2024年のドイツ

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2024年のドイツ (2024ねんのドイツ)では、2024年ドイツの状態や出来事についてまとめる。

主なできごと(通年)

スポーツ関連のできごとは、この節ではなく、かなり下に位置する「文化、スポーツ」の節に書いてください。

  • 南ドイツの洪水 - 5月2日にザールラント州などで、6月初旬にはバイエルン、バーデン=ヴュルテンベルク州で洪水が発生し、死者9名、負傷者1名、行方不明者1名、家屋被害と保険支払い額は約22億ユーロにおよんだ。de:Hochwasser in Süddeutschland 2024(2024年南ドイツの洪水、ドイツ語版)を参照。
  • 2024年のドイツ極右への抗議英語版 - 極右に対する抗議運動は、主にAfD("ドイツのための選択肢"という政党)に対する抗議運動であり、ドイツの社会全体を巻き込む大規模な動きとなった。きっかけは2023年11月25日、調査報道機関Correctivが、AfD関係者が極右グループと「大量移民の追放(remigration)」計画を会合で話し合っていたことを暴露。これがドイツ社会に衝撃を与え、まず2024年1月20〜21日の週末に、全国約100都市で極右に対する抗議デモが発生し、約90万人以上が参加し(主要都市の人数を挙げると、フランクフルト:35,000人、ハノーファー:約35,000人、ドルトムント:約30,000人 )、「民主主義を守ろう」「"二度と繰り返すな”は、まさに今だ!(Nie wieder ist jetzt !)」と掲げられ(ドイツ事情に詳しくない日本人にも分かるようにはっきり言えば、「ナチスを繰り返すな! 今こそ止めろ!」 という意味)、ドイツ史上最大規模の反極右デモになった。第2波は2月3日で、ベルリンを中心に約150,000人、全国で約200,000人規模の、極右に対する抗議デモが展開された。スローガン「我々はファイアーウォールだ(Wir sind die Brandmauer)」が政党間で共有され、ショルツ首相も支持を表明 。(en:Firewall against the far-right in Germany ドイツの極右に対するファイアーウォール、英語版も参照)約75%の国民が反極右デモへの支持を表明。この2回の大規模抗議デモによって、ドイツ国内で右派への警戒が高まった、とのアンケート調査もある。
  • 大麻の合法化 - 2月23日、ドイツ連邦議会が成人の大麻非営利使用を合法化する法律を可決 (#可決した法案節で解説)
  • 2024年末の政治危機 - 本年11月6日、ショルツ首相が財務大臣のクリスティアン・リントナーを罷免し、続いて同じく自由民主党所属の2名が辞任したことで連立政権が崩壊。12月16日に信任投票に敗北、2025年2月23日総選挙へ
  • ドイツ経済危機 (2022年-現在)英語版 - 2022年ころからドイツの経済は低迷気味である
  • 2023-2024 ドイツの農民による抗議英語版

1月

2月

3月

4月

5月

6月

8月

9月

11月

12月

気象、地象、自然災害など

ドイツ国内の気象地象自然災害


天文現象
  • 2024 BX1 - 大気圏突入前、アメリカのNASAはその直径を約1メートル(3フィート) と推定していた[26]。ヨーロッパ中央時刻(CET)の2024年1月21日午前1時32分、ベルリン西部約60 kmの上空で明るい火球として観測され、ESA Meerkat や AllSky7、その他欧州各地のカメラネットワークでも記録され「満月よりも明るかった」と報告された[27]。1月25日にブランデンブルク州付近で、ポーランドの愛好家らによって隕石が発見され、回収された隕石は「リベック」と呼ばれ、オーブライトに分類された。観測結果にもとづいて計算しなおしたところ、おそらくもとの直径は0.5メートルよりも小さく、むしろ「隕石体」と呼ぶべきもので、大気中への進入時に隕石体は高度55 kmで強く破砕され、小さな破片に分かれ、主な破片の大部分は高度39~29 kmで再び分裂した[27]。散乱した場所が発表されて数日で、数十個の隕石が発見された[27]。NASAによる落下予測からドイツ国内での落下観測までの一連のできごとは、ドイツの天文学者や科学者の間では注目を浴び、主要な新聞やテレビでも一応報道された。だが、予測通り火球として観測され小さな隕石に分解して落下し市民生活に影響はなかったので、その後はあまり報道されなかった。

政治

要職者

権力分立 [注釈 2]

行政府
立法府[注釈 3]
司法府
  • 連邦憲法裁判所(Bundesverfassungsgericht)
    • 長官(裁判長、President)- シュテファン・ハルバルト(Stephan Harbarth、2020年6月22日から在職)
  • 連邦裁判所(Bundesgerichtshof) - ドイツ連邦の通常裁判所の最高裁判所
    • 長官(裁判長、Präsidentin)- ベッティナ・リンパーグ(Bettina Limperg、2014年7月1日から在職)

選挙

連邦議会

本会議週

本会議週(Sitzungswochen)[注釈 7]

可決した法案

連邦議会が本年に可決した法案の中から、特に重要なものをいくつか挙げる。

2月24日可決(賛成:404票、反対:226票、棄権:4票)、3月22日に連邦参議院(Bundesrat)で承認、4月1日施行。
成人による25gまでの所持、50gまでの自宅栽培を合法化し、非営利の“ソーシャルクラブ”も規定。成人の大麻使用を合法化した。
4月12日に連邦議会で可決、5月17日にBundesratで承認、2024年6月21日発布、11月1日より施行。
トランスジェンダーインターセックスノンバイナリーの人々の法的性別変更手続きが簡易化・非医療化された歴史的改革 。
  • Staatsangehörigkeitsmodernisierungsgesetz(国籍法近代化法)
3月26日可決、6月27日施行。
帰化要件の居住年数を従来の8年から最短で3年に短縮し、多重国籍の受け入れを促進。移民政策を前進させる法律 。
3月27日可決、主要な規定は3月28日施行。
中小企業の投資促進、税制簡素化、研究・開発奨励、電子インボイス義務化などを通じて、経済成長の土台を強化する目的のもの 。
1月1日施行。
新築住宅の暖房装置に最低65%の再生可能エネルギーの使用を義務付け、気候変動対策の具体的第一歩となるもの 。
2月28日可決、3月5日施行。
連邦警察を監視するための独立したオンブズマン制度を導入し、権力の監視や市民保護を強化した 。
2月23日に連邦議会可決、6月14日に連邦・州合意、7月24日施行。
「Once-Only原則」の法的根拠化、DeutschlandID導入、電子窓口の全国展開など、行政のデジタル化を大きく前進させる制度改革。「Once-Only原則」とは住民や事業者が住所、身分証情報、税情報、企業データなどを一度提出して登録すれば、以後は行政間で情報が連携され再提出は不要にならなくてはならないという原則。たとえば引っ越しの際に住民票の変更を役所に届ければ、年金、税務、学校登録などにもその変更が自動反映されなければならない、ということ。それまで理念でしかなかった「Once-Only原則」を、2024年の改正(OZG 2.0)では明確に法規とし、すべての行政機関がOnce-Onlyに従うことを法的義務とし、行政が市民に再度データを求めることは例外的な場合しか許されない、と法的に定めた。OZG 2.0には、DeutschlandID(市民電子ID)の導入、デジタル窓口の全国標準化・拡大、電子申請書の統一化も盛り込まれている。



本年の連邦議会ではそのほかにも、CO₂ 税率引き上げ、電子処方箋義務化、乳製品へのデポジット、EU渡航者の税優遇など、日常生活に直結する制度改善のための法案も多数可決された。

経済、産業

ドイツの経済は、2023年の0.3%の減少に続いて、本年も0.2%縮小した。2年連続の経済縮小は2003年-2004年以来である[30]

科学、テクノロジー


文化、スポーツ

ハイカルチャーサブカルチャー、流行、スポーツなど幅広く

文学

舞台

ハンブルクで『フスボールオペラ』が上演された。本作品はサッカー熱の高まりから着想を得てオペラとサッカーの新たな融合を試みた作品であり、サッカーの試合形式とオペラのアリアやポップソングを融合させ、観客の参加を促すユニークな演出でも話題となった。従来のオペラファンにも、サッカーファンにも、新しい体験を提供することになった[32]


映画

テレビ放送

en:Category:2024 in German television(2024年のドイツのテレビのカテゴリ、英語版)

音楽

de:Liste der Nummer-eins-Hits in Deutschland (2024)(2024年のドイツでNo.1になった楽曲の一覧)
en:Category:2024 in German music(2024年のドイツ音楽のカテゴリ、英語版)
周年

ボードゲーム

チェス

en:2024 in chess#National events(2024年のチェス界の動向#各国のできごと、英語版)も参照
その他、de:Liste der deutschen Meisterschaften im Schachも参照

スポーツ

オリンピック

2024年夏季オリンピックへのドイツ選手団の参加、および結果

de:Olympische Sommerspiele 2024/Teilnehmer (Deutschland)(2024年夏季オリンピックにおけるドイツ、ドイツ語版)

サッカー

de:DFB-Pokal 2024/25(2024年-2025年DFBポカール、ドイツ語版)
サッカー関連のできごと

テニス

バスケットボール

バドミントン

その他スポーツ関連のできごと

死去

1月

フランツ・ベッケンバウアー
エルケ・エルプ
フランク・ファリアン英語版

2月

アンドレアス・ブレーメ

3月

ハーバート・クレーマー
アリベルト・ライマン
ギゼラ・ビルケマイヤー
フリッツ・ヴェッパー英語版

4月

ヴェラ・チェコヴァ
ベルント・ヘルツェンバイン

5月

カール=ハインツ・シュネリンガー

6月

クラウス・テプファー

7月

ヴォルフガング・リーム

8月

クリストフ・ダウム

9月

レベッカ・ホーン

10月

アンネリー・エアハルト

11月

ミカエル・ヒュープナー

12月

イルケ・ヴィルダ
ヴォルフガング・ベッカー
クラウス・ヴォルファーマン

脚注

関連項目

外部リンク

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