忍者のようだと雄太は評しており、その通り神出鬼没である。
- アンネローゼ
- 未来がレオンに助っ人として呼ばれたフットサルチームのエース。試合で足を捻挫してしまい、試合を決めるペナルティキックを未来に託す。
- テレーゼ・ノイマン
- ルヒタンシュタイン公国の執事で、執事長ブルクハルトの部下にあたる。未来の留学でルヒタンシュタインへ越すことになった小笠原家の担当になる。スイーツモンスターらしい。
主要人物の家族・親族
高橋家
- 高橋 公香(たかはし きみか)
- 雄太の妹で小学3年生。生意気で雄太とよく喧嘩しているが、口が達者で要領がいいため、雄太は大抵抑え込まれている。小さい頃は、雄太とよく遊んでいた。雄太も、この頃は素直で可愛かったと13巻で振り返っている。電車に興味はなく、旅行するなら車だと豪語する。
- 未来とは気が合う様子で、28巻で未来が高橋家に泊まった際には「姉になって欲しい」とまで言ったようだ。
- 雄太と公香の父
- ゲームデザイナーで旅行好き。鉄道、戦闘機、戦車などが好きなため、雄太と気が合う。ただ車両の型番など細かいところは覚えようとしない。ゲームが発売される前は会社に泊まりこむこともあるが、ゲームが発売されると長い休みをとり、家にいることが多い。休日の彼は雄太曰く「クマに似ている」とのこと。愛車はミニ・クーパー。
- 雄太と公香の母
- かなりの心配性だが、9巻で雄太に公香の病名を伝え忘れるなど抜けっぽいところがある。パン作りが得意で、毎週日曜日にはパンを焼いている。28巻にて、遅刻防止のために高橋家に泊まった未来に対してお嫁に来てほしいと言ったりもしている。
- 雄太と萌、公香の祖父
- 奈良県在住。家中に「高橋まほろば鉄道」という名前で鉄道模型を走らせており[注 9]、電話がかかってきた際などは「高橋まほろば鉄道」と名乗っている。これに対して雄太は「その名前で出るの!?」と心中で突っ込みを入れている。
- 未販売の鉄道模型を自分で作っていたら、鉄道模型を作る達人になった。大樹が読んでいた雑誌にも「高橋まほろば鉄道」として掲載されており、鉄道模型界ではそれなりに名が知れている模様。
- 里美(さとみ)
- 雄太の父、萌の母の妹で、雄太と萌の叔母に当たる人物。まだ24歳であり、雄太曰く「おばさんと呼ぶとぶっ飛ばされる」ため、彼女の前ではお姉ちゃんと呼んでいるらしい。
- 12巻で福岡の男性と結婚する。27巻では雄太を九州に遊びに来ないかと誘う。この時雄太は上田と共に彼女の家に泊まったらしい。関西出身だが、この頃には博多弁になっており、しっかり九州に染まっている。
的場家
- 大樹の父
- 警視庁勤務の現役警察官。仕事が忙しいため旅行はほとんどしない。将棋が強いらしい。7巻にて大樹の回想で登場。山口署長時代、新山口駅でひったくり犯を素手で取り押さえており、大樹の恩人となる秋山と出会うきっかけに。
小笠原家
- 未来の父
- プロの鉄道カメラマンで海外にも行っている。かなりの酒豪。未来のことを「ミーくん」と呼んでいる。
- 2巻にてとある出来事で雄太たちが関東一周旅行へ向かうきっかけになる。9巻ではT3の東北旅行に同行する。21巻では、未来の曽祖母の三十七回忌に向け、小笠原家の「失われた宝」を見つけて欲しいと雄太たちに依頼する。
- その後の直接登場はないが、未来のサッカー留学に合わせ家族ぐるみでルヒタンシュタインに移住したことが語られている。
- 祥子(しょうこ)
- 未来の伯母(未来の父の姉)。高松琴平電気鉄道片原町駅付近に住む。21巻にて、未来の父や美代と共に宝探しをした過去を語った。
- 美代(みよ)
- 祥子、未来の父の妹で、未来の叔母。高知県在住。21巻で登場し、雄太たちに未来の曽祖母がよく歌っていたという歌[注 10]を聞かせる。これはこの巻で後に、小笠原家に伝わる宝についての大きなヒントとなる。
- 来夏(らいか)
- 未来の曽祖母。大正生まれで、21巻で言及された時点で既に故人。若い頃の写真を見た雄太からは「女優さんみたいな美少女」と絶賛されている。19巻時点でレオンの曽祖父の親友の名前として上がっていた。
- 戦前、ルヒタンシュタイン公国に留学した際に、作曲家ジョニー・ハイケンスと知り合い、彼と交際していた。戦争開始と共に帰国するが、戦後に彼と再会することは叶わず、彼からレオンの曽祖父を通じて送られた楽譜が、小笠原家の「失われた宝」であったことが21巻にて判明する。
- 未来の祖父
- 未来たちが小笠原家に伝わる宝を見つけた際、お墓に備えておいでと言った人物。
今野家
- ミチコ・デュボア
- 七海の祖母。フランスに在住で時々日本に帰ってくる。1巻で初登場し、T3と七海が出会うきっかけになる。26巻ではT3にとあるおつかいを頼む。
- 旧姓安井美智子。夫(七海の祖父)はフランス人で、パティシエである。
- 七海の父
- デザイン会社の社長で、軽井沢に別荘を持つかなりの富豪。七海に甘い。いずれ彼女に会社を継がせたいらしく、鉄道アテンダントになりたがっていることを嘆いている。
- 3巻にて初登場。15巻では自身の伝手でT3を高山旅館に招待する。
森川家
- さくらの祖父母
- 肥薩線沿線に住んでいる。11巻で登場し、SL人吉の車窓から見えるよう横断幕でさくらを応援する。
その他ゲスト
- 小宮のおじいさん
- 寝台特急の北斗星とカシオペアのチケットを雄太たちにプレゼントした(3巻)。
- 福井先生
- 4巻で登場。オフィス・オカモトが取材をお願いした先生で、浜大津駅(現在のびわ湖浜大津駅)前にある理髪店で散髪をしていた。また、雄太たちと京阪山科駅前のだんご屋さんで一人で寂しい旅館に泊まっていた時の話をする[注 11]。
- 翼の父
- 5巻で登場。函館から雄太たちと同じ北斗星に乗り込む。
- 雄太曰く「翼君をそのまま大きくした感じ」。
- 村山(むらやま)
- 6巻で登場。名古屋のリニア・鉄道館で雄太たちが挑戦した『名古屋トレインラリ―』の主催者。国鉄OB。
- 秋山(あきやま)
- 7巻で登場。新山口駅の駅員。大樹が山口県に住んでいた頃に鉄道の魅力を伝え、彼が鉄道ファンになるきっかけを作った人物。
- 定年の春、家族でオーストラリアに移住することになり、それを聞いて新山口駅に来た大樹と再会。その時には新山口駅の駅長になっていた。
- 結衣の祖母
- 8巻で登場。新潟県石打に住んでいる孫の結衣と上野動物園のパンダを見に行くことになったが結衣が乗っている新幹線が分からずに大宮駅で困っていたところをT3に救われる。
- 結衣(ゆい)
- 8巻で登場。新潟県石打に住んでいて、祖母と共にと上野動物園のパンダを見に行く。「おばあちゃんが来なかったらそのまま1人で見に行くつもりだった」と言ってのけるなど、なかなかに肝が据わっている。
- 吉川 真理(よしかわ まり)
- 9巻で登場。仙台の会社で働いている。妹が青森県内の病院に緊急入院したため、青森方面に向かう東北新幹線のはやぶさ7号 新青森行ではなく、慌てて秋田新幹線のスーパーこまち7号 秋田行に乗り込み、困っているところに未来が遭遇し、T3が知恵を絞り助けた。
- 七海と連絡先を交換していたようで、届いたメールによれば妹の手術は成功したらしい。
- 西川(にしかわ)
- 10巻で初登場。関西の飲料メーカー「ペッカン[注 12]」の社員。財布を忘れ、新商品の打ち合わせに遅れそうになっていたところを上田に助けられ、お礼としてその新商品「200%オレンジジュース」のサンプルを箱ごとプレゼントする。33巻では雄太とKTTを「200%オレンジジュース」の新CM撮影の現場に招待する。
- ちなみに、「200%オレンジジュース」のCMソングを担当しているのはF5であり、33巻のCMにもさくらが出演している。
- 須藤(すどう)
- 12巻で登場。ゆふいんの森で雄太たちの斜め後ろの席に座っていた、飲料メーカー「ペッカン」の社長。第10巻で登場した西川がくれた「200%オレンジジュース」を彼からもらい、雄太と萌が驚く。
- トイレで倒れ心肺停止になっていたが雄太たちの活躍により一命を取り留めた。
- 久保 さおり(くぼ さおり)
- 12巻で登場。ゆふいんの森のアテンダント。アテンダントが夢の七海に話を聞かせる。須藤の話を雄太達から聞き、救命に尽力した。
- 山伏(やまぶし)
- 13巻で登場。雄太が小学3年生の頃に京王線で出会った男性。雄太たちが乗った電車のルートが最短のはずが、乗り換え駅でそのまま乗っていた彼が先回りして到着駅にいたため雄太が驚く。当時小1の公香はサンタクロース説を唱えていた。
- 2年後、同じ時刻の電車の同じ席に座っているのを雄太たちが発見し、尾行する。雄太の話を聞いたさくらは仙人、未来は天狗、七海は宇宙人ではないかとそれぞれ仮説を立てる。
- 新川 穂(あらかわ ほのか)
- 15巻で登場。修善寺温泉にある高級旅館「高山旅館」の跡取り娘。女の子版大樹と言われたほどの丁寧な言葉遣いで、背が高いが小学5年生。彼女の父は七海の父と大学時代の友人。
- 親戚のお姉ちゃん(従姉辺りと思われる)が大好きで、その結婚式に合わせて駿豆線のハートの吊り革を探していたところ雄太達に遭遇し、共に吊り革を探す。翌日、「龍宮城」にあると言うハートに興味を示し、再び雄太達と捜索に出る。
- 沢井 あゆみ(さわい あゆみ)
- 17巻で登場。新幹線Maxとき325号に乗っていたひろみの友達。彼女を見送るためにT3が知恵を絞り、ひろみに見送られ新潟に引っ越した。翼やひろみと同じく小学4年生。
- スピンアウト作「つばさ事件簿」にも登場、翼との対面や新潟に行く前後が描かれている。
- 旧最寄り駅は有楽町線・ゆりかもめの豊洲駅。現在の最寄駅は、上越線の石打駅。
- 田口 文緒(たぐち ふみお)
- 20巻で登場。小学5年生の女の子。未来が小学2年生の時に真岡鐵道で出会い、3年後に真岡鐵道で再び会う約束をする。そしてその3年後である20巻で未来と再会する。
- 写真の彼女は男の子にしか見えなかったので雄太達3人は仕方ないが、未来も文緒が女の子だという事を覚えていなかった。
- みさきの祖母
- みさきの父方の祖母、つまりみさきの父の母。福井に住んでいる。前に食べたとある思い出の駅弁探しを雄太たちに依頼する。
- みさきの祖父は二十年前に亡くなっている。
- 河合 航(かわい こう)
- 25巻で登場。雄太達が上野公園で出会った歴史好きの男子。歴史に関する知識が豊富。祖父が主催する小学生劇を見に行くために、T3に会津若松への同行を依頼する。
- 中川 美穂(なかがわ みほ)
- 28巻で登場。エンドートラベルの社員。秋田のツアーのガイドとして阿仁合車両基地をツアー客とT3に案内する。鷹巣駅でT3を引率する遠藤からツアーの引率を改めて任される。
- 鈴波 陽菜(すずなみ ひな)
- ラ・マルしまなみの車内で出会った小学5年生の女の子。一人称は「僕」。自転車と故郷の尾道をこよなく愛す。尾道駅近く(自転車屋)に住む。雄太達に尾道や呉を案内する。
- 長谷部 直美(はせべ なおみ)
- 34巻で初登場。福岡テレビのディレクター。F5の冠番組「F5があっちこっちへ行くばい!」の責任者で、さくらを通じて雄太たちに番組への出演を打診する。番組内では長谷部Dというおばあちゃんキャラを演じている。36巻でも雄太たちに特番への出演を直々にオファーする。
- 34巻での番組は開始以来の最高視聴率を叩き出し、社長賞を受賞している。佐川とは高校の同級生らしい。
- 39マスク
- 真っ黒な服で身を包み、特急『36ぷらす3』の仮面をつけた謎の少年[注 13]。つばさチームで猛威を振るう。鉄道知識が豊富で、対戦相手の雄太にも危機感を覚えさせていた。一方、ロッタリータイムで上田がとんでもない指令を引いた時には完全にキャラ崩壊した。
- 澄空の母
- ショッピングサイトを運営するIT会社のCEO。半年前までアメリカにいたようで、そこで澄空の父と出会い結婚、澄空を授かった。澄空曰く、家に帰るのが遅くなるとこっぴどく叱るらしい。
- 物語の終盤では、澄空の意志を尊重すべく、澄空がT3に入会することを勧めた。通称「マム」。澄空曰く、「私はマム似だからね!」とのこと。