橋本駅 (神奈川県)

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橋本駅(はしもとえき)は、神奈川県相模原市緑区橋本にある、相模原市西部の中心の駅、東日本旅客鉄道(JR東日本)・京王電鉄

当駅及び当駅周辺は相模原市(旧市街地)北部の交通・商業の拠点地域としての役割を持つ。

JR東日本の横浜線相模線、京王電鉄の相模原線の2社3路線が乗り入れ、相互間の接続駅となっている。京王電鉄は京王相模原管区所属。駅番号はJR東日本横浜線がJH 28、京王電鉄相模原線がKO45

JR東日本の駅は横浜線を所属線としている[1]。また相模線は当駅が終点である。

東海旅客鉄道(JR東海)によるリニア中央新幹線の駅が「神奈川県駅(仮称)」として併設される予定である。

歴史

年表

  • 1908年(明治41年)9月23日:横浜鉄道東神奈川駅 - 八王子駅間開通時に開設[2]
  • 1910年(明治43年)4月1日:鉄道院が借上げ[2]
  • 1915年(大正4年)11月20日[5]:津久井新道(現県道515号)が橋本駅に通じる。これにより津久井方面の利用客が増加した[6]
  • 1917年(大正6年)10月1日:国有化、国鉄横浜線の駅となる。
  • 1931年(昭和6年)4月29日:相模鉄道相模線厚木駅 - 当駅間延伸[7][8]
  • 1944年(昭和19年)6月1日:相鉄相模線が戦時買収私鉄として国有化、国鉄相模線となる[7][9]
  • 1945年(昭和20年)5月:国鉄橋本工場(後の国鉄大宮工場橋本車両センター)操業開始、工場へ続く側線完成。
  • 1980年(昭和55年)4月1日:現駅舎(2代目・橋上駅舎)へ改築[新聞 1]。ペデストリアンデッキ完成[10]
  • 1984年(昭和59年)
    • 2月1日:貨物取扱が廃止[2]。北口の東側に1面2線の貨物ホームが存在した他、国鉄工場線から分岐し大和製罐東京工場へ続く専用線も存在した。
    • 3月:橋本車両センター閉鎖。その後設備は解体されて更地となり、しばらく放置されていたが、1986年(昭和61年)に跡地の一部を利用して忠実屋(ダイエー買収後いったん閉店の後、東急ストア(閉店))橋本店が開業したのを初めに、2000年代に入ると橋本郵便局やコーナン(2023年閉店)が開業し、再開発によって変貌を遂げた。なお、1990年頃までは専用線の一部のレールや踏切も撤去されずに残っていた。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[2]
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2]
  • 1990年(平成2年)3月30日:京王相模原線が南大沢駅から延伸開業[11]と同時に京王初の自動改札機が導入された。
  • 1994年(平成6年)9月28日:自動改札機を設置し、供用開始[12]
  • 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカードSuica」供用開始。
  • 2003年(平成14年)3月6日:JR東日本の駅ビル「味の食彩館はしもと」が開業[13]
  • 2004年(平成16年)12月:京王電鉄改札内にエレベーターが設置される。
  • 2005年(平成17年)1月:JR改札内にエレベーターが設置される。
  • 2007年(平成19年)3月18日:京王電鉄でICカード「PASMO」供用開始。
  • 2009年(平成21年)12月 - 2010年(平成22年)1月:JR橋本駅に第二面から第一面、第三面に待合室が設置される。
  • 2013年(平成25年):横浜線よくするプロジェクト で駅構内のLED照明、室内サインを改装実施
  • 2014年(平成26年)3月31日:この日をもってびゅうプラザの営業を終了。
  • 2018年(平成30年)2月22日:京王相模原線にて「京王ライナー」の運行が開始され、下り列車の終着駅となる[報道 1]
  • 2019年(平成31年)2月22日:京王相模原線にて、当駅始発の上り「京王ライナー」が新設される[報道 2]
  • 2020年(令和2年)2月14日 - 京王電鉄の定期券売り場が営業を終了[14]
  • 2021年(令和3年)6月3日:JR東日本の1・3番線(横浜線)ホームでスマートホームドアの使用を開始[報道 3]
  • 2022年(令和4年)3月11日:翌日のダイヤ改正により、相模線の朝夕八王子乗り入れおよび5番線の八王子行き発着を終了[報道 4]
  • 2025年(令和7年)4月1日:京王電鉄橋本駅の副駅名が「スリーボンド最寄駅」となる(2028年3月までの予定)[15]
  • 2025年(令和7年)12月2日:JR東日本の2番線(横浜線)ホームでスマートホームドアの使用を開始 [報道 5]

駅名の由来

江戸時代に、橋本付近を流れる境川に架かる両国橋一帯のことを「橋本宿[16]と呼んだことから、「橋本」となる。

駅構造

利用状況

JR東日本・京王電鉄を合わせた利用者数は約20万人であり、相模大野駅を抑えて市内で最も利用者数が多い。

  • JR東日本 - 2024年度の1日平均乗車人員61,165人である[JR 1]
    JR東日本の駅の中では御徒町駅に次いで第67位。横浜線内では、町田駅、八王子駅に次いで3番目に多く、相模線内では最も多い。また、相模原市内のJRの駅では最も多く、市役所などが近接する隣駅の相模原駅よりも多い。
  • 京王電鉄 - 2024年度の1日平均乗降人員88,419人である[京王 1]
    同社の駅の中では、新宿駅渋谷駅吉祥寺駅調布駅下北沢駅に次いで6番目に多く、相模原線の駅では調布駅に次いで第2位である。

各年度の1日平均乗降人員推移は下表の通り(JRを除く)。

年度別1日平均乗降人員[* 1][* 2]
年度 京王電鉄
1日平均
乗降人員
増加率
1990年(平成2年) [注 1]30,205
1991年(平成3年) 41,40037.1%
1992年(平成4年) 49,82220.3%
1993年(平成5年) 55,49211.4%
1994年(平成6年) 59,7987.8%
1995年(平成7年) 63,0075.3%
1996年(平成8年) 65,4113.8%
1997年(平成9年) 66,7332.0%
1998年(平成10年) [注 2]67,9171.8%
1999年(平成11年) 68,1480.3%
2000年(平成12年) 69,4061.8%
2001年(平成13年) 72,1383.9%
2002年(平成14年) 74,1852.8%
2003年(平成15年) 78,0725.2%
2004年(平成16年) 80,1052.6%
2005年(平成17年) 82,5553.1%
2006年(平成18年) 84,0431.8%
2007年(平成19年) 87,0443.6%
2008年(平成20年) 88,3201.5%
2009年(平成21年) 88,4270.1%
2010年(平成22年) 88,0650.4%
2011年(平成23年) 87,2420.9%
2012年(平成24年) 88,3771.3%
2013年(平成25年) 91,0603.0%
2014年(平成26年) 91,2650.2%
2015年(平成27年) 94,1293.1%
2016年(平成28年) 95,9141.9%
2017年(平成29年) 97,2191.4%
2018年(平成30年) 98,8381.7%
2019年(令和元年) 98,0860.8%
2020年(令和2年) 65,24133.5%
2021年(令和3年) [京王 2]74,10413.6%
2022年(令和4年) [京王 3]82,30711.1%
2023年(令和5年) [京王 4]86,3985.0%
2024年(令和6年) [京王 1]88,4192.3%

各年度の1日平均乗車人員推移は下表の通り。

年度別1日平均乗車人員
年度 JR東日本京王

電鉄

出典
定期外 定期 合計 前年度比 順位 JR 神奈川県
1975年(昭和50年) 15,977 未開業
1980年(昭和55年) 17,572
1985年(昭和60年) 22,379
1990年(平成2年) 28,733
1993年(平成5年) 44,944
1995年(平成7年) 42,090 32,227 [神奈川県統計 1]
1998年(平成10年) 47,340 34,716 [神奈川県統計 2]
1999年(平成11年) [JR 2]47,026 88位 34,463 [神奈川県統計 3]
2000年(平成12年) [JR 3]47,613 89位 35,130 [神奈川県統計 3]
2001年(平成13年) [JR 4]49,028 87位 36,527 [神奈川県統計 4]
2002年(平成14年) [JR 5]50,265 86位 37,585 [神奈川県統計 5]
2003年(平成15年) [JR 6]52,261 85位 39,444 [神奈川県統計 6]
2004年(平成16年) [JR 7]53,550 82位 40,459 [神奈川県統計 7]
2005年(平成17年) [JR 8]54,854 78位 41,699 [神奈川県統計 8]
2006年(平成18年) [JR 9]56,286 76位 42,167 [神奈川県統計 9]
2007年(平成19年) [JR 10]58,080 75位 43,275 [神奈川県統計 10]
2008年(平成20年) [JR 11]59,081 73位 43,890 [神奈川県統計 11]
2009年(平成21年) [JR 12]59,049 72位 43,888 [神奈川県統計 12]
2010年(平成22年) [JR 13]60,122 70位 43,621 [神奈川県統計 13]
2011年(平成23年) [JR 14]60,241 70位 43,135 [神奈川県統計 14]
2012年(平成24年) 22,425 38,701 [JR 15]61,127 69位 43,752 [神奈川県統計 15]
2013年(平成25年) 22,870 39,884 [JR 16]62,755 69位 45,101 [神奈川県統計 16]
2014年(平成26年) 23,053 39,512 [JR 17]62,565 69位 45,190 [神奈川県統計 17]
2015年(平成27年) 23,556 40,917 [JR 18]64,473 69位 46,530 [神奈川県統計 18]
2016年(平成28年) 23,761 41,614 [JR 19]65,375 1.4 69位 47,487 [神奈川県統計 19]
2017年(平成29年) 24,016 41,854 [JR 20]65,871 0.8 70位 48,115 [神奈川県統計 20]
2018年(平成30年) 24,049 42,087 [JR 21]66,136 0.4 70位 48,958 [神奈川県統計 21]
2019年(令和元年) 23,221 42,106 [JR 22]65,328 -1.2 71位 48,510 [神奈川県統計 22]
2020年(令和2年) 15,349 31,568 [JR 23]46,918 -28.2 68位 32,286 [神奈川県統計 23]
2021年(令和3年) 18,270 33,807 [JR 24]52,078 11.0 62位 37,007 [神奈川県統計 24]
2022年(令和4年) 21,137 35,862 [JR 25]56,999 9.4 66位
2023年(令和5年) 22,632 36,964 [JR 1]59,596 4.6 67位
2024年(令和6年) 23,592 37,572 61,165 2.6 67位 [JR 26]

中央新幹線神奈川県駅位置決定までの経緯

東京都 - 大阪市の間をほぼ直線で結んだ建設ルートが予定されるリニア中央新幹線は、神奈川県相模原市付近を通過することが想定されており、橋本駅が建設候補地となっている。2012年2月に神奈川県が『橋本駅をリニア中央新幹線中間停車駅とするよう』、JR東海側に要請する方向で調整が進んでいることを明らかにした[新聞 2]。駅前の旧神奈川県立相原高等学校の敷地が、駅建設予定地となっている。島式ホーム2面4線と名古屋方に渡り線が設けられる予定である[17]。同時に京王相模原線の駅をリニア中央新幹線の駅寄りに移設することも検討している[18]

2013年9月にはJR東海によって詳細なルートが決定・発表され[新聞 3]、2023年現在「神奈川県駅(仮称)」として建設中である[19]

なお、橋本駅は、県の「北のゲート」としての構想から、相模線の複線化、倉見駅への東海道新幹線新駅設置とともに、検討が行われている。

また、橋本駅以外にも、在日米軍相模総合補給廠の一部返還が予定される相模原駅などは、小田急電鉄多摩線の延伸とともにリニア中央新幹線の誘致も求める声があった[新聞 4]。ただし相模原駅となると米軍補給廠の真下を横断することとなり、安全保障上の観点から米軍の同意を取り付けることは非現実的であるという見方もあり[新聞 5]、立ち消えとなっている[新聞 6]

駅周辺

神奈川県の北の入口と位置付けられ、県や市、民間が主体となった再開発が進む。また、中心市街地活性化法では相模原市の第一の都市核として認定されている。相模原市南部の中心地である相模大野(南区)に対する北部の交通・商業の中心地として機能している。

駅の北口付近には超高層マンションが立ち並び、建設ラッシュが続く。当駅を核とした市街地域や住宅地域は、北部へ境川を越えて西部に拠点のない町田市まで広がっている。駅北方は以前からの住宅街である。

駅の西(南口から600m以上離れた場所)、かつての国鉄車両センター跡地にも超高層マンションやハイテクパーク、コーナン、東急ストア、橋本郵便局、相模原北警察署が完成している。

駅の南西部は、比較的新しく開発された住宅地が津久井方面へ広がっている。かつての大山街道である旧国道16号線沿いには宿場町のイメージが残る。旧相原高校の南には工場地帯が広がる。

南口南東部の大工場地帯は、当駅付近が首都圏都市再生特別法に指定されたことを受けて超高層マンションやアリオ、電機メーカー研究所、接着剤メーカーなどが進出、または進出する予定である。

中央新幹線の神奈川県駅(仮称)の周辺では、橋本駅南口地区土地区画整理事業も進められている。

北口

北口には再開発の際にペデストリアンデッキが設けられ、その下はバスターミナルタクシー乗り場になっている。このペデストリアンデッキから直接「ミウィ」、「イオン」および、飲食店等の入ったビル「味の食彩館はしもと」に行くことができる。

南口

バス路線

北口・南口双方のバスロータリーに一般路線バスが乗り入れており、神奈川中央交通神奈中タクシー京王バスにより運行されている。そのほか、南口バスロータリーには高速バス・空港リムジンバスも乗り入れている。

北口

のりば運行事業者系統・行先
1 神奈川中央交通
2
3
4 京王バス 南63南大沢駅
神奈川中央交通 八77八王子駅南口
5
6

南口

のりば運行事業者系統・行先
1 神奈川中央交通
空港成田空港
富士急モビリティ 高速富士急ハイランド河口湖駅方面
2 高速京都・大阪・神戸方面(運休中)
神奈中タクシー
  • 橋30:相模川自然の村(相模原市コミュニティバス「せせらぎ号」)
神奈川中央交通
3
4
  • 橋27:原宿五丁目
  • 橋33:上大島
5
神奈中タクシー
  • 橋30アリオ橋本(相模原市コミュニティバス「せせらぎ号」)

付記

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JH 横浜線
快速・各駅停車
相模原駅 (JH 27) - 橋本駅 (JH 28) - 相原駅 (JH 29)
相模線
南橋本駅 - 橋本駅
京王電鉄
KO 相模原線
特急・急行
南大沢駅 (KO43) - 橋本駅 (KO45)
区間急行・快速・各駅停車(区間急行・快速は調布まで各駅に停車)
多摩境駅 (KO44) - 橋本駅 (KO45)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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