X-11 (ロケット)
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コンベア社は弾道ミサイルの開発を行っており、1950年代に入ると大陸間弾道ミサイルの実用化の兆しが見え始めた。1951年1月からはMX-1593計画として、大陸間弾道ミサイルの開発が開始された。この頃の核弾頭のサイズは大きく、搭載ロケットも大きなものにならざるを得なかった。MX-1593は1951年8月にB-65に改称されたが、一時は全長54m(160ft)のものが検討されたりしていた。1953年頃の検討においても全長は約33mとなりロケットエンジン5基を搭載する計画であった。この開発には技術的困難が予想されることから、段階的な開発計画がとられた。エンジン1基を搭載したX-11を最初に開発し、次いでエンジン3基を搭載したX-12を開発する。その後に、前量産型のエンジン5基搭載XB-65を開発する計画とした。
しかし、核弾頭の小型化がすすんだことから、ロケットのサイズの縮小が可能となり、1954年にはエンジン5基のものは開発中止となり、エンジン3基のものを開発することとなった。これに伴い、X-11およびX-12の開発は中止となり、エンジン2基を搭載したテストベッドであるアトラスAの開発・製造が行われることとなった。
備考
本機については、アトラスミサイルのテストベッドであることから、アトラスAとの混同が非常に良く見られる。しかし、アトラスAとX-11は機体サイズが異なり、X-11はエンジン1基、アトラスAはXLR89ロケットエンジン2基を搭載した機体と異なっている。[1]
仕様
諸元
- 全長: 29.26 m
- 全高: 2.66 m
- 自重: 5,665 kg
- 全備重量: 36,288 kg
- エンジン
- ノースアメリカン XLR-43-NA-5 推力54,430kg✕1
- ブースター: XLR-43-NA-5✕2
- 通常のテストでは、打ち上げから135秒(高度約100km)でブースターを切り離し、本体エンジンもその10秒後に停止したところでノーズコーンが切り離される。
機体尾部に装着したブースターで充分に加速したのち切り離し、機体下部に懸架したテスト用エンジンを始動する。
性能
- 最大速度: マッハ10.6
- 最高高度: 611 km
- 有効射程距離: 1,111 km