アルベンダゾール
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| 臨床データ | |
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| 販売名 | Albenza |
| AHFS/ Drugs.com | monograph |
| MedlinePlus | a610019 |
| 胎児危険度分類 |
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| 投与経路 | Oral |
| ATCコード | |
| 法的地位 | |
| 法的地位 | |
| 薬物動態データ | |
| 生体利用率 | <5%[1] |
| タンパク結合 | 70%[1] |
| 代謝 | Hepatic[1] |
| 消失半減期 | 8-12 hours[1] |
| 排泄 | Urine, faeces[1] |
| 識別子 | |
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| CAS登録番号 | |
| PubChem CID | |
| DrugBank | |
| ChemSpider | |
| UNII | |
| KEGG | |
| ChEBI | |
| ChEMBL | |
| NIAID ChemDB | |
| CompTox Dashboard (EPA) | |
| ECHA InfoCard | 100.053.995 |
| 化学的および物理的データ | |
| 化学式 | C12H15N3O2S |
| 分子量 | 265.333 g/mol g·mol−1 |
| 3D model (JSmol) | |
| 融点 | 208 - 210 °C (406 - 410 °F) |
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| (verify) | |
アルベンダゾール(Albendazole)は、様々な寄生虫感染症を治療可能な医薬品である。商品名エスカゾール。日本で包虫症の治療薬として承認されているほか、海外ではジアルジア症、鞭虫症、フィラリア、神経嚢虫症、蟯虫症、回虫症などの治療に用いられる[2]。ベンゾイミダゾール系の広スペクトル駆虫薬に分類される経口薬である[2]。
多く見られる副作用は嘔気、腹痛、頭痛である。重篤な副作用としては、骨髄抑制が起こり得、その場合は服薬を中止する必要がある。肝機能障害があり副作用リスクが大きかった患者で肝炎の発生が報告された[2]。胎児に対しては、米国胎児危険度分類はC、豪州の分類はDであり、妊婦が服用すると有害事象が発生し得ることを意味する[2][3]。
アルベンダゾールは1975年に開発された[4]。WHO必須医薬品モデル・リストに収載されている[5]。
その他の用途
禁忌
副作用
アルベンダゾールで発生する重大な副作用は、汎血球減少症、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑、肝機能障害(16.2%)、黄疸(0.6%)である[6]。
アルベンダゾールは、腹痛、眩暈、頭痛、発熱、嘔気、嘔吐、一時的脱毛を引き起こす可能性がある。
稀な副作用として、持続的な咽喉頭痛、激しい頭痛、痙攣、視覚障害、目や皮膚の黄変、着色尿、胃痛、痣易生成、精神状態/気分の変調、強い肩凝り、尿量変化が知られている。肝酵素上昇は一般的な副作用であるが、稀に急性肝不全が発生すると報告されている。アレルギー反応も起こり得る。
その他にも、稀に骨髄抑制、無顆粒球症、再生不良性貧血を引き起こすことが報告されている[12]。この副作用は、エキノコックス嚢胞を含む肝疾患を有する患者で発症リスクが高いようである。
相互作用
作用機序
代謝

アルベンダゾールは肝臓のアルベンダゾールモノオキシゲナーゼで酸化されてアルベンダゾールスルホキシド(別名:リコベンダゾール、INN:アルベンダゾールオキシド)になる。アルベンダゾール分子のほか、このオキシドにも駆虫活性がある[17]:1。
価格など
世界中の多くの地域では、1回服用量当りの価格は0.01から0.06米ドルであるが[18]、米国内では2014年時点で1回服用量当り約50米ドルである[2][19]。日本では1回服用量の薬価は2016年4月時点で399.1円である[20]。
ローリー (ノースカロライナ州)では、先発品の価格はおよそ800米ドルであり、後発品でも540米ドルである。先発品の権利を購入したAmedra社は価格を吊り上げ、患者の権利擁護団体と米国民主党の政治家から批判を浴びた[21]。
米国ではAlbenza、Eskazole、Zentelなどの商品名で市販されて広く使用されているものの、米国食品医薬品局は寄生虫病の適応としては認可していない。アルベンダゾールはグラクソ・スミスクラインにより市販されている。
