フレディ・フリーマン

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生年月日 (1989-09-12) 1989年9月12日(36歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
220 lb =約99.8 kg
フレディ・フリーマン
Freddie Freeman
ロサンゼルス・ドジャース #5
ロサンゼルス・ドジャース時代
(2024年4月23日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カナダの旗 カナダ
二重国籍[1]
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ファウンテンバレー
生年月日 (1989-09-12) 1989年9月12日(36歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 一塁手
プロ入り 2007年 MLBドラフト2巡目(全体78位)
初出場 2010年9月1日
年俸 $27,000,000(2025年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム カナダの旗 カナダ
WBC 2017年2023年

フレデリック・チャールズ・フリーマンFrederick Charles Freeman, 1989年9月12日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ファウンテンバレー出身のプロ野球選手内野手)。右投左打。MLBロサンゼルス・ドジャース所属。

プロ入りとブレーブス時代

2007年MLBドラフト2巡目(全体78位)でアトランタ・ブレーブスから指名されプロ入り。ちなみに同期が1巡目(全体14位)で指名を受けてプロ入りし、後にロサンゼルス・ドジャースでもチームメートになったジェイソン・ヘイワードである。

2010年はAAA級グウィネット・ブレーブス打率.319、18本塁打、87打点OPS.898を記録し、9月1日のニューヨーク・メッツ戦でメジャーデビュー。9月21日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で、ロイ・ハラデイからメジャー初本塁打を放った[3]。オフには、「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングにおいて、ブレーブスの選手ではフリオ・テヘランに次ぐ2位、マイナー全体では17位の評価を受けた[4]

2011年は、開幕からブレーブスの正一塁手に定着。4月は月間打率.225と不振だったが、5月以降は調子を上げ、7月18日には打点が50に達した。これはブレーブスのルーキーとしては1954年ハンク・アーロンに並ぶ歴代最速タイであった[5]。7月は打率.362、6本塁打、OPS1.033を記録し、ナ・リーグの月間最優秀新人に選ばれた[6]。最終的な打撃成績は、157試合に出場して、打率.282、21本塁打、76打点を記録した。新人王の投票では、チームメイトのクレイグ・キンブレルに次ぐ2位に入った。

2012年は打率を.259に落としたが、本塁打は前年を上回る23本を記録した。また、得点と打点でも自己ベスト(当時)を更新した。

2013年は、開幕早々に故障者リスト入りして出遅れたが、復帰後は好調を維持[7]。得点圏では非常によく打ち、得点圏打率.443、109打点はいずれもナ・リーグ2位だった。これらの活躍が評価され、シーズン後のMVP投票では5位にランクインした[8]

2014年2月4日にブレーブスと総額1億3000万ドルの8年契約に合意した[9][10]。前半戦は調子を維持して2年連続でオールスターゲームにも選出された[11]。後半戦はやや調子を落とし、レギュラー定着後では初めて20本塁打未満に終わったが、全162試合に「3番・一塁手」で出場[11]し、出塁数リーグ1位を記録した。

2015年は、相次ぐ故障に見舞われた[12]ため、118試合の出場に留まり、レギュラー定着後では初めて規定打席到達を逃した。打撃面では通算100本塁打を達成したが、打率.276、18本塁打、66打点に終わった。守備では4失策守備率.996だった。

2016年は6月15日のシンシナティ・レッズ戦でサイクル安打を達成した[13]。オールスターゲームブレイク期間中の7月12日に、悪性のホクロ(皮膚がん)の除去手術を受けた。早期発見のため大事には至らず、故障者リスト入りもしなかった。後半戦の開幕には「3番・一塁手」で先発出場した[14]。9月28日のフィリーズ戦では2打数1安打を記録し、この年のMLB最長となる30試合連続安打、またジェイソン・ワースに並ぶ46試合連続出塁を記録した[15]。最終的に158試合に出場し、打率.302、34本塁打、91打点とキャリアハイの成績を記録した。43二塁打、6三塁打を放って長打数はリーグ1位だった。

2017年はシーズン開幕前の2月8日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)カナダ代表に選出された[16]。代表入りに際しては色々とあった(後述)。シーズンでは5月17日のトロント・ブルージェイズ戦でアーロン・ループから死球を受けて左手首を骨折し[17]、その後1カ月半(44試合)を欠場した。復帰後は、フリーマンの長期離脱を見据えて移籍してきたマット・アダムスか一塁手を務めた関係で、三塁手に配置転換された[18]。8月2日以降はオジー・アルビーズが正二塁手となり、ブランドン・フィリップスが三塁手にコンバートされたことに伴い、アダムスが左翼手に配置転換され、フリーマンは本来の一塁手としての起用に復帰した[19]。打率.307、28本塁打、71打点などを記録。オフにレーシック手術を受けた[20]

2018年は4年ぶりのオールスターゲーム及び初の本塁打競争に選出された。最終的に自身2度目の全162試合に出場し、打率.309(リーグ3位)、191安打(同1位)、44二塁打(同1位)、23本塁打、98打点(同9位)を記録。自身5年ぶりとなったポストシーズンでは、ディビジョンシリーズの第3戦で自身初本塁打かつこの試合の決勝本塁打を記録して勝利に貢献したが、その後1勝3敗で敗退した。オフにはゴールドグラブ賞を初めて受賞した。

2019年はオールスターにも出場した。最終的には158試合に出場して、打率.295、38本塁打、121打点(リーグ2位)を記録した。この年のディビジョンシリーズで敗退した後、骨棘除去手術を受けた[21]。オフにはシルバースラッガー賞を初受賞した[22]。また、同年から新設されたオールMLBチームのセカンドチーム一塁手に選出された。

2020年COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で60試合の短縮シーズンとなり、自身もキャンプ前の検査で陽性反応が示された[23]。他にも陽性だった選手はいたが、高熱や嗅覚喪失の症状に苦しんだのは彼1人だった[24]。それでも開幕には間に合い、全60試合に出場。7月こそ打率.259に留まったが8月中旬より上昇し、9月にはプレイヤー・オブ・ザ・マンスに選ばれた。また、9月4日のワシントン・ナショナルズ戦で自身初の満塁本塁打を打つと、2日後にも記録した。9月9日のマイアミ・マーリンズ戦で通算1500本安打に到達。打率.341(リーグ2位)、13本塁打、53打点(2位)を記録した。得点と二塁打はリーグトップだった。 オフの12月9日にオールMLBチームのファーストチーム一塁手に初選出された[25]

アトランタ・ブレーブス時代(2021年4月6日)

2021年は7月1日に通算5度目、ファン投票では3度目となるオールスターゲームに選出された[26]。オールスターゲーム前日の7月12日に「4番・一塁手」で先発出場することが発表された[27]。8月18日のマイアミ・マーリンズ戦で2度目のサイクル安打を達成(球団史上9度目・複数回達成は球団史上2人目)。一塁手の複数回達成はMLB史上5人目。この年はチームがワールドシリーズに進出し、ヒューストン・アストロズと対決。11月2日の試合に勝利し、26年ぶり4度目のワールドシリーズ優勝を果たし、自身初めてワールドシリーズ優勝を果たした[28]。 オフの11月3日にFAとなった[29]。11月23日にセカンドチームとしては2年ぶり2度目、通算では3年連続3度となるオールMLBチームの一塁手に選出された[30]。ブレーブス残留を望んでいたが、5年契約を提示したブレーブスに対しフリーマンは6年契約を求め、交渉が難航した[31]

ドジャース時代

2022年3月18日にロサンゼルス・ドジャースと6年総額1億6200万ドルの契約を結んだ[32][33]背番号はブレーブス時代と同じ5

同年は移籍初年度から活躍し、両リーグ最多の199安打を記録[34]。また、キャリアハイの13盗塁も記録した[34]。 オフの12月5日には2年連続2度目、通算では4年連続4度となるオールMLBチームの一塁手に選出された[34]

2023年シーズン開幕前の2月9日に第5回WBCカナダ代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[35]。 シーズンでは開幕をメジャーで迎えた[36]。5月18日のカージナルス戦の6回にヘネシス・カブレラから満塁本塁打を記録し、通算300本塁打を達成した[37]。ドジャースの選手としてデューク・スナイダーギル・ホッジスゲイリー・シェフィールドエイドリアン・ゴンザレスに次いで史上5人目、満塁本塁打での通算300本塁打達成はルーベン・シエラに次いで史上2人目だった[37]。また、300本塁打・1000打点を達成しているのはMLB史上144人目だった[37]。6月25日のアストロズ戦でラファエル・モンテロから通算2000本安打を達成した[38]。既に達成している300本塁打と合わせて、通算300本塁打・通算2000本安打を両方達成したMLB史上98人目の選手となった[38]。6月29日に一塁手部門のファン投票で通算4度目、ドジャース移籍後2度目となるオールスターゲームに選出された[39]。最終的に打率.331はリーグ3位、211安打はリーグ2位だった[40]。12月17日には3年連続でオールMLBチームの一塁手に選出された[41]。MVP投票では3位に入った[42]

2024年3月14日にMLB史上初となる韓国ソウルサンディエゴ・パドレスと開催する開幕戦に帯同する選手として発表された[43]。3月20日に開幕ロースター入りした[44]。8月31日、大谷翔平の先頭打者本塁打に続き、ムーキー・ベッツと自身も連続で本塁打を放ち、2022年4月以来球団16度目、初回先頭打者からに限れば球団史上初(MLB史上9度目)となる3者連続本塁打となった[45]

9月下旬に負った右足首の捻挫を押して強行出場。ドジャースの4年ぶりのナショナルリーグ優勝に貢献した。10月25日の本拠地ロサンゼルスでのニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ第1戦の延長10回に、史上初となるワールドシリーズでの逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。続く第2戦でもソロ本塁打を放つと、敵地ニューヨークでの第3戦では初回に先制の2点本塁打を放ち、3試合連続本塁打を記録した。さらに、続く第4戦でも初回に先制の2点本塁打を放った。ブレーブス時代と合わせてWS6試合連続本塁打となり、MLB記録を更新した。最終的にワールドシリーズ5戦に出場し、打率.300、4本塁打、12打点、OPS1.364を記録し、ワールドシリーズMVPに輝き、球団4年ぶり8回目となるワールドシリーズ優勝に貢献した。ワールドシリーズ12打点はタイ記録。

2025年は日本で6年ぶりに開催するシカゴ・カブスとの東京ドームでの開幕戦「MLB東京シリーズ」にむけて、13日に訪日選手31人に選ばれ[46]、同日中にドジャースの一員として訪日[47]。3月18日に開幕ロースター入りした[48]。しかし、左脇腹の違和感で開幕2試合は欠場している。開幕戦終了後にはアメリカ合衆国へスプリングトレーニングや本土での公式戦のため戻った[49]。3月27日からMLBは本土での開幕を迎えた。同日に発表されたドジャーススタジアムでの開幕26人ロースターに名を連ねた[50]。帰国後も自宅の浴室で転倒し、試合を欠場[51]

選手としての特徴

2020年にナショナル・リーグのシーズンMVPを受賞。シルバースラッガー賞を3回獲得している。

打撃面ではシーズン30本塁打を3回記録している長打力に加え、リーグ最多二塁打を4回記録するなど二塁打が多い。打率と出塁率が高いのが特徴であり、打率3割を8回記録している。

守備面では2018年にゴールドグラブ賞を受賞している。

人物

両親は共にカナダ人であり[52]、フリーマン自身もアメリカ合衆国とカナダの二重国籍である[1]。2人の兄がおり[53]、従姉妹はテニス選手カーソン・ブランスティーン英語版[54][55]

妻はアメリカ合衆国のドラマに出演経験のある女優である[56]。その妻との間に3人の子供がいる[57][58][59][60]。家族はシーズン中はアトランタに住み、オフにはカリフォルニア州に住む[61]

父親が幼少期にナショナルホッケーリーグ(以下:NHL)のトロント・メープルリーフスの試合を観戦して育った影響で、フリーマンも幼少期は父親に連れられて地元のNHLのアナハイム・ダックスの試合を観戦して育ち、大のホッケーファンになった[62]。また、ロサンゼルス・エンゼルスの大ファンでもあったという[63]

10歳の時に母親を皮膚がんで亡くしており[64]、それ以来、自身も定期検診を受けてきた。本人曰く「がんの家系」だという。2016年に悪性のホクロが発見され、オールスターゲームの期間中に手術を受けた。手術自体は簡単なもので後半戦にすぐ戦列復帰したが、メディアを通じて皮膚がんの検診を呼びかけた[14]

前述の通りアメリカ合衆国とカナダの二重国籍のため、ワールド・ベースボール・クラシックにはアメリカ合衆国代表カナダ代表の両方で代表資格を持っていた[1]。フリーマン自身は長年カナダ代表として参加することを熱望していたが[1]、カナダ代表の一塁手にはジョーイ・ボットジャスティン・モルノーがいたため様子を見ていた[62]。しかし、亡き母への想いなどからカナダ代表への思いは強まっていた[1]。ブルージェイズ戦でトロントへ遠征した際、当時ブルージェイズに所属していたカナダ人選手であるラッセル・マーティン、カナダ代表コーチのティム・ライパー英語版に相談している[62]。そして、2017年にカナダ代表入りが実現した[1]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2010 ATL 2024243410181000000081.167.167.333.500
2011 1576355716716132021256764405533614215.282.346.448.795
2012 1476205409114033223246942009644712910.259.340.456.796
2013 147629551891762722327610910056610712110.319.396.501.897
2014 1627086079317543418280783403904814518.288.386.461.847
2015 11848141662115270181966631025647986.276.370.471.841
2016 1586935891021784363433591610589181017112.302.400.569.968
2017 117514440841353522825871850265147959.307.403.586.989
2018 162707618941914442331298103067612713211.309.388.505.892
2019 1586925971131763423832812163028711612717.295.389.549.938
2020 602622145173231131375320004573376.341.462.6401.102
2021 159695600120180252313028383028515810711.300.393.503.896
2022 LAD 1597086121171994722131310013307841251026.325.407.511.918
2023 161730637131211592293611022310572121612114.331.410.567.976
2024 14763854281153352222588992087891010013.282.378.476.854
2025 1476275568116439224279906205607612813.295.367.502.869
MLB:16年 2179936381141379243154733367414513221043206610701421131763173.300.386.511.897
  • 2025年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別打撃成績所属リーグ内順位























201021 ナ・リーグ --------
201122 --------
201223 --------
201324 3位7位---2位-6位
201425 -8位2位----5位
201526 --------
201627 -9位2位-5位--4位
201728 10位-10位----7位
201829 3位1位1位--9位-7位
201930 -6位--7位2位-6位
202031 2位3位1位--2位-2位
202132 8位2位-----3位
202233 2位1位1位--8位-1位
202334 3位2位1位----3位
202435 10位-10位----3位
202536 3位-3位----7位
  • -は10位未満(打率は規定打席未到達の場合も-と表記)

ポストシーズン打撃成績




















































O
P
S
2012 ATL NLWC 1540310040000010010.750.8001.0001.800
2013 NLDS 417164510060000010040.313.353.375.728
2018 NLDS 417161400171000010030.250.294.438.732
2019 NLDS 522201410181000010161.200.273.400.673
2020 NLWC 21061100011000031110.167.500.167.667
NLDS 314132200020000020000.167.286.167.452
NLCS 7292569302186000030150.360.448.7201.168
2021 NLDS 417132410182000040040.308.471.6151.086
NLCS 6272146102134100061081.286.444.6191.063
WS 6252227102145000120051.318.360.636.996
2022 LAD NLDS 4181415301113100031140.357.500.7861.286
2023 NLDS 312101100010000020021.100.250.100.350
2024 NLDS 414140400040100000020.286.286.286.571
NLCS 419181300031000010040.167.211.167.377
WS 52220560142012000020010.300.3641.0001.364
2025 NLWC 21081210030000021010.250.400.375.775
NLDS 417152310040000010150.200.294.267.561
NLCS 418162420191000020050.250.333.563.896
WS 7352926101102100051151.207.343.345.688
出場:10回 793482993879171161463940014256665.264.365.488.853
  • 2025年度シーズン終了時
  • 太字はMVP受賞

WBCでの打撃成績















































2017[65] カナダ 31111020002100000030.182.182.182
2023[66] 31110320002100010000.200.273.200

年度別守備成績



一塁(1B)三塁(3B)
























2010 ATL 12365011.000-
2011 1561317926106.996-
2012 14612957412122.991-
2013 147122810710114.993-
2014 16212711165130.996-
2015 117893634103.996-
2016 15813051075116.996-
2017 10582956472.99616132111.971
2018 1611268727116.995-
2019 1581296636128.996-
2020 5842732144.998-
2021 1591252101395.998-
2022 LAD 1591155915100.996-
2023 16111311281126.999-
2024 1471022115493.996-
2025 146100891375.997-
MLB 2152167331313761541.99616132111.971
  • 2025年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年ゴールドグラブ賞受賞

表彰

記録

背番号

  • 5(2010年 - )

代表歴

脚注

関連項目

外部リンク

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