アンソニー・リゾ

アメリカ合衆国のプロ野球選手 From Wikipedia, the free encyclopedia

アンソニー・ビンセント・リゾAnthony Vincent Rizzo,[4] 1989年8月8日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデール出身の元プロ野球選手一塁手)。左投左打。愛称はトニー[5]

生年月日 (1989-08-08) 1989年8月8日(36歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
240 lb =約108.9 kg
概要 基本情報, 国籍 ...
アンソニー・リゾ
Anthony Rizzo
シカゴ・カブスでの現役時代
(2017年7月15日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州フォートローダーデール
生年月日 (1989-08-08) 1989年8月8日(36歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
240 lb =約108.9 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 一塁手
プロ入り 2007年 MLBドラフト6巡目(全体204位)
初出場 2011年6月9日
最終出場 2024年9月28日[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム イタリアの旗 イタリア
WBC 2013年
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経歴

プロ入りとレッドソックス傘下時代

マージョリー・ストーンマン・ダグラス高等学校英語版在学中の2007年MLBドラフト6巡目(全体204位)でボストン・レッドソックスから指名され、予定していたフロリダ・アトランティック大学への進学を取りやめて契約[6]。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レッドソックスでプロデビューし、6試合に出場した。

2008年にはホジキンリンパ腫の診断を受けるが、化学療法により全快する[7]。この年はA級グリーンビル・ドライブで21試合に出場した。

2009年はA級グリーンビルとA+級セイラム・レッドソックスでプレー。A+級セイラムでは55試合に出場して打率.295、3本塁打、24打点、2盗塁を記録した。

2010年はA+級セイラムとAA級ポートランド・シードッグスでプレー。AA級ポートランドでは107試合に出場して打率.263、20本塁打、80打点、7盗塁を記録した。

パドレス時代

2010年12月6日にエイドリアン・ゴンザレスとのトレードで、レイモンド・フエンテスケイシー・ケリーと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[8]

2011年は傘下のAAA級ツーソン・パドレスで開幕を迎え、6月9日にパドレスとメジャー契約を結んだ[9]。同日のワシントン・ナショナルズ戦でメジャーデビュー。「7番・一塁手」として先発起用され、2打数1安打、2四球、1三振だった[10]。35試合に出場したが、打率は.143と結果を残せず、7月22日にAAA級ツーソンへ降格[11]。9月4日に再昇格した[12]。この年メジャーでは49試合に出場して打率.141、1本塁打、9打点、2盗塁を記録した[8]

カブス時代

2012年1月6日にアンドリュー・キャッシュナー、ナ・キュンミンとのトレードで、ザック・ケイツと共にシカゴ・カブスへ移籍した[13]。3月23日に傘下のAAA級アイオワ・カブスへ異動し[14]、そのまま開幕を迎えた。AAA級アイオワでは70試合に出場して打率.342、23本塁打、62打点、2盗塁と活躍した。6月26日にメジャーへ昇格した[15]。昇格後は一塁手の定位置を獲得。この年メジャーでは87試合に出場して打率.285、15本塁打、48打点、3盗塁を記録した[8]

2013年はシーズン開幕前の1月18日に第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)イタリア代表に選出された[16]。3月4日にカブスと49万8000ドルの1年契約に合意した[17][18]。シーズンでは開幕ロースター入りした。開幕後の5月13日にはカブスと総額4100万ドルの7年契約(2020年・1450万ドル、2021年・1450万ドルの球団オプション付き)に合意した[19][20]。この年は正一塁手として160試合に出場して打率.233、23本塁打、80打点、16盗塁を記録した[8]

2014年は前半戦で93試合に出場して20本塁打を放つなど活躍した。7月にオールスターゲーム最終投票の候補となり、ナショナルリーグ最多得票を獲得し、オールスターゲーム初選出を果たした。最終的には、前年比 - 20試合となる140試合の出場ながら、ナ・リーグ2位の32本塁打を放ち、自身初の30本の大台突破となった。しかし、得点圏では打率.241と低調(シーズン打率より、約.040低い)に終わった[21]

2015年は2年連続でオールスターゲームに選出され、「6番・指名打者」で先発出場を果たした。9月29日のシンシナティ・レッズ戦においてシーズン30個目の死球を受け、1986年ドン・ベイラーが記録して以来MLB史上2人目となる30本塁打・30死球の珍記録を達成した[22]。最終的に160試合に出場して打率.278、31本塁打に加え、ナ・リーグ3位の101打点を叩き出し、チームのポストシーズン進出に大きく貢献した[8]。この年は盗塁にも意欲を見せ、自己最多の17盗塁を決めた[8]。オフのMVP投票ではジョーイ・ボットに次いで4位にランクインした。

2016年はシーズン序盤低打率に陥ったが、6月は月間打率.372と調子を上げ、前半戦終了時点で打率.299、21本塁打を記録し、ナリーグ最多得票で3年連続のオールスターゲームに選出された。シーズン最終成績は155試合出場、32本塁打、109打点、打率.292、OPS.928だった[8]。2年連続の出場となったポストシーズンサンフランシスコ・ジャイアンツとのディビジョンシリーズでは敵地での第4戦の第2打席にマット・ムーアから中前安打を記録するまで13打数無安打という不振に喘ぎ、ディビジョンシリーズ4試合での安打はこの1本のみで打率.067、0打点という極度の不振に陥った。ロサンゼルス・ドジャースとのリーグチャンピオンシップシリーズでも第3戦までは本塁打、打点ともに0で11打数1安打、3四球、3三振という成績だったが、第4戦、5回の第3打席でペドロ・バエズからソロ本塁打を放ってからは復調し、リーグチャンピオンシップシリーズの6試合通算では打率.320、2本塁打、6打点の成績をマークした。チームにとって71年ぶりとなったクリーブランド・インディアンスとのワールドシリーズでも第3戦までは11打数2安打、本塁打0、1打点、打率.182という成績だったが[23]、第4戦以降は調子を上げ、第6戦の9回にはマイク・クレビンジャーから2点本塁打を放つなど、シリーズ通算では7試合で打率.360、1本塁打、5打点の成績を記録した[23]。チームは第5戦から3連勝で108年ぶりにワールドシリーズ優勝を果たした。オフにゴールドグラブ賞一塁手部門を受賞した。

2017年は過去に自身が悪性腫瘍のホジキンリンパ腫を克服した経験から、この病気に苦しむ子どもや家族のための基金を設立し、がん患者の支援にも取り組んでいることが評価され、ロベルト・クレメンテ賞を受賞[24]。同年は157試合に出場して打率.273、いずれも前年と同じ32本塁打、109打点を記録し、盗塁は10個決めた[8]

2018年4月10日に背中の問題で、自身初めて故障者リストに入った[25]。5月23日のインディアンス戦の前に、インターリーグ中に17本塁打を記録し、カブス歴代4位にランクした[26]。7月23日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でジョー・マドンを説得し、自身初登板を記録した。A.J.ポロックに対し2球目で中飛に打ち取った[27]。最終的に153試合に出場して打率.283、25本塁打、101打点で20死球はナ・リーグ3位の記録だった[28]。オフにはアトランタ・ブレーブスフレディ・フリーマン一塁手のゴールドグラブ賞の票が同票になったため、自身2度目の受賞となった[29]

2019年シーズンは146試合に出場し、打率.293で、27死球はナ・リーグ最高の成績だった。これで自身としては合計で145の死球を受けたことになる。27本塁打、94打点だった[30]

ヤンキース時代

2021年7月29日にアレクサンダー・ビスカイーノケビン・アルカンタラ、金銭とのトレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[31]。オフの11月3日にFAとなった[32]

2022年3月17日にヤンキースと2年総額3200万ドルで再契約した[33]。オプションとして、同年オフに契約を破棄してFAになれるオプトアウトの権利が付く[33]。同年は自己最多タイとなる32本塁打を記録した[8]。オフにオプトアウトの権利を行使してFAとなった[34]。ヤンキースからは1965万ドルのクオリファイング・オファーを提示されたが、これを拒否した[35]。その後、11月15日にヤンキースと2年総額4000万ドルで再契約した[36]。2023年と2024年の年俸はいずれも1700万ドル[37]。また、2025年の契約は1700万ドルのチームオプションとなり、破棄された場合は600万ドルが支払われる[37]

2023年は99試合に出場と、短縮シーズンとなった2020年を除くと11年ぶりに100試合未満の出場に終わった[8]。打撃でも打率.244、12本塁打、41打点と軒並み成績を落とした[8]。また、盗塁は一度も成功することが出来ず、逆に盗塁失敗を3度経験した[8]

2024年はさらに出場機会が減少して92試合の出場に終わり、打率.228、8本塁打、35打点を記録した[8]。また、この年はチームがワールドシリーズに進出。自身8年ぶりとなるワールドシリーズ出場を果たすと一塁手として全試合に出場したが[8]ロサンゼルス・ドジャースに1勝4敗で敗れ、自身2度目となるワールドシリーズ優勝とはならなかった。オフの11月2日に2025年の球団オプションを破棄されて、FAとなった[38]

現役引退後

2025年は開幕当初に現役続行を希望していたが[39]、獲得する球団が現れなかったため9月10日に現役引退を表明すると同時に古巣カブスのアンバサダーに就任した[40]。同月13日に引退記念セレモニーを実施する[41]

選手としての特徴・人物

長打力が魅力のスラッガー[42]。その一方で、死球の多さが特徴[43]。一塁の守備力にも定評があり[44]、左投げの選手としては珍しく二塁、三塁で出場経験がある他(ジョージ・シスラー以来)、投手として登板経験もある[45]

チームのまとめ役的存在であり、人格者として知られる[46]

詳細情報

年度別打撃成績

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O
P
S
2011 SD 4915312891881131921002114462.141.281.242.523
2012 CHC 873683374496150151564832012713627.285.342.463.805
2013 1606906067114140223254806502767612712.233.323.419.742
2014 1406165248915028132276785404737151168.286.386.527.913
2015 160701586941633833130010117607789301059.278.387.512.899
2016 155676583941704343231710935037481610813.292.385.544.928
2017 1576915729915632332290109104049111249021.273.392.507.899
2018 153665566741602912526610164097015208011.283.376.470.846
2019 1466135128915029327266945203713278615.293.405.520.924
2020 58243203264560118424310228410386.222.342.414.755
2021 92376323418016314144404203362145910.248.346.446.792
NYY 492001733243708742120021609285.249.340.428.768
'21計 1415764967312323322218616205522238715.248.344.440.783
2022 13054846577104211322237565025862310113.224.338.480.818
2023 99421373459114012141410301351129710.244.328.378.706
2024 92375337387712081133500022709657.228.301.335.636
MLB:14年 17277336628892216443382230329359657244045781752221208149.261.361.467.828
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  • 各年度の太字はリーグ最高

ポストシーズン打撃成績

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2015 CHC NLWC 1440000000000010020.000.000.000
NLDS 415143300292000010041.214.267.643
NLCS 416141300030000010120.214.313.214
2016 NLDS 417151100010000020040.067.176.067
NLCS 6272538202165100020060.320.370.640
WS 7312579301155100042230.360.484.600
2017 NLDS 521201410186000010062.200.238.400
NLCS 519170100010000010180.059.158.059
2018 NLWC 1440100010000000001.250.250.250
2020 NLWC 2880000000000000030.000.000.000
2021 NYY ALWC 1441100141000000020.250.2501.000
2022 ALDS 521172510194010030150.294.429.529
ALCS 416122310174000020230.250.438.583
2024 ALCS 516141610070000021030.429.500.500
WS 522161200020000041270.125.364.125
出場:8回 592412092347909832721002349584.225.328.397
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WBCでの打撃成績

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2013[47] イタリア 52217442006600050030.235.409.353
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年度別投手成績

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W
H
I
P
2018 CHC 100000000----10.100000000000.000.00
2021 100000000----30.200100100000.001.50
MLB:2年 200000000----41.000100100000.001.00
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年度別守備成績

さらに見る 年 度, 球 団 ...


投手(P)一塁(1B)二塁(2B)三塁(3B)左翼(LF)




























































2011 SDP -4531626228.994---
2012 CHC -8568546476.995---
2013 -15912871495114.997---
2014 -14011841189104.993---
2015 -16013301269102.994---
2016 -1541268125698.996101001.000--
2017 -15712221503112.9981002011.00010000----10000----
2018 10000----15311331477128.99510000------
2019 -14611401235120.996---
2020 -5741844139.998---
2021 10000----9266094368.99610000------
NYY -4730824330.991---
'21計 10000----139968118698.99510000------
2022 -12091972571.995---
2023 -92656102458.995---
2024 -9260274358.996--
MLB 20000----1699131281420691206.9951303011.00010000----10000----
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表彰

表彰

背番号

  • 27(2011年)
  • 44(2012年 - 2021年途中)
  • 48(2021年途中 - 2024年)

代表歴

脚注

関連項目

外部リンク

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