GM-94
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ロシア内務省から市街地作戦用の擲弾発射器の設計依頼を受け、KBP器械製造設計局によって開発された[4]。
装填方法にポンプアクション式を採用した珍しい設計の擲弾発射器で、小銃装着型ではなく単体で使用する[1]。上部にあるチューブ式マガジンに3発の擲弾を装填し、下部にある銃身を前方にスライドさせて排莢した後、後方に引き戻すことで薬室に装填する仕組みである[1][5]。これは、設計のベースとなったRMB-93散弾銃から引き継いだ機構で、マガジンを銃身の上に配置することで射撃時の銃口の跳ね上がりを抑制できると宣伝されている[2][4]。給弾口は上部にあり、カバーを開けてマガジンに装填する[2][5]。構造は単純で、汚れや水にも強い[6]。固定ストックモデルと折り畳み式ストックモデルの2種類がある[2][6]。
使用する弾薬は独自規格の43×30mm VGM-93擲弾で、ロシア軍が制式採用している小銃装着型のGP-25擲弾発射器の40mm擲弾や、三脚搭載型のAGS-30自動擲弾発射器の30mm擲弾とは規格が異なる[1]。この43mm擲弾は市街地での近距離戦闘を想定して設計されており、一部の弾種ではあえて炸裂時の致死半径を3メートルまで限定し、数メートルの至近距離でも発射できるようになっている[4][5]。用途に応じた複数の弾種が用意されており、榴弾、破片榴弾、サーモバリック弾、成形炸薬弾、発煙弾、信号弾、音響閃光弾、催涙ガス弾、ゴム弾などがある[1][2][6]。