Wordless Anthology II 〜Masahiro Andoh Selection & Remix +1〜
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 『Wordless Anthology II 〜Masahiro Andoh Selection & Remix +1〜』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| THE SQUARE/T-SQUARE の ベスト・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| ジャンル | フュージョン | |||
| レーベル | ソニーレコード | |||
| プロデュース | 安藤まさひろ | |||
| THE SQUARE/T-SQUARE アルバム 年表 | ||||
| ||||
『Wordless Anthology II 〜Masahiro Andoh Selection & Remix +1〜』(ワードレス・アンソロジー・ツー マサヒロ・アンドウ・セレクション&リミックス+1)は、THE SQUARE/T-SQUAREのベスト・アルバムである。
T-SQUAREデビュー20周年を迎えて発売されたベスト・アルバム。リーダーの安藤まさひろが自ら選曲、リミックスされた楽曲を収録。未発表音源として「IT'S MAGIC」と「FORGOTTEN SAGA」のライブ・テイクが収録された。
「Wordless Anthology」はベーシストで選曲を区切っており、『II』では田中豊雪が在籍した期間の楽曲が収録されている。田中はスラッピングを得意としており、彼の参加と共にスクェアのステージはガラッと変わる。観客がスタンディングで盛り上がるライブはジャズ・フュージョンの世界では当時少なかったと思うし、またそうしたライヴのできるスクェアを形作ったのは彼のパフォーマンスだった。この辺りからファン層も広がり、今のスクェアの演奏スタイルが出来上がってきたのもこの頃だった[1]。
また和泉宏隆の加入は、スクェア・サウンドの完成を決定づける出来事だった。和泉の持っている知識やセンスはそれまでのスクェアに全く欠けているもので、彼の書く曲はスクェアの大事なカラーになった。仙波清彦やマイケル河合、久米大作が在籍していた頃はどちらかというと斜めに構えたところで音楽をやるムードがバンドにあったが、和泉が入ってからはきちっと設計図を引いてシリアスに音楽を作っていく方向へと変化していった。『Rockoon』から始まった安藤の歌もの指向は『MAGIC』まで続いたが、歌を入れれば入れる程伊東たけしとのバランスが難しくなるのと、和泉の加入によってスクェア本来の音楽が確立されていったことで、歌への憧れも断ち切った[1]。
ちょうどユーミン(松任谷由実)のバックもやっていた頃で、『うち水にRainbow』では彼女が曲を書いてくれたり、伊東がサントリーのCMに出た事などもきっかけになり、俄然多くの人がスクェアの音楽を聴いてくれるようになった。コンサートもホールでできるようになり、当時憧れだった海外(ハワイ)レコーディングも実現し、本当に有意義な時期だった。初めての事もいっぱい体験できて、不安もあったが期待を達成した充実感もあって、「音楽家になってよかったなー」などと実感したりしたという。フュージョンバンドでありながら、メロディーや構成美も大切にした曲作りをしていくという音楽的な方向も定まって、バンドとして上り調子の充実した時期だった[1]。
ブックレットには安藤によるライナーノーツと楽曲解説、1998年までのバンドのバイオグラフィーが収載されている[1]。