AGS-17
From Wikipedia, the free encyclopedia
構造

AGS-17が用いる擲弾は、西側諸国で主流となっている40x53mm弾よりもサイズが小さいVOG-17破片榴弾(30×29mm)である。
弾倉は、30発のVOG-17を金属ベルトで連結した金属製ドラム(約14kg)を用いるが、給弾機構の構造上、実際には29発しか射撃できない。射撃モードは半自動・全自動・5発バースト・10発バーストの4種類から選択できる。本体後端の上側にあるT型ハンドルを引っ張ると、ハンドルにつながったワイヤーがボルトを後退させて射撃位置となる。トリガーは押金式で、T字型の握把を利用して弾道を調整する。AGS-17は、改良型のAGS-30用のVOG-30も用いることができる。
西側のMk.19に射程では劣るが、VOG-17が小型のため、AGS-17の発射速度は速く、重量は半分ほどで、持ち運びのし易さ、移動の容易さを求めた設計になっている。
本体の上部には各射距離での弾道表が記載されており、アイアンサイトでは800mまでの照準が可能だが、2.7倍のPAG-17光学照準器装着時には1,700mまで照準可能になる。
AGS-17は通常、6T8三脚架上に設置した状態で歩兵が用いるが、装甲戦闘車両の車上に据えることもできる。また、ヘリコプターの昇降扉に据えたり、艦艇上に搭載できるようにしたタイプもある。
運用
派生型

- AG-17A
- 航空機搭載型[1]。Mi-8 ヘリコプターに設置することが可能である。
- AG-17M
- 艦載型[1]。
- KBA-117
- RWS搭載用。
- アルクス AGS-17
- ブルガリアのアルクス社が製造するAGS-17。砲身のリブが変化しており、AGS-17では発射機の左上にあるサイトが発射機直上に移動している[1]。弾薬は、VOG-17を基にしたRHV-HEF高性能炸裂榴弾とRHV-TP訓練弾を使用[1]。
- ツァスタバ BGA-30/M93
- ユーゴスラビア(現セルビア)のツァスタバ社が製造するAGS-17[1]。全長が925mmに延長されているが、砲身長は290mmのままである。弾薬は、VOG-17の改良型であるTG-M93高性能炸薬対人破片榴弾を使用[1]。