1990年の近鉄バファローズ

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1990年の近鉄バファローズ
成績
パシフィック・リーグ3位
67勝60敗3分 勝率.528[1]
本拠地
都市 大阪府藤井寺市
球場 藤井寺球場
球団組織
オーナー 上山善紀
経営母体 近畿日本鉄道
監督 仰木彬
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1990年の近鉄バファローズ(1990ねんのきんてつバファローズ)では、1990年の近鉄バファローズにおける動向をまとめる。

1990年の近鉄バファローズは、仰木彬監督の3年目のシーズンである。

当年及び近年のシーズン成績
成績 リーグ 平均得点 平均失点 開幕時監督
1990 レギュラー敗退3位67603.528仰木彬
1989 日本シリーズ敗退優勝71545.568仰木彬
1988 レギュラー敗退2位74524.587仰木彬
1987 レギュラー敗退6位52699.430岡本伊三美
1986 レギュラー敗退2位665212.559岡本伊三美
1985 レギュラー敗退3位63607.512岡本伊三美
1984 レギュラー敗退4位586111.487岡本伊三美
1983 レギュラー敗退4位526513.444関口清治
1982 レギュラー敗退3位635710.525関口清治
1981 レギュラー敗退6位54724.429西本幸雄
1980 日本シリーズ敗退優勝68548.557西本幸雄

前年日本一こそ逃したものの、連覇に燃える仰木監督はオフのドラフト会議で社会人No.1の野茂英雄を交渉権を獲得して入団させ、またプリンスホテル石井浩郎もドラフト3位で獲得するなど戦力を強化したチームは優勝候補の本命にあがるが、ダイエーとの開幕戦でエース阿波野秀幸が5回途中8失点の大誤算、その試合こそ打線の奮起で勝ったものの次の試合から9連敗を喫し大きく出遅れる。野茂のローテ入りという明るい話題はあったものの、阿波野や先発2番手の山崎慎太郎が打たれてKOされる試合が多く、4番候補の石井が風疹にかかるなどの誤算で4月を6勝10敗で終える最悪のスタート。5月も9勝12敗と波に乗れず、開幕ダッシュを果たした西武に大差をつけられ、5位に低迷していた。しかし、野茂の奮闘や風疹の完治した石井が6月に一軍入りするとチームはようやく反撃開始。6月を12勝9敗で勝ち越すと、7月に16勝5敗で借金を返済しオリックス日本ハムとAクラス争いを展開するが、西武の背中は遠く3位で全日程を終えた。投手陣ではルーキー野茂が1年目ながら最多勝を獲得したものの阿波野・山崎は勝ち星が低下し、さらに左腕の小野和義と先発4番手の加藤哲郎がそれぞれ肩痛に襲われて不本意な成績に終わるなどの誤算でチーム防御率が4.34と前年から低下。打撃陣では前年優勝の立役者ラルフ・ブライアントとこの年入団のジム・トレーバーを中心に打ちまくり、チーム打率リーグ1位、チーム本塁打リーグ2位をそれぞれ記録するも、ブライアントは相手球団のマークもあり本塁打が半減した。もう一人のルーキー石井は規定打席未満ながらも22本塁打を放ち、仰木監督の期待に応えた。

チーム成績

レギュラーシーズン

オーダー変遷
開幕:4/85/16/17/18/19/1
1 大石第二朗 村上隆行大石第二朗新井宏昌大石第二朗大石第二朗
2 新井宏昌 大石第二朗加藤正樹大石第二朗新井宏昌新井宏昌
3 ブライアント ブライアント新井宏昌ブライアント鈴木貴久石井浩郎
4 トレーバー トレーバートレーバートレーバートレーバートレーバー
5 鈴木貴久 金村義明金村義明金村義明金村義明鈴木貴久
6 後関昌彦 鈴木貴久中谷忠己中谷忠己石井浩郎中谷忠己
7 金村義明 中根仁中根仁加藤正樹中谷忠己[注 1]村上隆行
8 山下和彦 山下和彦山下和彦光山英和山下和彦山下和彦
9 米崎薫臣 安達俊也米崎薫臣安達俊也安達俊也米崎薫臣
阿波野秀幸池上誠一山崎慎太郎野茂英雄高柳出己阿波野秀幸

[2]

1990年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 西武-- 西武-- 西武-- 西武-- 西武-- 西武-- 西武--
2位 ロッテ2.5 オリックス5.0 オリックス4.5 オリックス9.0 オリックス16.5 オリックス11.5 オリックス12.0
3位 日本ハム2.5 日本ハム9.0 日本ハム7.0 近鉄11.0 日本ハム16.5 日本ハム13.5 近鉄14.5
4位 オリックス4.5 ロッテ11.0 近鉄12.0 日本ハム13.5 近鉄18.5 近鉄15.5 日本ハム16.5
5位 近鉄6.0 近鉄13.0 ロッテ14.0 ロッテ22.5 ロッテ27.0 ロッテ23.5 ロッテ25.0
6位 ダイエー8.5 ダイエー19.0 ダイエー22.5 ダイエー31.0 ダイエー35.5 ダイエー35.0 ダイエー40.0
期間
成績
6勝10敗
勝率.375
9勝12敗
勝率.429
12勝9敗1分
勝率.571
16勝5敗
勝率.762
9勝15敗
勝率.375
7勝6敗2分
勝率.538
8勝3敗
勝率.727
1990年パシフィック・リーグ成績
順位球団勝率
優勝西武ライオンズ81454.643--
2位オリックス・ブレーブス69574.54812.0
3位近鉄バファローズ67603.52814.5
4位日本ハムファイターズ66631.51216.5
5位ロッテオリオンズ57712.44525.0
6位福岡ダイエーホークス41854.32540.0

[1]

オールスターゲーム1990

  • 選出選手及びスタッフ
ポジション名前選出回数
監督仰木彬
投手野茂英雄
阿波野秀幸4
二塁手大石大二郎8
遊撃手安達俊也
内野手金村義明
外野手ブライアント
鈴木貴久
  • 太字はファン投票による選出。

個人成績

投手成績

  • 色付きは規定投球回数(130イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手








































W
H
I
P
 
/野茂英雄292721211880975235.016718109428712087762.911.17
/阿波野秀幸2524100110111815190.21923362314152111984.631.33
/山崎慎太郎25247008100647145.115618763895090855.261.60
/佐々木修2917210871517119.213313395312067584.361.44
/高柳出己261520135043195.11129353461058555.191.54
/吉井理人452000891533074.1804304555029283.391.48
/池上誠一28510022033071.0758440585040324.061.68
/小野和義131310034026060.2619203220038345.041.34
/赤堀元之21100040121951.1506241381023172.981.44
/石本貴昭20100000016838.0415210140026255.921.63
/佐藤秀明29000004116536.2448110170027194.661.50
/木下文信29000030014932.0356193173126236.471.69
/入来智71000000397.21424160010910.572.35
/山田真実30000000275.110120410535.062.25
/加藤哲郎10000000133.01030000113.001.33

打撃成績

  • 色付きは規定打席(403打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手











































O
P
S
 
/大石第二朗1255414719314825620245692041544902518.314.378.520.898
/トレーバー123528495641502512424992220525537018.303.337.503.840
/鈴木貴久1224804226511421022201714110340155911.270.338.476.815
/ブライアント108461412671011912920973410241461984.245.321.507.828
/金村義明11345037667103251171815177526433856.274.382.481.863
/新井宏昌11542436358106194615134432123533263.292.357.416.773
/石井浩郎863192634879121221594610234605573.300.410.6051.015
/村上隆行712392113169134101203712512022313.327.389.569.958
/山下和彦8722819927471104702201171813494.236.275.352.627
/光山英和87227206256260121043311621102473.301.339.505.844
/中根仁8621318929411213642333321702475.217.286.339.624
/安達俊也10319117021376405110611001100263.218.265.300.565
/加藤正樹9219017220491123732402701011172.285.328.424.752
/米崎薫臣701851692141802552030401101241.243.293.325.618
/中谷忠己6812311283441349202013700230.304.336.438.774
/真喜志康永356457610202183013040081.175.230.316.545
/吉田剛56625215121201756231600110.231.305.327.632
/古久保健二3351444112021961132101131.250.271.432.703
/谷真一21272736100711000000100.222.222.259.481
/後関昌彦1418142100010001030032.071.235.071.307
/尾上旭1313102310040000030010.300.462.400.862
/中村良二7871000000000000150.000.125.000.125
/大村慎次3640000000000010140.000.333.000.333
/松久保新吾2540200020100010010.500.600.5001.100
/畑山俊二5440000000000000010.000.000.000.000
/佐藤純一2330000000000000010.000.000.000.000
/藤立次郎2331000000000000000.000.000.000.000

できごと

4月

  • 4月22日 - 大石大二郎が西武戦で通算100本塁打を達成。
  • 4月29日 - 新人・野茂英雄が1試合17奪三振のNPBタイ記録。

5月

  • 5月16日 - 新井宏昌が日本ハム戦で通算250犠打を達成。
  • 5月22日 - 野茂英雄がダイエー戦で4試合連続2ケタ奪三振のNPBタイ記録。

6月

  • 6月6日 - ブライアントが東京ドームの日本ハム戦で天井に下がるスピーカーに打球を当てて、認定ホームランとなる。
  • 6月21日 - ブライアントがロッテ戦で22試合連続三振のリーグタイ記録。
  • 6月26日 - 大石大二郎がロッテ戦で逆転サヨナラ満塁本塁打を放つ。
  • 6月28日 - ブライアントがロッテ戦で前田幸長からの死球で乱闘騒ぎとなり退場処分。

7月

  • 7月13日 - 野茂英雄が新人新記録となる11度目の2ケタ奪三振。
  • 7月31日 - 石井浩郎が7月9本目の本塁打で新人の月間本塁打タイ記録。

8月

  • 8月24日 - 野茂英雄が5試合連続のの2ケタ奪三振。

10月

  • 10月22日 - 沢村賞に野茂英雄の受賞が決定。

選手・スタッフ

[3]

表彰選手

ドラフト

脚注

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